2020/11/30

Amazonが提供するクラウドサービスAWS|導入するメリット9つを紹介

 
  

AWSとは

AWSは2006年から企業を対象に提供を開始したAmazon社のアマゾン・ウェブ・サービス(Amazon Web Service)のことです。世界でもよく利用されているクラウドインフラサービスになります。 AWSの利用者は、主にサーバー周りの最新資源の調達やパフォーマンスのチューニング、セキュリティ対策等を任せられ、利用者は会社のサービス開発や改善等の、コアビジネスに集中することができるのです。
AWSとは?

クラウドコンピューティングサービスとは?

ユーザーが自前でサーバー等を持たなくても、インターネットを通じてコンピューターによるサービスを利用者の用途に応じた分だけ利用できるサービスです。クラウドと呼ばれることもあります。 それに対して、システムを全てユーザーが管理する設備内に設置して、利用や運用をする形態を「オンプレスミス」と呼びます。ユーザーは自分の運用方法に合ったサービスを選んで利用する必要があります。

Amazonが提供するAWSはサービス数が豊富

AWSには120を超えるサービスが存在しています。 その中でも代表的なサービス名をまとめました。Amazon EC2は、AWSを利用しようという開発者が最初に始めることが多いサービスで、AWSでシステム構築をする場合の利用率が高いサービスがAmazon S3です。他にもAmazon RDSやElastiCache、Amazon CloudFrontやAmazon DynamoDBが代表的と言えるでしょう。

AWSを導入する9つのメリット

AWSのメリットはなんでしょうか。 AWSの強みは、コストが低かったり、使い方が簡単で入門編に丁度良かったりなどのメリットがあります。詳しいメリットについて、こちらでご紹介していきます。

AWSを導入するメリット1:サーバー機器を購入し管理する必要がない

インターネットからクラウドコンピューティングサービスに接続するだけで、すぐに必要なサーバー等のリソースが使えます。 クラウドコンピューティングサービスが開始されるまでのオンプレスミスでは、機器の購入や管理、設置スペースや購入費用が必要でした。 クラウドコンピューティングサービスの登場により、サーバーやストレージ、ソフトウェア等のリソースがスピーディーかつ手軽に利用できるようになり、オンプレスミスからクラウドサービスを採用する企業も増えました。

AWSを導入するメリット2:申し込んでからすぐ運用できる

5つのステップですぐに利用できます。また、60以上の製品を1年間無料でお試しできます。 まず、AWSアカウントを作成し、連絡先情報を入力し、お支払情報(クレジットカードかデビットカードが必要です)を入力し、SMSまたは日本語自動音声認識でアカウント認証し、AWSサポートプランを選択すれば完了です。登録したメールアドレスにEメールが届くので、そこからログインするだけで、AWSを運用できます。
AWS

AWSを導入するメリット3:初期費用が無料

初期費用が無料ということはAWSの魅力の一つです。 機材はもちろん、クラウドプラクティショナーのような資格取得等の費用なしで、必要なときに必要なだけ安い価格で最適なリソースを利用できます。 Webサービス立ち上げも、サーバーやネットワーク等のハードウェアを用意する必要はなく、その購入がないので初期費用もかかりません。初期費用の削減になりますが、費用は変動しますので運用面で注意が必要です。

AWSを導入するメリット4:従量制で分かりやすい料金

前述した通り、AWSは使用したサービスで、必要に応じた料金のみ支払うことができます。つまり、必要な分だけの支払いで済むので、無駄なく使えてコストも下げられます。 料金体系を頭に入れて、最適なプランを選ぶ必要があります。利用開始後からでもプラン変更はできます。AWS Cost Explorerが役に立つので利用してみましょう。

AWSを導入するメリット5:規模の拡大や縮小が簡単

必要なときに必要な規模でのレンタルサーバーの増減ができます。稼働中のサーバーのCPU、メモリ、ストレージの容量を変更することも簡単にできます。また、アクセス量に応じて調整できるのもメリットです。 コストのかけ過ぎを心配する必要もなければ、ビックデータ分析や災害対策等と、幅広い活用ができます。シンプルなインターフェイスを活かしてメール保存やデータのバックアップ等を一括して行うこともできます。

AWSを導入するメリット6:国際基準を満たす最新のセキュリティ

常に最新のセキュリティが施されます。サービス側で最新化の処理を行う為、利用者の手間が省ける点もメリットの1つです。 AWSのセキュリティは、AWSがシステム構築し、第三者監査による各種検証を実施することで可能になっています。また、利用者が気にするクラウド事業者による情報漏洩ですが、オンプレスミスサーバーよりもクラウドサーバーの方が安全性が高いという意見もあります。

AWSを導入するメリット7:常に最新版にアップグレードされる

AWSは必要に応じたITリソースの強化により、適宜リソースの最適化が可能です。結果的に、人的リソースが確保しやすいのもメリットの1つです。 AWSは数分間でサーバーの台数の増減が可能なので、稼働しているサーバーのCPUやメモリ、ストレージのサイズをすぐ変更することも可能です。また、現行のサーバーの状態を監視し、定められた閾値を超過した場合は、自動でサーバーが増強されて、ビジネスの機会損失を防ぎます。

AWSを導入するメリット8:世界中のデータセンターにバックアップできる

AWSは、世界各国どこでもサーバーを借りることができます。 各国のデータセンターから構成されており、日本のservices(aws)の東京リージョンに始まり、米国にはバージニア北部リージョンや、オレゴンリージョン等です。各リージョンには、複数の独立したサーバーがあり、このサーバーをアベイラビリティーゾーンと呼んでいます。 一般的には東京リージョンより米国リージョンの方が料金がお得です。

AWSを導入するメリット9:日本語のサポートに24時間365日対応している

設定さえすれば簡単に日本語で翻訳してサポートしてもらえます。 何かのトラブルに見舞われてしまったとき、何らかの不具合が生じたとき際の問い合わせにも母国語である日本語で対応してもらえます。 AWSマネジメントコンソールで使用言語を選択するだけで、以後のサポートを日本語対応のチームに転送してもらえます。もちろん、電話も日本語対応してもらえます。

AWSでおすすめのサービス7選

ここまで、Amazonが提供するAWSの事について触れてきました。 AWSの中にも様々なサービスがありますが、どのサービスが自分に適しているのでしょうか。 個人利用する方もいれば、法人契約をして利用する方もいるでしょう。 次はおすすめのサービスを7つ、挙げていきます。自分に合ったサービスを見つけて利用し、快適なAWSライフを送りましょう。

AWSでおすすめのサービス1:EC2

安全かつサイズ変更が可能な性能をクラウド内で提供するウェブサービスです。シンプルなインターフェイスで、手間をかけずに必要な機能を取得して設定できます。 EC2は、幅広く奥の深いコンピューティングプラットフォームを提供し、クラウドの中でも最速のプロセッサを提供します。数分でキャパシティを増減できるのです。

AWSでおすすめのサービス2:S3

どこからでも簡単に好みのデータ量を保存したり取得できます。 3は業界をリードするスケーラビリティやデータ可用性、セキュリティやパフォーマンスを提供するオブジェクトストレージサービスなのです。

AWSでおすすめのサービス3:ELB

あらゆるアプリケーションのフォルトトレランスを実現したのがELBです。ELBは、アプリケーショントラフィックを複数へ自動的に分散し、変動するその負荷を、1つまたは複数のアベイラビリティーゾーンで処理し、3種類のロードバランサーがあります。 ELBはアプリケーションの耐障害性を高めるのに必要な高い可用性や自動スケーリング、堅牢なセキュリティが特徴です。

AWSでおすすめのサービス4:RDS

リレーショナルデータベースの設定を数クリックで実現させたのがRDSです。時間がかかる管理タスクを自動化しつつコストとサイズが変更可能なキャパシティを提供します。アプリケーションに集中し、必要とされる技術をアプリケーションに実装することができます。 RDS は、最適化されたデータベースインスタンスで利用でき、6つのデータベースから選択できます。

AWSでおすすめのサービス5:Lambda

サーバーを検討することなくコードを実行できるのがLambdaです。 Lambdaを使用すれば、様々なアプリケーションやバックエンドサービスも管理が不要になります。コードをアップロードすれば、高可用性でありながらコードの実行およびスケーリングは、Lambdaにより行われるからです。 費用は実際にコンピューティングに使用した時間に対する料金のみに発生します。

AWSでおすすめのサービス6:CloudFront

高速で安全性が高く、プログラム可能なコンテンツ配信ネットワークがCloudFrontです。 AWSと統合され、AWSのグローバルインフラストラクチャならびにその他のAWSサービスと直接接続されます。CloudFrontはAWSの様々なサービスと提携しており、それらのサービスとCloudFrontとの間のデータの転送料金は発生しません。

AWSでおすすめのサービス7:Lightsail

仮想サーバーやストレージ、データベースやネットワーキングを予測可能な低価格で提供しているのがLightsailです。また、信頼しているAWSインフラストラクチャを使用してクラウドにアクセスすることが可能です。 Lightsailは単純なワークロードや迅速なデプロイメント、およびAWSの使用開始に最適で、成長に合わせて小規模から拡張できます。

クラウドサービス選びに迷ったらAmazonのAWSを検討してみよう!

ここまでAmazonのAWSを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。 初心者の方にもおすすめなサービスだということを理解頂けたでしょうか。また、経験者にも使い勝手が良いサービス内容も含まれています。 まだ迷っている方は、Amazonが提供しているAWSで始め方を学んでみるのもいいでしょう。 参考サイトを適宜参照して、他のクラウドサービスとも比較し、自分に合ったAWSサービスを見つけてください。]]>

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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