2021/05/27

AWSで必要となる知識とは?独学で学ぶ時の学習ポイント5つについて解説!

 
  

AWSで必要となる知識とは?

AWSを使う前に必要な知識は、AWSでできることを知る、メリットとデメリットを知ることです。

 AWSとは、Amazonが提供しているクラウドコンピューティングサービスのことです。 クラウドコンピューティングサービスとは、コンピューターネットワークを使うことで、インターネット環境につながるコンピューターが1台あれば、Webサーバー、ストレージ、データベースなど、さまざまなサービスを利用できるものです。

簡単に言うと、従来の物理サーバーが架空のサーバーになり、サーバー機器の設置やスペースが必要なくなり、必要な分のサーバー、ストレージ、データベースを仮想サーバーにより利用できるようになったということです。 AWSのIAMとIAMの設定、セキュリティ対策は安全にAWSを使うために必要な知識はAWSを使う上で非常に重要になります。

AWSを独学で学ぶ時の4つの学習方法

 この記事を読んでいる人の中には、「AWSが気になっているけれど、よくわからないから勉強しよう」という方もいるでしょう。 特に、平日はほかの用事がありあまり時間が取れない方や、金銭的にお金をかけられない方、先生などを付けずに独習に取り組もうとしている方に向けてAWSを独学で学ぶ方法4つを紹介します。 具体的には、「オンラインの学習サイトで勉強する」「書籍を使って勉強する」「AWSを実際に体験する」「AWSの公式サイトのリソースを活用して勉強する」 この4つの独学法を詳しくお伝えするので自分に合った方法で取り組んでみましょう。

1:オンラインの学習サイトで勉強する

AWSをオンラインで学習する場合のおすすめの方法は、 AWSome Day、AWSクラウドプラクティショナーの基礎知識 (第2版)です。 AWSome Dayは東京、名古屋、大阪、福岡の各会場で受けることも、自宅からオンラインでも受けることができ、初心者から中級者まで多くの人にとって良い選択肢になるでしょう。 AWS クラウドプラクティショナーの基礎知識のトレーニングポータルでは、オンデマンドの講義が無料で提供されています。しかし、このオンデマンドの講義は、AWSを総合的に理解することを目的としているため基礎レベルです。 ある程度まとまった時間を作ることができて、AWSを効率よく高いモチベーションで学びたい人にとって、オンライン学習サイトを利用することはよい選択肢です。

2:書籍を使って勉強する

AWSを学ぶにあたり読んでおくとよい本は、「ゼロからわかるAmazon Web Service超入門」です。 書籍を持っておくことのメリットは、初めて見てわからないことがあった時に確認ができること、通学や通勤、休憩時間などの少しの隙間時間で勉強を進めることです。デメリットは、本だけではわからないことや疑問を解決することが難しいことです。 隙間時間でコツコツと独学を進められる人にとって書籍を用いての学習は、とても良い選択肢です。

3:AWSを実際に体験する

体験を通じた独学でAWSを学ぶことは難しいので、AWSを全く知らない初心者にはお勧めできませんが、基本的な知識がある場合はよいです。 AWSを実際に体験するメリットは、試行錯誤しながら確実に使える知識を身につけられること、実践することによりわかる疑問や気付きがあることです。 体験を通じた独学の具体的な方法は、興味のあるサービスの公式ドキュメントによる概要把握のあと、チュートリアルに取り組むという流れです。 AWSについての基礎的な知識がある上で、実践的な能力を早く伸ばしたい場合は、この独学方法が良いです。

4:AWSの公式サイトのリソースを活用して勉強する

公式サイトのリソースには、チュートリアルや記事についても掲載されているので自分の知りたいことを調べられる力がある人にとっては良い選択肢です。しかし、記事によっては日本語に対応していないものもあり、英語を理解する能力も必要になります。 AWSの公式サイトですので、信憑性も高いのですが、初心者にはわかりづらい専門用語が多かったり、英語のみでの記事があるというデメリットもあります。中級者向けの独学方法です。

AWSを独学で学ぶ時の学習ポイント5つ

 AWSの独学に限った話ではないが、学習のポイントは自分に合った方法で勉強すること、基礎知識を付けたら実戦で使ってみること、一緒に学ぶ仲間を作ることです。このことを考えて、どの方法で独学をするか考えてください。 AWSを学ぶときの学習ポイント5つをお伝えします。AWSを学ぶときの学習ポイントはAWSの各サービス内容を把握する、AWS全体の事について理解する、実際にAWSを利用する、最新の情報を収集する、基礎をしっかり固めてから次のステップへ進めるの5つです。

1:AWSの各サービス内容を把握する

AWSを使う上で必要になる知識は、AWSで提供しているサービス内容の把握です。AWSが提供するサービスは165を超えており、サービス項目は21種類あります。 非常に多くのサービスが提供されているので、内容を理解した上で、効率的に利用しましょう。

2:AWS全体の事について理解する

AWS全体像や主なサービスがわからないと多くの問題が起こってしまうので、全体像と主なサービスを知ることは大事です。 AWSのサービスを利用するときは、どのサービスを選ぶかにより利用者とAWSの責任範囲も異なるのでしっかり確認する必要があります。

3:実際にAWSを利用する

AWSのサービスを厳選したら、積極的にAWSのサービスを利用しましょう。使っていくうちに理解できることも多くありますし、わからないことが明確になり、勉強にも取り組みやすくなります。そのため、AWSの基本的な知識が付いたら積極的に利用してみることを勧めます。

4:最新の情報を収集する

AWSは利用者により良いサービスを提供するために、サービス改善周期が早いので、最新の情報を収集しておく必要があります。最新情報を収集する方法は、主に3つあります。 AWSの公式サイト上で発表される更新情報、 builders.flashというウェブマガジン、Twitter、Facebook、YouTubeなどの公式SNSの3つです。

5:基礎をしっかり固めてから次のステップへ進める

基礎的な知識が付き中級レベルにステップアップしたい方はAWSの公式サイトが提供している高度なガイダンス、AWSアーキテクチャセンター を活用し、より高度な技術をつけていきましょう。

AWSの認定資格5選

 AWSの認定資格をとることで、ここまでAWSを勉強してきた方で自身の知識の証明、AWSの認定資格を受けることで自分のレベルをチェックすることもできます。AWSの認定資格は5種類あります。

1:AWS認定デベロッパーアソシエイト

AWS認定デベロッパーアソシエイトは、業界での認知度が高いです。

求められる能力は、AWSの主要なサービス、使用方法、AWSの基本アーキテクチャのベストプラクティスについての理解です。 AWS認定デベロッパーアソシエイトは、受験料は15,000円(税別)で、試験時間は130分、65個の質問で、テストセンターかオンラインプロクター試験です。

出典:AWS認定 デベロッパー -アソシエイト|Amazon Web Services, Inc.

2:AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト

AWS認定ソリューションアーキテクト–アソシエイトも業界での認知度は高いです。

求められる能力は、アプリケーションを構築およびデプロイするための知識の証明、ソリューションを定義できること、実装ガイダンスを組織に提供できることです。 

AWS認定ソリューションアーキテクト–アソシエイトは、受験料は15,000円(税別)で、試験時間は130分、65個の質問で、テストセンターかオンラインプロクター試験です。

出典:AWS 認定 ソリューションアーキテクト – アソシエイト|Amazon Web Services, Inc.

3:AWS認定ソリューションアーキテクトプロフェッショナル

AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナルも業界での認知度は高いです。

 求められる能力は、動的なスケーラビリティ、高可用性、耐障害性、信頼性を備えたアプリケーションを設計し、デプロイする能力、アプリケーションの設計とデプロイに適したAWSのサービスを選択力、アプリケーションを移行する能力、コストコントロール戦略を導入する力、運用を設計しデプロイする能力です。

 AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナルは、受験料は30,000円(税別)で、試験時間は180分、75個の質問で、テストセンターかオンラインプロクター試験です。

出典:AWS 認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル|Amazon Web Services, Inc.

4:AWS認定SysOpsアドミニストレータアソシエイト

AWS認定SysOpsアドミニストレーター –アソシエイトも業界での認知度は高いです。

 求められる能力は、システムをデプロイ、管理、運用能力、データフローを実装および制御、適切なサービスを選択、ベストプラクティスの適切な使用方法を識別、使用コストを予測し、運用コストコントロールメカニズムを識別、オンプレミスワークロードを AWS に移行する能力です。 

AWS認定SysOpsアドミニストレーター –アソシエイトは、受験料は15,000円(税別)で、試験時間は130分、65個の質問で、テストセンターかオンラインプロクター試験です。

出典:AWS 認定 SysOps アドミニストレーター – アソシエイト|Amazon Web Services, Inc.

5:AWS認定DevOpsエンジニアプロフェッショナル

AWS認定DevOpsエンジニア–プロフェッショナルも業界での認知度は高いです。

 求められる能力は、継続的デリバリーのシステムの実装と管理、セキュリティコントロール、ガバナンスプロセス、コンプライアンス検証を実装し、自動化する能力、モニタリング、メトリクス、ログ記録システムの定義とデプロイ、高可用性、スケーラビリティ、自己修復機能を備えたシステムを AWS プラットフォームでの実装、運用プロセスを自動化するためのツールの設計、管理、維持です。 

AWS認定DevOpsエンジニア–プロフェッショナルは、受験料は30,000円(税別)で、試験時間は180分、75個の質問で、テストセンターかオンラインプロクター試験です。

出典:AWS 認定 DevOps エンジニア – プロフェッショナル| Amazon Web Services, Inc.

学習ポイントを押さえて独学でAWS認定資格の取得を目指そう!

 今回紹介した資格はどれもAWS認定のものであり、業界の認知度が高いため、キャリアアップにもつながります。現代はインターネットが普及したことにより、独学で習得することが昔より容易になったと思うので、学習ポイントを押さえて学習に取り組みましょう。

ITエンジニアへのキャリアチェンジならキャリアチェンジアカデミー

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

おすすめの動画

  • 【未経験からIT業界へ転職するなら】相談窓口とスキルの獲得はここで解決!IT転職が一気に有利に!【キャリアチェンジアカデミー】

  • 【費用一切不要】未経験からIT業界へ転職するならまずはここへ相談!【キャリアチェンジアカデミー】

  • 【何のエンジニアになれるのか?】未経験からITエンジニアを目指すとこんな道がある【キャリアチェンジアカデミー】