2020/12/17

CCIEは転職に有利な資格!転職へのメリットや試験の特徴4つを紹介

 
  

CCIEとは?


CCIEというのは、シスコシステムズ社が提供しているシスコ技術者認定の5段階あるグレードのうち、エキスパートレベルの技術者を認定する資格とされています。

つまりIT部門においてもハイグレードの資格であり、自身のスキルを世界中で証明できる資格とも言えるでしょう。

ネットワークエンジニアリングにおいてCCIEは非常に価値のある資格で、5段階のヒエラルキーでは上位から2番目のエキスパートの位置に当たります。

CCIEの取得は難易度が高い

CCIEの取得はその難易度も高く、資格試験は6つのコースに分かれています。いずれも他のIT資格に比べて、その難易度はやや難となるでしょう。

コースはルーティング&スイッチング、セキュリティ、コラボレーション、データセンター、ワイヤレス、サービスプロバイダーなどに分かれ、このうちの1つに合格することでCCIEホルダーとして認められることになります。

CCIEが認定されるまで


まずCCIE資格を取得する場合、先述の筆記試験・ラボ試験の両方に合格した人がその取得を認定されることになります。

大学などの入学試験でも、筆記試験と面接試験、そして書類選考があるのと同じように、CCIE資格を取得する場合も、筆記試験とラボ試験をワンセットで考えておく必要があります。

筆記試験合格後、3年以内にラボ試験に合格しなければなりません。

CCIEを取得することで得られる転職へのメリット4つ


さてここからは、CCIE資格を保持することによって得られる就職・転職時のメリットを見ていきましょう。

IT業界では何かと資格を保持しているとその特典は付いてきますが、中でもCCIE資格は破格のメリットを持ち込んでくれます。できるだけ早期の取得が望ましい資格です。ぜひ検討してみましょう。

転職へのメリット1:信頼性が上がる

転職をする際には、自分の持っているスキルや実績などを企業にアピールする必要があります。そのアピールをするための材料として、資格は有効です。

CCIEも取得しておけば、エンジニアとして一定のレベル以上の知識やスキルを持っていることを示すことができます。

特に、若いうちにCCIEを取得しておくと、企業からの信頼性を上げやすくなり、転職活動を有利に進められることもあります。

転職へのメリット2:持っているだけで転職に有利になる

先でも触れましたが、CCIE資格はIT業界全般において最高位に近い高難度の資格であるため、その資格を保持しているだけで転職時には確実に有利になります。

信頼・実績・処理能力の高さなどが、その資格保持によって評価されやすくなり、それだけでIT関連のスペシャリストとしての能力・スキルを活かせることになるでしょう。

転職へのメリット3:今よりもレベルの高い職場で働くことができる

誰でも就職後には「さらに大きな舞台で働いてみたい」、「出世につながる将来性のある仕事に就きたい」と考えるもので、そのために資格取得を検討することや、また転職によって自分の天職を模索していきます。

その場合でもCCIE資格を保持していることで、初めから大舞台での仕事を任される事も多くなり、出世の近道になります。一流企業からのニーズも高いという事です。

転職へのメリット4:勉強したことをアピールできる

CCIEはエキスパートレベルの技術者を認定するための資格です。エキスパートレベルはシスコ技術者認定の5つのグレードのうち、上位から2番目となるグレードとなります。

そのため、資格取得難易度も高いです。そのCCIEを取得していれば、エンジニアとしての知識を持っているというだけでなく、しっかりと勉強もしてきた、努力が積み重ねることができるということなどもアピールすることができます。

CCIE試験の特徴4つ


さてここからは、CCIE資格を取得するための試験内容と、その特徴について確認しましょう。

転職を考える場合でも、この資格取得はかなり有利になるので、転職を検討し、さらなる仕事環境の改善を図る場合でもこの点は確認しましょう。

転職を成功させるための準備にかける時間は、確保が難しいですが、資格取得を検討することは大きなステップになります。

CCIE試験の特徴1:6種類の試験コース

先でも少し触れましたが、CCIE資格を取得する場合には6種類の試験コースが用意されています。

この6種類すべてを受験しなければならないのではなく、そのうちのどれか1つでも受験し合格すれば、CCIE資格ホルダーとなります。

転職時には勉強時間の確保とともに、まずは自分に見合った試験コースの確認から始めましょう。先述のようにCCNPの試験、セキュリティ関連の試験等があります。

CCIE試験の特徴2:2段階に分かれた試験

CCIE資格の試験は2段階に分けられており、筆記試験とラボ試験(実技試験)があります。

筆記試験に合格した者が次のラボ試験へ進めるという形になり、転職を考えている場合はこの点での時間確保も検討しましょう。

これはルーティング&スイッチングからサービスプロバイダーまでの全ての試験で課されるもので、それぞれに筆記試験・ラボ試験が用意されます。

CCIE試験の特徴3:モニタ上での出題形式

CCIE資格試験での筆記試験は、全国の試験センターにおいてすべてコンピュータ上で行なわれ、問題がモニタ上に表示され、それに解答する形になります。

ラボ試験は、これまでのシスコ技術者認定試験とはまったく異なるもので、シスコ支店のラボルームにおいて合計8時間の実技試験が行なわれることになります。

CCIE試験の特徴4:受験可能言語が英語のみ

転職のための資格取得でも、大学や通常の資格取得でも、試験の出題言語形式によって合否は大きく分かれてくるでしょう。

CCIEの試験では、受験可能言語はすべて英語のみとなり、それ以外の外国語は原則として出題されません。CCIEの教材も基本的に英語で出版されています。

資格の取得時に習得した英語の語学力は、転職の際大きな特典ともなるでしょう。

CCIEの取得を目指す時の注意点3つ


ここまで見て来たように、CCIEはエキスパートレベルの技術者を認定するための資格で、その取得難易度も高くなっています。そのため、CCIEを取得しておくことで得られるメリットはいくつかあります。

しかしその一方で、CCIEを取得することでいくつかのデメリットが発生してしまうこともあります。

CCIEの取得を目指すのであれば、CCIEを取得することでどのようなことが起こるのか、事前に把握しておくようにしましょう。

CCIEの取得を目指す時の注意点1:専門以外のことを聞かれる可能性がある

CCIEを取得しているということは、「エキスパートレベルの技術者である」と認定されたということです。

しかし、CCIEを取得して、レベルの高い技術者と周囲から思われることで、ITのことであれば何でもわかると勘違いをされてしまうことがあります。

技術者にはそれぞれ専門分野があります。そのため、そのような勘違いをされることで、専門以外のことを聞かれたり、頼られたりすることはよくあります。

CCIEの取得を目指す時の注意点2:周りから期待される

CCIEを取得すると、周囲からはレベルの高い技術者と認識されます。そのため、「このようなことはできるはず」「こんなときに活躍してもらえるはず」など、過度な期待をされてしまうことがあります。

しかし、CCIEを取得していても、エンジニアにはそれぞれ専門分野があるので、期待をされても対応できないこともあります。

また、難しい仕事をこなしても、CCIEを取得しているので「このくらいできるのは当然だ」と思われてしまうこともあります。

CCIEの取得を目指す時の注意点3:有効期限がある

資格の中には、1度取得をすればそれ以降はずっと使えるというものは多くあります。

しかし、CCIEの場合は2年ごとに試験を受けて、資格の有効期限を延長する必要があります。その試験の難易度も低くはありません。そのため、CCIEの資格を維持するためには勉強をし続ける必要があります。

また、CCIEの受験費用も決して安くはないので、費用の面でも負担が大きくなります。

CCIE以外の資格試験2つ


さてここからは、先述でご紹介してきたCCIE資格以外の資格についても少し見ておきましょう。

転職を考える場合、その転職活動を成功させる上で、そしてさらに出世を視野に入れた活動を進めるためには、できるだけ多くの資格情報を得ておくことが必要になります。

少しでも多く資格について知っておき、転職時の糧としましょう。

CCIE以外の資格試験1:CCENT

まずCCENTですが、こちらもシスコの認定資格の1つとなり、CCIE資格と同様に転職時には非常に役立ってくれる資格となります。

CCENTではシナリオ問題やシミュレーション問題が課され、システム設計上のコマンドにおいても基本的な出題が見られます。

難易度が高いのはシミュレーション問題とされており、コマンド問題を基本として押さえた上で、その知識を応用できる実力を身につけましょう。

CCIE以外の資格試験2:CCNP

次はCCNPですが、こちらは英語・日本語が選択言語として採用される形式で、一般に見られる大学受験と似た形の出題方式が取られています。

試験コースは全部で8種類あり、クラウドソーシング、デザイン関連の試験内容もあることが他の資格試験に比べて新しい点です。試験科目数はコースにより3~4科目あり、転職時にはその分だけの勉強時間の確保が必要になるでしょう。

CCIEを取得し転職を成功させよう


いかがでしたか。今回は「CCIEは転職に有利な資格」という観点から、転職へのメリット3つと試験の特徴4つをみてきました。

さらに「CCIEは転職に有利な資格かどうか」についての詳細情報、その他に注目するべき資格試験とその特徴もご紹介しました。CCIE資格は転職時に確実に役立ち、さらに出世を約束してくれるともいえる重要な資格です。

ぜひ転職成功のために検討してみましょう。

ITエンジニアへのキャリアチェンジならキャリアチェンジアカデミー

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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