2020/12/17

インフラエンジニアが保守運用から設計構築に「キャリアチェンジ」するために必要な5つのポイントとは

 
  

インフラエンジニアの業務範囲は設計・構築・保守・運用と幅広いですが、その全てを担っているわけではなく、専門分野に分かれて仕事することが多いです。
そこで、インフラエンジニアの専門分野である「保守運用」から「設計構築」にキャリアチェンジするためのポイントについて紹介します。

1.設計構築に必要なスキルを理解する

保守運用の経験があるインフラエンジニアなら、誰でもすぐに設計構築ができようになるというわけではありません。
保守運用から設計構築に本格的にキャリアチェンジしようと考えているなら、普段から取り組む必要があります。
保守運用の仕事をしている段階で設計構築に必要なスキルを理解しているか、身に付けようとしているかによって、キャリアチェンジや転職に関するハードルが大きく変わってくるからです。

2.資格取得の目的を明確にする

設計構築へキャリアチェンジする場合でも、「この資格を取得すればOK」といったものはありません。資格を取得する場合は「どうしてその資格が必要なのか」「どうやって業務に活かすのか」など、目的や手段、資格取得までの過程を大切にしましょう。

3.小規模でも設計構築に挑戦してみる

設計構築に求められるスキルは、「一人で構築ができ、それを周りに説明できる」とされています。
自分だけでは大規模な設計構築はできませんが、仮想環境などを使い低コストで構築チャレンジすることができます。
またオフショアで学べる環境ではない場合、自身でサーバーを購入してスキルアップを図るインフラエンジニアもいます。
業務外でも設計や構築の経験があるだけで、キャリアチェンジには有利になるでしょう。

4.普段の業務で設計構築の知識を取り入れる

業務外で行う勉強だけでなく、普段の業務の中からも設計構築に関する知識を得る姿勢も大切です。
例えば、自分の運用保守業務に関わる設計書で理解しづらい点があった場合、それに関する技術的な知識を入手しましょう。
小さなことでも普段から知識を頭に入れることで、技術面以外のヒアリング能力や提案力、課題解決力などが身に付きます。
これらは設計構築はもちろん、上流工程やコンサルタントのキャリアに進む場合でも役立つスキルです。

5.転職するなら企業選択に注意

設計構築に携わりたいと考えている方は、自社サービスを展開している企業に転職を考えている人もいます。
しかし自社サービスを展開している企業の方がかえって設計構築を行う機会が少ない場合もあります。
また、必要とされるスキルが非常に高い場合もあるので注意しましょう。