セキュリティエンジニアがハードな理由6つ|役立つ資格とキャリアパスを紹介

 
  

セキュリティエンジニアとは

セキュリティエンジニアとは、IT関係のセキュリティシステムを構築する専門のエンジニアのことです。サイバー攻撃に対しての防御策も思考するなど、さまざまな業務を行っています。最近はIT業界が進出していることもあり、必要不可欠な職業となっています。違うジャンルのエンジニアとは違いコミュニケーション能力も必要とされやすいです。

セキュリティエンジニアの将来性

セキュリティエンジニアは将来性のある職業のため、今後転職を考える人が増えることも見込めます。セキュリティエンジニアの将来性が期待される理由として、現在企業のネットなどにはセキュリティが必要不可欠であり、家電にもセキュリティが求められています。また、個人資産をデジタル化することも増えており、これも大きく関係しているといえます。

セキュリティエンジニアの需要

上記でも紹介したようにセキュリティエンジニアの将来性が高いため、需要も高まっています。さまざまな企業や商品がIT化していることでセキュティが求められる機会が増えてきていることが、需要が高まっている理由でもあります。その分サイバー攻撃などの対策も求められるようになり、セキュリティエンジニアの人員が不足しており、手が回らず厳しい現状となっています。

セキュリティエンジニアの年収

セキュリティエンジニアの年収は仕事内容や年齢、身についているスキルによって違いがありますが、400万円以上になることが多いです。スキルが身についている人では高収入になりますが、スキルが身についていないと収入も減ってしまいます。しかし、実績さえあれば年収をあげることもできるため、セキュティリエンジニアに転職する人も多いです。

セキュリティエンジニアがハードな理由6つ

セキュリティエンジニアは需要があり、将来性がある職業であるため、理想の職業と思われがちですが、業務内容などからハードな仕事と感じる場面が多いようです。次に、セキュリティエンジニアがハードだと思ってしまう理由を紹介します。セキュリティエンジニアに転職しようと考えている人は参考にしてください。

理由1:責任重大

セキュリティエンジニアがハードだと感じてしまうことに責任重大な職務が大きく関係しているといえます。人によってはやりがいに感じることもありますが、常にミスすることが許されないため、心を休める瞬間が少ないでしょう。

理由2:勤務時間が長い

セキュリティエンジニアの業務は正確性とスピードが重視され、さらにクライアントの希望通りに仕事を行わないといけないため、働く時間が長引いてしまいます。当然残業の時間も長くなることがあり、場合によっては土日返上で働く必要もあるでしょう。たとえ休日でも担当している企業から要請があれば出向いて不具合を解消し、改善策を打ち出さなければならないこともあり、心と体への負担が大きいと感じやすいです。

理由3:専門用語の理解が大変

セキュリティエンジニアは他のITエンジニアよりも専門用語が多く、負担に感じてしまう可能性もあります。また、専門用語は速やかに覚える必要があるため、自宅に帰っても勉強しなければならないこともあります。セキュリティエンジニアは入社した瞬間から勉強などにより忙しくなるでしょう。そしてクライアントには専門用語が通用しないこともあり、説明する際に煩雑だと感じやすいです。

理由4:迅速な対応が必要

上記でも一部紹介しましたが、セキュリティエンジニアはほかのITエンジニアと比べると迅速な作業が求められるため、常に作業に追われているようで、ハードと感じやすいです。素早くセキュリティ関係のプログラムを作り上げることはもちろんですが、万が一トラブルがあった場合はいち早く作業を開始してセキュリティを回復させなければなりません。

理由5:人手が足りない

セキュリティエンジニアは需要がある職業ですが、自分にはハードすぎると感じて辞める人も多いため、常に人員が足りていません。人員が足りないにもかかわらず、需要が増えているため、今後もより人員不足で悩まされる業界ともいえます。人員が不足していることで一人当たりの仕事量が増えてしまい、ハードと感じやすいです。

理由6:原因調査が大変

セキュリティエンジニアはシステムに不具合があればすぐに解決しなければなりませんが、すぐに問題を解決できることは稀です。多くのトラブルは原因がわからない場合が多く、原因究明の作業から始めてそれだけで数か月かかってしまうこともあります。また、上記の人手不足も関係してトラブル解決までに時間がかかってしまう可能性があります。

セキュリティエンジニアに役立つ資格4つ

セキュリティエンジニアで活躍したいのであれば資格を取得しておくことをおすすめします。資格があれば、作業効率を高めることができます。また、スキルが身につけばそれに見合った報酬ももらえるため、やりがいを見出せる可能性があります。次に、セキュリティエンジニアにおすすめの資格を紹介します。

資格1:CCNA Security (プロフェッショナル認定)

CCNA Securityはセキュリティトラブルの際に正しい対処方法と原因追及の知識を身につけることができる資格です。そのため、難しいと感じられる原因追及の作業にも必要となる知識であるため、取得していれば作業もスムーズになるでしょう。

資格2:シスコ技術者認定

シスコ技術者認定は5つのグレードに分けられている資格であり、グレードが高ければそれだけ難易度も高くなります。シスコ技術者認定は世界共通の資格でもあるため、海外でセキュリティエンジニアとして働きたいのであれば取得しておくことをおすすめします。海外転職時に有利になるでしょう。

資格3:CCNP Security(アソシエイト認定)

CCNP Security(アソシエイト認定)はセキュリティ面で軟弱な部分を見つける知識の資格です。そのため、セキュリティエンジニアの人が取得していれば業務に活用することができ、作業効率を高めることも期待できます。軟弱なシステム部分をあらかじめ把握することができればトラブルに発展するリスクを下げることができ、負担を減らせるでしょう。

資格4:情報処理安全確保支援士

情報処理安全確保支援士は国内で取得できる最難関の資格でもあるため、取得することができれば、高いスキルが身についている証拠にもなります。そのため、さまざまな仕事を任される可能性もあり、人によってやりがいを感じるでしょう。転職する際にも役立つ資格でもあります。しかし、最難関であるため、合格率は低くなっています。

セキュリティエンジニアのキャリアパス3つ

セキュリティエンジニアは苦労の多い職業だと考えられますが、高いスキルと実績を積めばキャリアパスも可能になり、苦労だと感じなくなる可能性もあります。キャリアパスできる職種に興味があるなら険しい道ではありますが、キャリアパスできるまで頑張ってみてはいかがでしょうか。

キャリアパス1:セキュリティアナリスト

セキュリティアナリストはセキュリティエンジニアの上級職ともいえるため、高いスキルが求められる職業でもあります。しかし、業務内容はセキュリティエンジニアと大差なく、より責任がかかる業務を担当することになります。そのため、セキュリティエンジニアとして働くことを負担に感じている人にとってはおすすめできないキャリアパス先と言えます。

キャリアパス2:セキュリティコンサルタント

セキュリティコンサルタントはクライアントの企業に損害が出ないようにどのようなセキュリティ対策を行うかを考え、クライアントに説明することが主な業務内容です。そのため、セキュリティエンジニアのように作業する機会は少なくなり、指揮する立場になります。作業することは減りはしますが、クライアントとコミュニケーションをとる必要があるため、人と接することが好きな人におすすめです。

キャリアパス3:情報セキュリティスペシャリスト

情報セキュリティスペシャリストは高度なスキルと知識を持った人物に与えられる資格であり、国家資格でもありました。しかし、現在は廃止されており、情報セキュリティスペシャリストという資格は存在していません。その代わりに上記でも紹介した情報処理安全確保支援士が新しく加わっています。

セキュリティエンジニアの経験を活かそう!

セキュリティエンジニアの仕事内容はハードと感じてしまうこともありますが、考え方を変えるとやりがいのある仕事で、現在の世界では必要とされている職業でもあります。セキュリティエンジニアとしてのスキルを高め、活躍してみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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