2020/11/18

AWSのソリューションアーキテクトとは?3種類のレベルと試験難易度・試験概要

 
  

AWS認定資格とは?

AWS認定資格とはAWSを扱うためのスキルを認定する資格です。

近年、クラウドコンピューティングの利用が一般的になってきており、その中でもAWSは人気の高いサービスです。

AWS認定資格はアーキテクトや運用、デベロッパーなどの分野や、独立した6分野の専用知識に関して問われる資格です。AWS認定資格を取得することで、AWSの専門的なスキルを所有していることを証明することができます。

ソリューションアーキテクトは?

ソリューションアーキテクトはAWS認定資格の中でもAWSのテクノロジーを使用し、安全で強固なアプリケーションを構築、デプロイするための知識の保有を証明する資格です。

AWSにはクラウドプラクティショナー、アソシエイト、プロフェッショナル、専門知識があり、その中でもアソシエイト資格とプロフェッショナル資格にはアーキテクト、運用、デベロッパーにわかれます。

ソリューションアーキテクトを受験するのはどんな人におすすめ?

ソリューションアーキテクトは、設計者向けの資格であり、ネットワークやクラウドの基礎知識やAWSサービスについての理解が求められます。

アソシエイトはAWSを使用したシステム停止時間をなるべく少なくする高可用性やスケーラビリティなどの設計に関して実務経験を1年以上持つソリューションアーキテクトを対象としています。

また、プロフェッショナルは2年以上の実務経験がある担当者を対象としています。

AWS認定資格の3種類のレベル

AWS認定資格の3種類のレベルをご紹介します。

AWS認定資格には6分野の専門知識を除いて、開発者や設計者などの分野別にアソシエイトレベル、プロフェッショナルレベル、基礎レベル(クラウドプラクティショナー)という3つのレベルがあります。

ここではAWS認定資格の3種類のレベルをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

AWS認定資格のレベル1:アソシエイトレベル

アソシエイトレベルは1年間のAWSクラウドを使用した問題解決や解決策の実施の経験を持つ人材を対象としています。

1年程度の実務経験が目安となっていますが、AWS未経験者であっても主要サービスの基礎知識やクラウドに関する一般的な知識を持っていればアソシエイトレベルに該当します。

また、アソシエイトレベルにはSysOpsアドミニストレーター、ソリューションアーキテクト、デベロッパーの3種類があります。

AWS認定資格のレベル2:プロフェッショナルレベル

プロフェッショナルレベルは2年間のAWSクラウドを使用したソリューション設計、運用、トラブルシューティングに関する包括的な経験を持つ人材を対象としています。

プロフェッショナルレベルには、設計者向けのソリューションアーキテクト、運用担当者や開発者向けのDevOpsエンジニアの2種類があります。

AWS認定資格のレベル3:基礎レベル

基礎レベルは基礎的なAWS経験やクラウドの知識を持つ人材を対象としています。

AWSの知識とスキルを身に付け、全体的な内容を理解し、説明できる人が対象です。また、実務経験がなくても、今後AWSを利用する予定の未経験者も基礎レベルに該当します。

基礎レベルはアソシエイト認定や6分野の専門知識認定を取得するために任意で取得するステップとなっています。

ソリューションアーキテクトに求められている知識・経験

ソリューションアーキテクトにはAWSを利用した効率の良いクラウド環境の設計および構築、提案などができるスキルが求められます。

ソリューションアーキテクトは設計者向きの、クラウドプラクティショナーの上位になる資格です。

主にネットワークやクラウドに関する基礎的な知識やスキル、AWSクラウドに関する知識が必要になります。アソシエイトレベルは1年程度の実務経験が目安ですが、経験がなくても資格取得は可能です。

【レベル別】ソリューションアーキテクトの試験難易度と試験概要

ソリューションアーキテクトの試験難易度と試験概要をご紹介します。

近年は多くの企業がAWSを利用しているため、AWSのスキル獲得のためにもソリューションアーキテクト試験を受験しようと考えている方も多いのではないでしょうか。

ここではアソシエイトレベルとプロフェッショナルレベル、それぞれのソリューションアーキテクトの試験難易度と試験概要をご紹介します。

ソリューションアーキテクトの難易度と概要1:ソリューションアーキテクト アソシエイト

ソリューションアーキテクト アソシエイトは中級レベルの資格です。

アソシエイトレベルの中では幅広い知識が求められる試験で、システムの設計・構築・運用する上での原則やベストプラクティスに沿った問題が出題されます。

試験は130分65問、合格点は1000点満点中720点以上となります。また、問題は択一選択問題と複数選択問題が出題されます。

ソリューションアーキテクトの難易度と概要2:ソリューションアーキテクト プロフェッショナル

ソリューションアーキテクト プロフェッショナルは上級レベルの資格です。

アソシエイトレベルの上位となる高難易度の試験で、具体的な業務要件や課題をもとにした長文のケース問題が出題されます。

試験は170分75問、合格ラインは正答率75%以上となります。また、問題は択一選択問題と複数選択問題が出題されます。

ソリューションアーキテクトを受験するポイント5つ

ソリューションアーキテクトを受験するポイントをご紹介します。

AWS認定のソリューションアーキテクトを受験する場合は、クラウドやネットワークに関する知識やAWSのサービスに関する基本的な知識を身に付けることが重要です。

ここでは最後に、ソリューションアーキテクトを受験するポイント5つをご紹介します。

ソリューションアーキテクトのポイント1:参考書を読んで知識を深める

ソリューションアーキテクトを受験する場合、参考書を読んで知識を深めることがポイントです。

AWS認定資格の受験勉強用の参考書はさまざまな種類のものが販売されているため、ソリューションアーキテクト用の参考書を使って勉強するのがおすすめです。

参考書を繰り返し読み込むことで、必要な基礎知識を定着させることができるでしょう。

ソリューションアーキテクトのポイント2:クラウドプラクティショナーからチャレンジしてみる

ソリューションアーキテクトを受験する場合、クラウドプラクティショナーから受験してみるのがポイントです。

クラウドプラクティショナーはAWS認定試験の中でも基礎レベルの試験です。アソシエイトレベルのソリューションアーキテクトを受験するには、AWSサービスの知識が必須です。

そのため、まずは基礎レベルから受験し、知識を身に付けると良いでしょう。

ソリューションアーキテクトのポイント3:模擬試験を何回も繰り返し行う

ソリューションアーキテクトを受験する場合、サンプル問題や模擬試験を何回も繰り返し解くのがポイントです。

AWSの公式サイトにはサンプル問題や模擬試験があるため、利用するのがおすすめです。サンプル問題は無料で解くことができ、模擬試験の場合は受験料がかかりますがオンラインで受験できます。

また、模擬試験も問題文をキャプチャ―しておけば、何度も繰り返し解いて知識を定着できます。

ソリューションアーキテクトのポイント4:AWS Well-Architected Frameworkを最初に押さえる

ソリューションアーキテクトを受験する場合、AWS Well-Architected Frameworkをまず理解することがポイントです。

AWS Well-Architected Frameworkとはシステムを設計、構築、運用するための5つの原則から成り立つもので、ソリューションアーキテクトはAWS Well-Architected Frameworkとベストプラクティスに沿った試験になっています。

ソリューションアーキテクトのポイント5:サーバーレスなアーキテクチャのサービスを中心に勉強する

ソリューションアーキテクトを受験する場合、サーバーレスなアーキテクチャを中心に勉強することがポイントです。

AWS Lambdaはサーバーのパフォーマンスチューニングやセキュリティ管理などをユーザー側で行う必要がない、サーバーレスなアーキテクチャです。AWSはこういったサーバーレスなアーキテクチャを推進しています。

ソリューションアーキテクトについて理解を深めよう

ソリューションアーキテクトはAWSに関するスキルを認定する設計者向けの試験です。

ぜひこの記事でご紹介したAWS認定資格の3種類のレベルやソリューションアーキテクトの試験概要、受験するポイントなどを参考に、AWS認定試験のソリューションアーキテクトについて理解を深めてみてはいかがでしょうか。

ITエンジニアへのキャリアチェンジならキャリアチェンジアカデミー

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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