データ入力の仕事を始めるメリット6つ|向いている人の特徴とは?

 
  

データ入力の仕事とは


データ入力とは、WordやExcelなどに文字情報を入力していく仕事のことをいいます。
また、音声データから文字を入力する「文字起こし」もデータ入力に含まれます。
データ入力の仕事は社員が行う場合もありますが、在宅ワークとして求人が出ていることも少なくありません。

なお、データ入力の仕事を行う際に特別な機材は不要です。
パソコンと安定したインターネット環境があれば、基本的には十分だといえるでしょう。

データ入力の主な仕事の種類3つ


次は、データ入力の主な仕事の種類3つについてご紹介します。
データ入力の仕事は、どの程度のデータを扱うかによって、仕事内容が変わります。
データ入力の主な仕事の種類は、コールセンターのデータ入力・伝票処理などの事務的なデータ入力・簡単なデータ入力のみ、などです。

1:コールセンターのデータ入力

データ入力の主な仕事の種類として1つ目は、コールセンターのデータ入力です。
コールセンターで、顧客に電話をかけたり、電話対応しつつ質問した内容を入力していきます。

電話対応というと、見知らぬ相手との会話で身構えてしまう人もいますが、話す内容はマニュアルに沿ったものなので、特別難しいことはありません。

2:伝票処理などの事務的なデータ入力

データ入力の主な仕事の種類として2つ目は、伝票処理などの事務的なデータ入力です。
預かった手書きの顧客情報や、売り上げ伝票などのデータをパソコンで入力していく仕事です。

データ入力だけにとどまらず、様式を整えて書類作成を頼まれることもあるため、採用活動では一般事務として募集されていることがあります。

3:簡単なデータ入力のみ

データ入力の主な仕事の種類として3つ目は、簡単なデータ入力です。
2つ目で紹介した伝票処理などの事務的なデータ入力よりもさらに簡単な内容になります。
会議の音声ファイルや議事録、アンケ―ト集計など、黙々とパソコンに入力していきます。

データ入力の仕事を始めるメリット6つ


データ入力は、誰でも気軽に始めることができる仕事です。
特別なスキルや学歴がなくてもすぐにスタートできることは、大きなメリットだといえるでしょう。

データ入力は隙間時間を利用して行うことができます。
パソコンさえあれば自宅にいなくても作業ができるため時間の有効活用にはもってこいで、プライベートとの両立も難しくないのではないでしょうか。
また、パソコンスキルの向上につながるという点も見逃せません。
タイピングが早くなったりショートカットキーを覚えたりすれば、他の仕事でも役に立つといえるでしょう。

1:Word・Excelの操作が向上する

データ入力の仕事は、パソコンで文字や文章、数字などを入力していくものですが、その時に使用するソフトにWordやExcelが多いでしょう。

この2つのソフトは、オフィスワークでは必要不可欠といわれているものです。
事務系以外の職種で扱うこともあり、仕事の中で習得できるメリットがあるでしょう。

2:ブラインドタッチができるようになる

一日中、膨大な量のデータを打ち込んでいくデータ入力の仕事では、いつの間にかブラインドタッチが出来るようになっているケースがあります。
最初は多少不慣れでも、だんだんと手元を見ず、画面に視線を合わせてデータを入力していけるでしょう。

ブラインドタッチができると、入力した文字から視線を離さずに作業できるため、キーボードを見ながら入力するより、入力ミスも少なくなります。

3:特別なスキルや学歴が必要ない

データ入力の仕事は、「未経験歓迎」と募集で書かれていることもあり、未経験からでも始められることが多い傾向があります。
黙々とデータを入力していく仕事のため、特別なスキルや学歴が必要ありません。

WordやExcelの使用経験が問われることもありますが、難しい操作ではなく、ただ文字や数字を入力する仕事内容のことがほとんどです。
誰にでも参加しやすい仕事でしょう。

4:快適なデスクワークができる

データ入力の仕事は、エアコンが完備されているオフィスの中で座って行う仕事です。
季節問わず快適なデスクワークが可能になります。

夏の暑い日も涼しい冷房、冬は暖かい暖房の中で仕事ができ、座り仕事なので、立っていて足が疲れてしまうということもありません。
動き回ることもないので、体力に自信がない人でも問題なく始められるでしょう。

5:人間関係によるストレスが余りない

パソコンに向かってひたすらデータを入力していくため、他の従業員とのやり取りは仕事の受け渡し程度です。
そのため、人間関係によるストレスが余りないでしょう。

決まった内容を決まった時間で行う機械的な仕事なので、空気を読んだり、気遣いが必要だったりする場面など、人間関係の面倒くささはありません。

6:服装や髪型に関して自由なところが多い

オフィス内の仕事ですが、表に出て接客することはないため、どのような服装や髪型で来てもOKと言われるでしょう。

あまりにも奇抜な格好で行くと驚かれてしまうケースはありますが、基本的に服装や髪型に関して自由度が高いため、堅苦しい雰囲気ではありません。

データ入力の仕事を始めるデメリット5つ


次は、データ入力の仕事を始めるデメリット5つについて紹介していきます。
データ入力の仕事は向き不向きがあります。
これから紹介するデメリットになる部分が気になる人は、安易にデータ入力の仕事をしないほうが良いでしょう。

データ入力の仕事を始めるデメリットには、タイピングの正確さとスピードが求められる・集中力や忍耐力が必要・ノルマが設定されるところもある・モチベーションが下がり効率が悪くなる・同じ体勢での仕事が肩こりや腰痛になりやすい、などがあります。

1:タイピングの正確さとスピードが求められる

データ入力の仕事は、未経験でもOKと書かれていることもあり「簡単そう」と思って応募する人もいるでしょう。
しかし、実際にはタイピングの正確さと、一定以上のスピードが求められてきます。

「最初は遅くてもいいけれど、難しい仕事ではないから、明日からはもうちょっと早く進めて欲しい」と言われることもあるでしょう。
スピードだけ早くてもミスが多ければ、訂正時間に時間が取られるため、正確さも必要です。

2:集中力・忍耐力が必要

データ入力の仕事は、長時間パソコンで文字や文章、数字を入力するため、高い集中力や忍耐力が必要になります。
ずっと同じ内容を続けていると飽きてしまう、というのは人間にとって当たり前の感覚ではありますが、データ入力の仕事は同じような仕事続きです。

しかし、それが業務なので引き受けた以上、飽きてしまったと投げ出すことはできません。
入力内容の正確さを保つ集中力や、きちんとやり遂げる根気強さが求められるでしょう。

3:ノルマが設定されるところもある

初心者のうちは少ないでしょうが、データ入力の腕がある程度上がってくると、ノルマが設定されるところもあります。
ノルマが設定されることでやる気が出る人にとっては良いですが、常に焦らされてしまうためストレスを感じてしまうこともあるでしょう。

4:モチベーションが下がり効率が悪くなる

データ入力の仕事は、同じ作業の繰り返しであることが多いため、モチベーションが下がり効率が悪くなるデメリットがあります。
入力する内容が変わっても、基本的に依頼された内容をパソコンに入力していくだけ、という単純な仕事です。

これといったモチベーションの上げどころがないため、長時間の単純作業が辛くなってしまう人もいます。
心を無にして仕事にひたすら取り組める人が向いているでしょう。

5:同じ体勢での仕事が肩こりや腰痛になりやすい

データ入力の仕事は、椅子に座ってパソコンと向き合う長時間のデスクワークです。
同じ体勢でいるため、肩こりや腰痛になりやすいデメリットがあります。

立ち仕事であれば、身体を動かすことでコリがほぐれますが、デスクワークという座り仕事の場合はそうした動きがありません。
普段から全く運動しない人は、仕事でも動かないとなると、さらに運動不足になってしまうこともあります。

データ入力の仕事に向いている人5つ


データ入力の仕事において、他の人とコミュニケーションを取ることはあまりありません。
そのため、1人でコツコツと作業することが苦にならない人に向いているといえるでしょう。

また、データ入力の仕事そのものは難しくはないものの、長時間にわたって単純作業をしているとミスが増えてしまいがちです。
ミスなく作業を続けられるだけの集中力も求められるといえるでしょう。

そして、データ入力の仕事はあまり単価が高くないため、まとまったお金を稼ぐためにはそれなりの時間をデータ入力にあてる必要があります。
時間にある程度の時間がある人の場合は、収入も安定しやすいといえるのではないでしょうか。

1:丁寧に作業ができる人

データ入力の仕事に向いている人の特徴として、丁寧に作業ができる人が挙げられます。
データ入力の仕事は基本的にデータを入力するものなので、頭を使う内容ではなく単調な内容が多いでしょう。

単調な作業だからこそ、ミスは許されず一つ一つ丁寧な作業をやり遂げなくてはなりません。
「とりあえずこんな感じでいいだろう」と、ざっくり仕事をしたい人には不向きです。

2:キーボードでのタイピングが得意な人

未経験であっても、経験を積むことでタイピングの速さや正確さは向上していきますが、データ入力の仕事をする場合、元からブラインドタッチができるタイピングが得意な人が向いているでしょう。

データ入力の仕事では、ローマ字入力だけではなく英字数字のタイピングもあり、ミスのない正確さが求められます。

タイピングが不慣れ、または苦手な人は、スラスラ打てないと入力ミスも多くなるでしょう。
時間がかかることで焦ってしまい、不要なミスも生まれやすいです。

3:几帳面で慎重な性格の人

行っているデータ入力作業がいかに単調な作業であっても、データを取り扱っている以上、ミスのない正確性が問われます。
ミスのない仕事を仕上げられる、几帳面で慎重な性格の人には適正が高いでしょう。

4:黙々と作業することが好きな人

データ入力の仕事が単調なものが多いため、黙々と作業を進められる人が向いています。
単純作業だと、眠くなってしまったり、飽きてしまったりすることがありますが、コミュニケーションスキルも必要ではないため、そのような地味な作業の方が好きという人もいるでしょう。

5:効率化を考えることが好きな人

データ入力の仕事は数値や文章を打ち込むだけ、それの繰り返しという単調でつまらなそうな印象もありますが、だからこそ効率的に工夫していこうと考えられる人が向いています。

頻出単語の辞書登録、パソコンのショートカットキーの把握、工夫次第で効率化につながる方法はさまざまです。
日々、データ入力の質やスピードを高める方法を編み出そうとする人は、高い成果を出していけるでしょう。

データ入力からエンジニアにキャリアアップするには


多くのメリットがあるデータ入力の仕事ですが、単価そのものは高くありません。
そのため、高い収入を得るためには長時間労働が必須になります。
短期間であれば長時間労働も可能かもしれませんが、毎月長時間労働を続けるのは精神的にも身体的にも負担が大きいといえるでしょう。

収入を上げたいのであれば、データ入力の仕事を続けるよりも、エンジニアへのキャリアアップを目指すのがおすすめです。
プログラミングを学んでエンジニアになれば、データ入力よりもずっと高い収入を得ることができます。
自分でウェブサイトやスマホアプリを開発できるようになれば、1件数十万円で案件を受けることも十分に可能です。
在宅ワークを続ける予定なのであれば、将来を見据えてプログラミングの勉強を始めてみてはいかがでしょうか。

データ入力の仕事を通じてキャリアアップを目指そう


データ入力の仕事には多くのメリットがあり、1人での作業が好きな人にはとてもおすすめです。
しかし、高収入を狙うのであればいずれはキャリアアップを考える必要があります。
データ入力の仕事でパソコンスキルを身に着けたのちに、エンジニアへのキャリアアップを目指してみてはいかがでしょうか。

ITエンジニアへのキャリアチェンジならキャリアチェンジアカデミー

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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