【ITエンジニア】転職に有利な資格5選!

【ITエンジニア】転職に有利な資格5選!

ITエンジニアの転職に役立つ資格とは?

ITエンジニアに転職をしたいと考えたとき、面接やスキルアップの指標として役立つ資格はどのようなものがあるでしょうか。IT業界未経験の方や業界に携わったばかりの方には、数多くあるエンジニア系資格の中から、どれを取得すればよいか迷うこともあるでしょう。

この記事では、未経験から資格を取得したいと考えている方や、既に資格取得しているが転職に役に立つか知りたい方にとって必見の内容となりますので、是非ご覧ください。

転職に役立つ資格を5つ紹介

ITエンジニアへの転職におすすめの資格は以下のようなものがあげられます。こちらでは、資格の概要を紹介しますので、次にご紹介する各資格の比較表と合せてご覧ください。

ITパスポート

これからIT業界に携わりたいと考えている人におすすめな資格が「ITパスポート」です。この資格は、情報技術者試験の一つに区分される国家資格です。IT分野において基礎的なIT知識を幅広く保有していることを認定するものとなります。

・費用や難易度、資格区分は?
一度の受験に掛かる費用は5,700円となり、受験資格は特に設けられていないため、誰でも試験を受けることが可能です。ITの基礎的な知識を求められる内容となりますので、IT系の総合資格の中では、比較的取得しやすい資格であり、取得難易度は易しい部類に入ります。

・試験形式や試験時間、合格率は?
ITパスポート試験は、CBT方式(コンピュータを利用し実施する試験方式)となり、試験にかかる時間は120分です。また、2019年~2021年度までの平均合格率は、56.6%となります。
出典:情報処理技術者試験統計資料
https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/openinfo/statistics.html

受験資格が必要ないことや入門向けの資格となる為、エンジニアに限らず社会人や学生など多くの方が受験しています。現在、未経験でIT業界へ転職したいと考えている方にもおすすめの資格となりますので、検討してみてはいかがでしょうか。

基本情報技術者

ITパスポートと共にITに関わる基礎知識を認定する資格に『基本情報技術者試験』があります。システムエンジニアやプログラマーの方におすすめで、これからエンジニアを目指したいと考えている方も受験を是非、検討してみてください。

・費用や難易度、資格区分は?
ITパスポートと同様に情報処理技術試験の一つに区分され、受験費用は7,500円です。※2021年10月1日より5700円から7500円へ改正
難易度としては基礎、基本レベルの資格とされているため、情報処理技術試験の中でも比較的易しい部類となります。

ただ、先に紹介したITパスポート試験よりも難易度が高く出題範囲も広くなるため、ハード/ソフトウェアやネットワーク以外にも、経営、法知識などが求められます。また、2020年より出題や配点等に改正があったため、その対策も必要です。

試験は、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)により実施され国家資格に分類されます。システム開発に関わる基礎的な知識を求められる資格となりますので、エンジニアとしてスキルアップの指標としても有用です。

・試験形式や試験時間、合格率は?
基本情報処理試験は、マークシート方式となり、試験にかかる時間は150分です。2018年~2020年度までの平均合格率は、33.1%となります。例年全体的な合格率が20%台でしたが、2020年度の合格率が48.1%と増加したことにより、過去3年の平均合格率が向上しています。
出典:情報処理技術者試験統計資料
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_07toukei/_index_toukei.html

基本情報技術者試験は、出題範囲の広さから、勉強する時間も多く必要とされます。合格率の点から決して簡単な試験ではありませんが、エンジニアとして基礎的な知識を広く求められるためスキル向上に非常に有用です。

また応用情報処理試験など、その後のより専門的な資格を取得する際のキャリアパスにもなるため、エンジニアとして成長していきたいと考えている方は是非取得を検討してみてください。

CCNA

「CCNA」は、シスコ技術者認定と呼ばれるシスコシステムズ社というネットワーク関連機器メーカーが実施している民間資格の一つです。ネットワーク分野で有名な世界共通基準の資格の一つであり、小~中規模のネットワーク構築・管理・運営等を行う技術を所持していることを証明することができます。

・費用や難易度は?
CCNAの受験費用は、36,960円です。先に紹介した2点の国家資格に比べ費用が掛かりますが、2020年2月に費用改定がなされ、43,560円から現在の費用へと減額されたことにより、より受験しやすくなっています。

シスコ技術者認定の4つのグレードの内、CCNAは下から2番目の「アソシエイト」分類され、比較的に取得しやすい資格となります。インフラエンジニアとして働く上で、入門的な位置づけとなるため、未経験の方でも受験しやすい資格と言えるでしょう。

試験費用改定と同様に出題範囲が拡大したこともあり、以前に比べると難易度は上昇しています。決して簡単に取得できる資格ではないですが、エンジニア業務を行う中で資格所持していることが有利になる場合もあり、後にも紹介しますが資格取得の補助を行う企業も存在します。

・試験形式や試験時間、合格率は?
CCNAの試験形式はCBTとなり、年に何回でも受験することが可能です。試験時間は、2020年2月から90分から120分と長くなっており、出題反映も拡大しています。

合格率について、公式からの発表はありません。シスコ技術者認定資格の中では比較的易しい難易度となりますが、受験をするにあたり公式からは以下の前提条件が推奨されています。

1.1 年以上のシスコソリューションの実装および管理経験
2.基本的な IP アドレス指定の知識
3.ネットワークの基礎に関する深い理解

推奨資格では、実務経験やネットワークの基礎に関わる知識、理解が求められます。未経験から資格を取得するには、エンジニアとして働きながら資格取得を目指す方法もありますので、後ほどご紹介します。

ORACLE MASTER

「ORACLE MASTER」は、日本オラクル社が運営するOracle Databaseシリーズの利用に伴って管理スキルを認定するための資格となります。データベースの運用管理など、データベースエンジニアとして働く上で、とても役に立つ資格となります。

Bronze、Silver、Gold、Platinumと試験のレベルが4段階に区分されており、ORACLE MASTERを取得していることで、段階的に専門的な知識が求められます。資格を取得することで活躍の場が広がり、データベースエンジニアを目指す、またデータベースエンジニアとしてスキルアップを図る上で非常に有用です。

・費用や難易度は?
ORACLE MASTER試験の費用は試験のグレードにより異なり、44,520円~974,000円となります。より高度なグレードの試験を受けるには、ひとつ前のグレードの資格取得が受験資格として必要なため、ハイグレードの資格の取得費用が高くなっています。また、ゴールドクラス、プラチナクラスでは、資格取得に必要な受講費用も含まれます。

ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナと5つあるグレードので、ブロンズは入門的な立ち位置となる為、データベース技術者の業務に必要とされる最低限の知識があれば比較的受験がしやすいグレードとなります。シルバー以降のグレードでは、一般的に実務経験が必要とされ、シルバー、ゴールドと進むにつれ難易度が高くなり、より専門的な知識や経験が求められます。

・試験形式や試験時間、合格率は?
ORACLE MASTERの試験形式は、CBTとなり、何回でも受験することが可能です。試験時間は受験するグレードにより異なりますが、ゴールドまでのグレードは90~120分です。プラチナグレードでは、実技試験が2日間の工程で行われるため、他グレードよりも非常に長丁場となります。

合格率については、公式から発表はありません。ただ、各グレードの合格ライン(正答率)は60~70%程に設定されています。高いグレードの資格取得となると、非常に取得難易度が高い資格ですが、ブロンズはデータベースに関わる入門的な立ち位置となりますので、これからスキル向上を図りたいと考える方は、是非検討してみては如何でしょうか。

AWS認定

『AWS認定』とは、Amazonが提供しているAWSに関わる知識・スキルを認定する資格となります。175以上のクラウドサービスがある利用者需要の高いAWSは、インフラエンジニアをはじめ、AWSを利用する方に非常に有用な資格です。

資格難易度として「基本レベル」「アソシエイトレベル」「プロフェッショナルレベル」「専門分野」の4つに区分されています。ITサービスの基礎知識やAWSクラウドプラットフォームにおける利用に関する知識などAWS初心者から、資格取得にAWSクラウドの専門的分野の経験が必要となるものまで、幅広く設定されています。

・費用や難易度は?
受験する資格難易度によって、費用は異なります。ベーシックは11,000円となり、アソシエイトは15,000円、プロフェッショナルと専門分野については30,000円となります。また、難易度については各難易度レベルによって以下のように推奨されています。

ベーシック:
1.テクノロジー、マネジメント、購買、販売、ファイナンスの分野で6か月以上のAWSクラウドの使用経験
2.ITサービスの基礎知識とAWSクラウドプラットフォームにおけるそれらのサービスの使用に関する知識をもつ

アソシエイト:
1.テクノロジー、マネジメント、購買、販売、ファイナンスの分野で1年以上のAWSクラウドの使用経験
2.AWSクラウドを使用した問題解決と解決策の実施における経験

プロフェッショナル:
1.AWSクラウドを使用したソリューションの設計、運用、およびトラブルシューティングに関する包括的な経験が最低2年以上あること

また、専門分野については専門分野への知識と関連するAWSサービスへの深い理解が求められます。ベーシックについては入門的な位置づけとなりますので、これからAWSのスキルを向上していきたいと考える方は是非検討してみてください。

・試験形式や試験時間、合格率は?
AWS認定試験はオンライン試験となり、受験予約も365日24時間いつでも行うことが出来ます。試験時間は難易度により異なり、ベーシック:90分、アソシエイト120分、プロフェッショナル:180分、専門分野:170分です。

また、各種認定について合格率は公式から発表されていませんが、どれも合格基準点は正答率7割以上に設定されています。比較的高い基準となりますので、基本知識をしっかりおさえて試験に望むようにしましょう。

【比較表】資格の難易度、受験費用はどれくらい?

ご紹介した転職におすすめな5つの資格について、難易度や受験費用をそれぞれ以下にまとめました。

資格 内容 費用 難易度(5段階) 資格区分
ITパスポート 未経験向け、これからIT業界に携わりたい方へおすすめ ¥5,700 1 国家
基本情報技術者 ITに関わる総合的な資格、初心者におすすめ ¥7,500 2 国家
CCNA ネットワークエンジニア向け、スキルアップに有用 ¥36,960 2 民間
ORACLE MASTER DBエンジニア向け、スキルアップに有用 ¥44,520~¥974,000 2~5 民間
AWS認定 インフラエンジニアをはじめ、AWSを利用する方に非常に有用 ¥1,1000~¥3,0000 2~5 民間

ご紹介した2つの国家資格は比較的安価に受験が可能な一方、民間系資格は高額となっています。ORACLE MASTERやAWS認定など資格の中でグレードが分かれるものについては、難易度が上がるにつれ費用が上昇し、試験費用だけでなく講習費用も合せて発生します。

ITの専門系資格の取得については、スクールに通うなどの手段を用いることもあり、より費用が発生する場合もあるでしょう。難易度や費用なども含め、目指したい資格の受験を検討してみてください。

次の章では、これから資格を取得したいという方におすすめの手段をご紹介します。

エンジニアとして働きながら資格取得も可能

ご紹介した5つの資格については転職の際や転職したあとも役立つ資格です。ご紹介した資格の中でも専門性の高い資格を取得する際におすすめの方法があります。

それは、働きながら資格を取得することです。IT業界未経験でこれからITエンジニアとして転職を考えている方も働きながら資格を取得することが可能です。賃金を得ながら資格を目指すことができるのでとてもお得でおすすめします。

本コラムサイトを運用しているオープンアップITエンジニアでは、研修が非常に充実しており、未経験から正社員として働き、各種資格に沿った研修を受講することが可能です。受講対象となっている資格は、勿論お仕事にも活かすことができ、キャリア・スキルアップを目指す人にとって非常にメリットがあります。

業界未経験からITエンジニアとして転職を目指すなら当社「オープンアップITエンジニア」を是非利用してみてください。

ITエンジニアへのキャリアチェンジならキャリアチェンジアカデミー

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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