グラフィックデザイナーになるには資格は必要?役立つ資格9個紹介

 
  

この記事の目次

グラフィックデザイナーとは?


グラフィックデザイナーとは、印刷物やウェブなど、用途が多岐にわたるコンテンツにおいて図案などの構成を行う仕事のプロです。必要スキルや知識などは、センス次第で独学で学ぶこともできます。ユーザーインターフェースやウェブデザインなどを任される場合もあるため、PhotoshopやIllustratorなどのクリエイティブ系のソフトウェアを使いこなせることも必要となります。

なるには資格が必要?

グラフィックデザイナーになる場合、資格は特に必要ありませんが、現場で使用するようなグラフィックソフトが使用できるのは必要最低限の条件となります。そのため、グラフィックデザインに関連した資格を取得しておいた方が、即戦力になれると判断してもらいやすくなるでしょう。また、資格取得のために勉強することでスキルアップにもつながります。

グラフィックデザイナーに必要な資格9つ


グラフィックデザイナーになるための資格はありませんが、資格があれば一定のスキルの証明になります。ここでは、グラフィックデザイナーとして仕事をする上で取得しておきたい資格を9つご紹介します。以下のいずれかの資格を取得しておくことで、現場で求められる力を有していることを証明できます。グラフィックデザイナーは、アートディレクターや写真家などの役割を担う場合もあるため、仕事が巡ってきた時に慌てないよう、幅広い能力を磨きましょう。

グラフィックデザイナーに必要な資格1:ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイン技能検定は、グラフィックデザイナーを目指す方に取得を検討していただきたい国家検定です。グラフィックデザイナーはウェブデザインを任される場合があるため、有効な資格となります。試験は3級から1級まであり、各級とも実技試験と学科試験で構成されています。現場で役立つ知識やスキルは豊富に身につけておいた方が得策です。ウェブデザインのスキルを獲得し、仕事に備えましょう。

グラフィックデザイナーに必要な資格2:アドビ認定エキスパート(ACE)

アドビ認定エキスパートは、幅広いアドビ製品の機能に関する知識を問われる資格です。製品ごとにそれぞれ試験を受けることができます。出題範囲は製品についての知識からユーザーガイドやソフト内のツールまで細かく設定されています。アドビ製品はクリエイティブ分野の現場で多く使用されており、こちらの資格の取得は有効な能力を示す証明となるでしょう。

グラフィックデザイナーに必要な資格3:Webデザイナー検定

Webデザイナー検定は、CG-ARTSが運営する、ウェブデザインについての知識を有することを証明する資格です。ベーシックとエキスパートというカテゴリーがあります。ベーシックはウェブサイトに関する基礎的な知識をテストするのに対し、エキスパートは専門的な知識を網羅して習得することが求められます。グラフィックデザイナー職においても、有効な資格と言えるでしょう。

グラフィックデザイナーに必要な資格4:DTPエキスパート認証試験

DTPエキスパート認証試験は、グラフィックデザイナーとして仕事を行う上で、取得しておきたい資格の1つです。この資格を取得することで、グラフィックアートの世界で重要となる知識を有すると証明することができます。DTPのみならず、色彩や情報システム、印刷技術などの関連知識も試験範囲に含まれます。グラフィックアートに携わる幅広い方々が、数多く取得している資格です。

グラフィックデザイナーに必要な資格5:カラーコーディネーター検定試験

グラフィックデザイナーを目指す際に、取得を検討していただきたい資格の1つに、カラーコーディネーター検定試験があります。普段の生活に役立つ色彩の知識を学び、グラフィックデザインの仕事に活かせる能力を証明することができます。資格試験はアドバンスクラスとスタンダードクラスに分かれており、受験資格に学歴や年齢などの制限はありません。スタンダードクラスは日常における色彩の基礎知識について、アドバンスクラスはビジネスにおける色彩の事例など、幅広く出題されます。

グラフィックデザイナーに必要な資格6:インテリアコーディネーター

グラフィックデザイナーの仕事に役立つ資格の1つとして、インテリアコーディネーターが挙げられます。健やかで心地よい住環境を実現させるための知識が詰まった資格です。試験科目はマークシート方式で展開され、学歴、職業、経験などの制限はありません。試験範囲を学ぶためには通信講座も開かれていますので、取得を検討されてみてはいかがでしょうか。

グラフィックデザイナーに必要な資格7:Photoshopクリエイター能力認定試験

グラフィックデザイナーの仕事を行う上で、取得することが有効となる資格の1つに、Photoshopクリエイター能力認定試験があります。Photoshopはアドビ社から展開される、優れたソフトウェアです。Photoshopはデジタル描画、アニメーション、グラフィックデザインなど幅広い機能を備えたレベルの高い画像編集ができるソフトウェアです。使いこなせることを証明できると、仕事の幅も広がるでしょう。

グラフィックデザイナーに必要な資格8:Illustratorクリエイター能力認定試験

グラフィックデザイナーの仕事に役立つ資格の1つとして、Illustratorクリエイター能力認定試験が挙げられます。アドビ社製品のIllustratorを使いこなせることを証明することができます。Illustratorはイラストやテキスト編集を得意とするソフトウェアです。デザイン関連の現場で多用されるソフトウェアですから、学んでおくことは有効でしょう。

グラフィックデザイナーに必要な資格9:色彩検定

グラフィックデザイナーの仕事に役立つ資格の1つとして、色彩検定協会が実施している色彩検定が挙げられます。色彩検定は色彩に関する幅広い知識や技術を認定する試験で、レベルにはUC級、3級、2級、1級の4種類があります。グラフィックデザイナーとして仕事を行う上で、配色を考える機会も多いため、色彩検定を習得することで色に関する知識や技術を習得しておいて損はないでしょう。

グラフィックデザイナーとして習得すべきスキル・知識8選


グラフィックデザイナーとして習得しておきたいスキルや知識には、グラフィック系アプリケーションのスキル、書体やフォントに関する知識、デザイン能力、デザイン理論の把握などがあります。グラフィックデザインはクライアントの要望をもとに作り上げていくこともあり、受け取り手にどのような印象を与えるかを想像するセンスも必要となります。幅広い知識を得て、仕事に取り組みましょう。

スキル・知識1:Photoshop・Illustratorの基本的スキル

グラフィックデザイナーに必要とされるスキルとして、アドビ社製品のPhotoshop、Illustratorを活用できる、基本的なスキルが挙げられます。PhotoshopとIllustratorは、いずれも画像を扱うことのできるソフトウェアで、得意とする画像形式などが異なります。これらのソフトウェアはデザイナー業界では使いこなせることが必須です。認定資格もあるため、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

スキル・知識2:InDesignの基本的スキル

グラフィックデザイナーを目指すにあたり、InDesignの基本的スキルを覚えておくことは有効です。InDesignはカタログなどのページデザインやレイアウトなどの表現に優れた機能を発揮するソフトウェアです。電子出版やチームにおいての共同作業など、使用できるフィールドは幅広く、デザインを行う上で作業がしやすくなります。ぜひ覚えてみましょう。

スキル・知識3:グラフィックアプリケーションを使いこなすスキル

グラフィックデザイナーとして仕事をしていく上で、習得しておきたいスキルの1つは、グラフィックアプリケーションを使いこなすことです。PhotoshopやIllustrator以外にも色々とありますが、基本的な使い方を覚えてしまえば、応用がききます。グラフィックアプリケーションの用途は、グラフや地図の作成、ポスター、ロゴの作成など豊富にあるため、スキルを身に着けることで仕事の幅が広がるでしょう。

スキル・知識4:デザイン能力

グラフィックデザイナーとして仕事を行う上で、大切になる要素の1つが、デザイン能力です。デザイン能力は、生まれつき備わった感性に拠るだけではなく、努力で磨くこともできます。日頃から完成度の高いデザインに親しんでいくこと、たくさんのデザインを作成してみることなどを試してみましょう。

スキル・知識5:美的センス

グラフィックデザイナーに求められる要素の1つとして、美的センスが挙げられます。美しいものは、ある側面においては万民共通の普遍性がないといいますが、人の心を集めることができます。美しいものをたくさん見て、感じて、日頃からセンスを磨いておきましょう。

スキル・知識6:デザイン理論

グラフィックデザイナーとして覚えておきたい知識の1つに、デザイン理論が挙げられます。感性だけのデザインに、理論構成が加わることで、より良いグラフィックを実現できます。デザインにおいて重要な色彩においても、一流のデザイナーには感覚だけではない知識が備わっているでしょう。いろいろなものに興味を持って学びを深めてみてはいかがでしょうか。

スキル・知識7:書体・フォントに関する知識

グラフィックデザイナーに求められる知識の1つに、書体やフォントに関する知識があります。書体、フォント1つでデザインの印象は大きく左右されます。適切なフォントを使用することで、文字だけでも十分なデザイン性を醸し出すことができます。フォントの良さを生かせる知識を身につけましょう。

スキル・知識8:コミュニケーション能力

グラフィックデザイナーとして仕事をする上で、コミュニケーション能力は必要不可欠です。もちろん、一人でパソコンに向かって作業を行う時間もありますが、基本的にディレクターなどの他のスタッフと協力して仕事を行います。そのため、円滑に仕事を進めるためにはコミュニケーション能力が必要になります。また、クライアントの要望をしっかり読み取るためにもコミュニケーションは重要だと言えるでしょう。

グラフィックデザイナーの資格を取るメリット


この記事で紹介した資格は必須ではありませんが、グラフィックデザイナーを目指す過程で資格取得を行うことにより、自分自身のスキルの向上にもつながります。また、資格を取得することで夢に一歩近づいたことが実感できるため、モチベーションの維持や向上にもなるでしょう。もちろん、すでにグラフィックデザイナーとして働いている人も、自分自身のスキルの確認にもなります。

グラフィックデザイナーの資格取得のための学習法


グラフィックデザイナーの資格取得には、公式の教材を使って勉強を行うのがおすすめです。公式のテキストを繰り返し読み込んで、ある程度知識を身につけたら公式の問題集や過去問題などを解いていきましょう。また、テキストや問題集はあちこち手を出さず、1~2冊に絞りましょう。Photoshopクリエイター能力認定試験などを受ける場合は、実際にPhotoshopを動かしてみることも重要です。

グラフィックデザイナーの将来性


グラフィックデザイナーの仕事を行うフィールドは、従来のような紙媒体から映像、Webなどさまざまな分野に広がりを見せています。そのため、これまで紙媒体を中心に広告の仕事を行ってきたグラフィックデザイナーにとって、現在は転換期だと言えます。グラフィックデザイナーを目指すのであれば、あらゆる分野で活躍できるスキルを身につけ、挑戦していくことで、需要の高いグラフィックデザイナーになることができるでしょう。

グラフィックデザイナーを目指しデザインを言葉に伝えよう


誰かに何かを伝えたい時、言葉だけではなく、絵などを用いてみると、受けとる相手に良い印象を与えることができます。グラフィックデザイナーは、美しいものを作る、素敵な仕事です。美術の歴史は原始時代にまでさかのぼるといいます。私達は本能で、絵的な表現を好むところがあるのではないでしょうか。ユーザーに、デザインで語りかける仕事を楽しむ明日を掴んでみてはいかがでしょうか。

ITエンジニアへのキャリアチェンジならキャリアチェンジアカデミー

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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