2020/11/26

AWSサーバを構築する3つのメリットや料金 | 初心者にもわかりやすく解説

 
  

AWSサーバの基本を押さえよう

AWSサーバは、AWSというクラウドサービスで構築するサーバのことです。 AWSは、Amazonがクラウド上で提供しているコンピューティングリソースのことです。サーバを構築するためのサービスや、ストレージを利用できるサービスなどがあります。 クラウドとは、インターネット経由で提供するサービスのことで、AWSはクラウドでサービスを提供しています。

AWSとは

AWSとは、Amazonがクラウド上で提供しているコンピューティングリソースのことです。 AWSでは、サーバ構築のためのサービスやクラウドストレージを利用するためのサービス、データ分析をするためのサービスなど、さまざまなサービスがあります。 AWSは世界中のデータセンターから、175以上のフル機能のサービスを提供していて、多くの企業が利用しているサービスです。

クラウドコンピューティングとは

クラウドコンピューティングとは、インターネットなどのネットワークを通して提供されるサービスのことです。 自社でサーバを構築するオンプレミスと比べて、クラウドコンピューティングはサーバを導入するための初期費用を抑えられることや、メンテナンスの必要がないことなどのメリットがあります。 AWSはクラウドコンピューティングサービスで、新しくサーバを構築する際に、オンプレミスよりも素早く構築できます。

クラウド市場でのAWS

クラウドコンピューティングにおいて、AWSは非常に高いシェアを誇ります。 AWSは世界中にあるデータセンターから豊富な機能を持つサービスを提供していて、スタートアップ企業から大企業までさまざまな人に利用されています。 AWSは14年以上クラウドサービスを提供し続けていて、常に技術革新を進めているので、最先端の技術を安心して利用できることでしょう。

AWSサーバ作成なら「AWS EC2」

AWSサーバを作成する際には、AWS EC2がおすすめです。 AWS EC2は、クラウド上で仮想サーバを構築して利用できるサービスで、プロセッサやストレージ、OSなどのサーバのスペックを自由に選べます。 AWS EC2は、最新のテクノロジーを利用して高いパフォーマンスとセキュリティを実現しているので、機械学習やゲーム、グラフィック重視のアプリケーションなどにも利用できることでしょう。

AWSサーバのメリット3つ

AWSサーバは、クラウド上で簡単に構築できるサーバで、AWSサーバを使用するメリットにはさまざまなものがあります。 例えば、料金が安くコストパフォーマンスがよいこと、安全性や信頼性が高いこと、拡張性が高いサーバであることなどのメリットがあります。 ここでは、AWSサーバを使用する上でのメリットについて、3つ紹介していきます。

AWSサーバのメリット1:料金

1つめのAWSサーバのメリットは、料金です。 オンプレミスでサーバを構築する際には、設備の初期費用や運用のためのコストがかかってしまいます。 AWSサーバでは、サーバ導入のための設備を購入する必要がないので初期費用を抑えられ、サーバの運用も必要なコンピューティングリソースにのみ料金が発生し、比較的手ごろな値段で利用できます。また、12ヶ月間は無料トライアルも利用できます。

AWSサーバのメリット2:安全性・信頼性

2つめのAWSサーバのメリットは、安全性・信頼性です。 AWSは230ものセキュリティやコンプライアンス、ガバナンスサービスと機能を搭載した強力なクラウドセキュリティツールセットにより、高いレベルのセキュリティと柔軟性を併せ持つクラウドコンピューティング環境を提供しています。 また、データを保存するAWSのサービスはデータを暗号化して、より安全にサーバを利用できるようにしています。

AWSサーバのメリット3:拡張性が高い

3つめのAWSサーバのメリットは、拡張性が高いことです。 サーバの拡張とは、ストレージやCPUなどのサーバスペックやリソースの増減を調節することで、AWSでは設定を変更するだけでサーバを拡張できます。 アプリケーション開発などでサーバのスペックを高めたい場合には、稼働中のサーバの設定を変更するだけで簡単に拡張ができ、サーバのスペックを減らすこともできます。

AWS EC2の5つの料金体系

AWS EC2は、クラウド上でコストパフォーマンスの高いサーバを構築できるサービスで、AWS EC2の料金体系には、大きく分けて5つのものがあります。 具体的には、オンデマンド、スポットインスタンス、Savings Plans、リザーブドインスタンス、Dedicated Hostsの5つです。 ここでは、AWS EC2の料金体系について、5つ紹介していきます。

AWSサーバの料金体系1:オンデマンド

1つめのAWSサーバの料金体系は、オンデマンドです。 オンデマンドでは、AWS EC2で構築するサーバのインスタンスに応じて、秒あたりもしくは時間あたりの料金が発生します。 AWS EC2でサーバを利用するための長期間契約や料金の前払いは必要なく、サーバのインスタンスも自由に変更でき、使用するリソース分の料金だけを支払えばよいので、短期間での利用などに向いています。

AWSサーバの料金体系2:スポットインスタンス

2つめのAWSサーバの料金体系は、スポットインスタンスです。 スポットインスタンスでは、インスタンスを実行している期間に対する有効なスポット料金がかかる料金体系で、オンデマンド料金よりも比較的安価に利用できます。 開始から終了までの時間にばらつきのあるアプリケーションの運営や、緊急でコンピューティングリソースが必要になった場合などにスポットインスタンスは利用されます。

AWSサーバの料金体系3:Savings Plans

3つめのAWSサーバの料金体系は、Savings Plansです。 Savings Plansでは、1~3年間の間に一定のコンピューティングリソースを契約して、手ごろな料金でAWS EC2を利用できる料金体系です。 インスタンスの内容を問わずに適用でき、必要な処理能力がどの期間も安定しているアプリケーションなどにおいて、比較的安価にAWS EC2を利用できることでしょう。

AWSサーバの料金体系4:リザーブドインスタンス

4つめのAWSサーバの料金体系は、リザーブドインスタンスです。 リザーブドインスタンスは、1年または3年の期間を選択して購入でき、オンデマンドと比べて大幅な割引料金でAWS EC2を利用できます。 使用量が一定なアプリケーションや、使用量を予想できるアプリケーションでの利用に向いており、定常的に使用するアプリケーションなどにも、高いコストパフォーマンスを発揮することでしょう。

AWSサーバの料金体系5:Dedicated Hosts

5つめのAWSサーバの料金体系は、Dedicated Hostsです。 Dedicated Hostsは、契約者がEC2サーバを専有できる料金体系で、時間単位で購入して利用できます。 Windows ServerやSQL Serverなど、既存のサーバ限定のソフトウェアライセンスを利用でき、ライセンスコストを削減し、効率よくサーバを運用できることでしょう。

AWSにおけるサーバ以外の代表的なサービス3つ

AWSは、高機能なサーバを簡単に構築できるサービスが有名ですが、サーバに関するサービス以外にも、さまざまなサービスがあります。 例えば、クラウドストレージを提供するAmazon S3、データベースを提供するAmazon RDS、コードを自動で実行するAWS Lambdaなどがあります。 ここでは、AWSにおけるサーバ以外の代表的なサービについて、3つ紹介していきます。

代表的なサービス1:Amazon S3

1つめの代表的なサービスは、Amazon S3です。 Amazon S3は、AWSのクラウドストレージサービスのことで、高いセキュリティによりデータを安全に保管できるサービスです。 Webサイトやモバイルアプリケーション、バックアップやビッグデータ分析などに必要な膨大なデータを保管でき、耐久性の高いストレージサービスなので、データの可用性にも優れています。

代表的なサービス2:Amazon RDS

2つめの代表的なサービスは、Amazon RDSです。 Amazon RDSは、クラウド上でリレーショナルデータベースを扱えるようになるサービスで、簡単にリレーショナルデータベースを管理できます。 リレーショナルデータベースのセットアップやパッチ適用、バックアップなどの時間がかかる管理タスクを自動化できるので、データ管理などの手間を削減でき、アプリケーションの開発や運用に注力できることでしょう。

代表的なサービス3:AWS Lambda

3つめの代表的なサービスは、AWS Lambdaです。 AWS Lambdaは、コードをアップロードするだけで自動的にコードを実行できるサービスで、さまざまな処理を自動化できます。 コードを実行するためのサーバのプロビジョニングや管理は必要なく、高速な応答と安定したパフォーマンスを発揮し、イベントやトリガーに対して迅速で適切な処理ができます。

AWSサーバの構築をより便利に

ここまで、AWSサーバのメリットやEC2などのサービスについて紹介してきました。 AWSはサーバ構築に加えて、サーバをより効果的に運用するためのさまざまなサービスを利用できます。 サーバの構築や移行を検討している方は、ぜひAWSのサービスを利用して、より使いやすくて便利なAWSサーバを構築してみてください。]]>

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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