エンジニアの出戻り転職ってあり？なし？出戻り後に苦労するポイントも解説

転職をしてから前の職場の方が良かったと後悔するエンジニアも少なくありません。
隣の芝生は青く見えるだけだったということもあるでしょう。
そのようなときに検討するのが出戻り転職です。
ここでは出戻り転職はできるものなのか、どんな点で苦労するのか紹介していきます。

出戻り転職はあり？周囲の印象

一度退職した職場に再び転職することに関して、抵抗を感じる人も多いでしょう。
そもそも応募したとしても、雇ってもらえるものなのか気になる人もいるかもしれません。
実際のところ、ITエンジニアで出戻り転職をする人は意外と多いです。
企業によっては、退職者に出戻り転職ができることを伝えているところや、歓迎しているところもあります。
中には退職時と同等以上の待遇で雇ってくれるところもあるくらいです。
その主な理由としては即戦力になることや、ミスマッチのリスクがないことなどを挙げる企業が多いです。
採用コストや教育コストなども抑えられます。
また、会社側や人事は歓迎していても、普段一緒に仕事をする同僚や上司からの印象が気になる人もいるでしょう。
以前と比べると、出戻り転職に対する風当たりは和らいできており、歓迎してくれる社員も増えてきました。
しかし、出戻り転職を良く思わない社員がいるのも事実です。
「信用できない」、「またすぐ辞めるのでは」という目で見られることもあります。

出戻り後に苦労すること

出戻り転職をすると、出戻り前に在籍していた頃よりも待遇が悪くなってしまうケースが多いです。
勤続年数が基本給に反映されているような場合には、必然的に給料が下がってしまいます。
また、退職時と同じ待遇にしてもらえた場合には、周囲から不満に思われてしまうことが多いです。
待遇が悪くなっても以前のままでも苦労することになるでしょう。
出戻り後の、周りの社員の反応は、在職時の働きぶりや退職時の状況なども関係してきます。
在職中に周囲からの評価が低かった人や、退職時に引き継ぎなどで周囲に迷惑をかけてしまった人は要注意です。
出戻り後は、以前よりもさらに周囲の目が厳しくなるでしょう。
また、以前は上手く馴染めていた人でも、退職から出戻りまでの間に入社した社員との接し方で苦労することもあります。

出戻りは苦労するので転職は慎重に決めよう

出戻り転職はNGという風潮もありますが、ITエンジニアの場合には意外と多く行われています。
しかし、出戻り転職では苦労することが多く、以前と全く同じというわけにはいきません。
たとえ出戻りできる場合でも、転職の際には慎重に決めることが大切です。