この記事の目次
エンジニアの転職相談では相手選びが大切
エンジニア職に転職を検討している場合は、適切な相手に相談する必要があります。
職場の上司や同僚に相談すると現在の職場に不満があるのだと誤解されますし、家族や友人に相談を持ちかけると仕事内容を理解していないことで適切なアドバイスをもらえない場合があるからです。
エンジニア職を理解している会社のOBやOG、自分自身を客観的に評価してくれる転職エージェントなどに相談してみましょう。
転職相談の相手選びで見ると良いポイント
理想的な転職を成功させるためにも、エンジニア職を理解していて自分が悩んでいるポイントについて一緒に考えてもらえるような人を相談相手として選ぶようにしましょう。
家族や友人など身近な人の意見を取り入れながら、会社のOBやOG、同僚といったエンジニア職に理解ある人の声を聞き、自分のスキルがどのような会社で必要とされているか知るためにも転職エージェントに相談することもおすすめです。
エンジニアの転職相談に良い相手5つ
エンジニア職に転職する際に良いとされる相談相手について紹介していきます。
ハローワークやおしごとアドバイザーなど公的の場であれば、相談費用がかからないだけでなく、転職の知識に長けた職員の意見を聞けるのでどのように動けば良いか考えられます。エンジニア職の経験があるOBやOGに相談することも選択肢に入れておきましょう。
1:転職エージェント
エンジニア職に転職する際、最適な相談相手として転職エージェントがあります。
転職エージェントで転職者の相談にあたってくれる人は最新の転職ノウハウやエンジニア業界の情報を把握しており、利用者はメールやチャット、オンライン面談などで就きたい業種に合わせて相談できます。
また、企業に採用面談した際のトラブルについての知識にも長けているので、自分が理想としている会社を探しやすいでしょう。
2:会社のOB・OG
エンジニア職に転職する際、最適な相談相手として会社のOBやOGの人たちが挙げられます。
自分と同じ職場にいた会社のOBやOGならば、エンジニア職として転職した経験や、転職するときに利用した求人サイト、転職を進める際のポイントについても聞けるので、どのように転職活動を進めていけば良いか理解できます。
3:ハローワーク
エンジニア職に転職する際、最適な相談相手としてハローワーク職員が挙げられます。
ハローワークでは相談員に転職の悩みやこれからの方向性を相談でき、ハローワークに集まっている求人から自分に合う企業を見つける手伝いをしてもらえます。必要ならば職業訓練を受けて新たなスキルを磨くことも可能です。
4:ジョブカフェ
エンジニア職に転職する際、最適な相談相手としてジョブカフェがあります。
都道府県が運営しているジョブカフェは、若年層を対象とした公的の転職相談の場であり、無料で転職に関する相談やアドバイスを受けられます。その他にも模擬面接や、企業説明会の開催、応募書類の書き方のアドバイスも受けることが可能です。
5:おしごとアドバイザー
エンジニア職に転職する際、適切な相談相手としておしごとアドバイザーを利用する方法があります。
おしごとアドバイザーは厚生労働省が運営している公的の転職相談の場であり、転職や就職の悩み、不安などを常駐しているキャリアコンサルタントにメールや電話で相談できます。ただし求人紹介はしていないので自身で転職先を見つける必要があります。
出典:おしごとアドバイザー|厚生労働省
参照:https://oshigoto.mhlw.go.jp/
エンジニアの転職相談に注意が必要な相手5つ
エンジニアの転職を相談する際、注意が必要な相手について紹介していきます。
恋人や夫婦などのパートナーや友人、家族といった間柄であると仕事内容を理解していないことや転職後の家庭の経済状況を心配してしまう場合があるので、適切な回答を得られないでしょう。
上司や同僚に相談した場合も現在の仕事に不満があると誤解を与えてしまうので注意が必要です。
1:パートナー
エンジニア職に転職する際、相談するときに注意が必要な相手としてパートナーが挙げられます。
パートナーとの間に子供がいたり、結婚予定があったりする恋人や夫婦関係にあるパートナーに相談すると、転職後に収入が減ることや、転職に伴うリスクを恐れて転職について否定的な意見が出る場合があるので、客観的な声を聞くことが難しくなります。
2:上司
エンジニア職に転職する際、相談するときに注意が必要な相手として会社の上司が挙げられます。
上司は同じ職場で勤務していることもあり、エンジニア職の仕事内容についての理解はありますが一度相談してしまうと転職を希望しているという噂が社内で流れてしまったり、自分自身の職場での評価を下げる原因となったりすることがあるでしょう。
3:同僚
エンジニア職に転職する際、相談するときに注意が必要な相手として会社の同僚が挙げられます。
会社の同僚は先述した上司の場合と同様、仕事内容やエンジニア職の転職の相談をして適切なアドバイスを受けることはできますが、転職を希望している噂が職場に広まってしまうと会社に居づらくなり、日々の仕事をこなすことが難しくなる場合があります。
4:家族
エンジニア職に転職する際、相談するときに注意が必要な相手として自分の家族が挙げられます。
家族に転職の相談をした場合、エンジニアのキャリアについて最適なアドバイスを受けることが難しいだけでなく、相談している家族の精神的、肉体的な負担を案じて主観的な意見が多くなるので相談相手として相応しくないことがあります。
しかし、転職エージェントやハローワークとは違った視点で意見をもらうことができます。
5:友人
エンジニア職に転職する際、相談するときに注意する相手として友人が挙げられます。
相談を持ちかける友人にエンジニア職のキャリアや業務内容について知識が乏しい場合、エンジニア職の転職事情などを考慮しない意見をもらうこともあるので、鵜呑みにせず友人の考え方として受け止めることが大切です。友人の主観的なアドバイスは、場合によっては受け流しましょう。
エンジニア転職の相談前に取り組んでおきたいこと4つ
エンジニア転職の相談をする前に取り組んでおきたいこと4つについて紹介していきます。
エンジニアへの転職は、他の職業の転職と同じように自分自身で優先順位を決め、将来へのビジョンを描けていなければ転職自体を成功させることが難しくなります。これらのを再確認した上で、転職以外の解決策がないのかも考えてみましょう。
1:不満や悩みを書き出す
エンジニア転職の相談前に取り組んでおきたいことの1つ目に不満や悩みを書き出すことが挙げられます。
漠然と感じている不満や悩みを明確にするためにも、ノートやメモ帳などに感じていることを言語化し、仕事や転職についての悩みを深く掘り下げて記載してみましょう。
書き出すことで、そのような不満や悩みを抱いているのか相談相手に説明しやすくなり、相手も問題について深く理解できます。
2:将来のビジョンを書き出す
エンジニア転職の相談前に取り組んでおくことの2つ目に将来へのビジョンを書き出すことが挙げられます。
10年後20年後にエンジニアとしてどのように活躍していたいのかをノートなどに書き出し、一流のエンジニアとして働くために必要な資格やスキル、業務経験などを考える機会を作りましょう。価値観や仕事観、職務歴を自己分析し、客観的に自分を見つめ直す必要があります。
3:転職以外の解決策があるか考える
エンジニア転職の相談前に取り組んでおくことの3つ目に転職以外の解決策があるのか考えてみることが挙げられます。
エンジニアに転職する理由が明確ではなく、周囲の影響でなんとなく転職活動を進めてしまうと企業側に目的意識や熱意を持ってエンジニア職に就くつもりがないのだと判断され転職自体が難しくなることがあります。職場の労働環境改善など申し出てみましょう。
4:転職の優先順位を決める
エンジニア転職の相談前に取り組んでおくことの4つ目に転職の優先順位を決めておくことが挙げられます。
自分に合った転職先を見つけるためにも、現在のライフスタイルを維持できる育児休暇や産休を取得しやすい職場を選ぶのか、高い収入を得られる職場に移るべきなのか、優先順位を明確にして転職活動を進めることが大切です。
転職の相談で多いとされる内容5つ
最後に、転職の相談で多いとされている内容について紹介していきます。
転職を検討している人のほとんどは現在の職場の人間関係や労働条件、仕事内容などについて不満や問題を抱えており、転職して異なった職場へ移ることで問題や課題を無くそうとしています。仕事で自分本来の力を発揮するためにも、自分に合った職場探しが重要です。
1:仕事内容に関する不満
転職の相談に多いとされている内容に仕事内容に関する不満があります。
ルーティンワークを軸にした働き方の場合や、自身のキャリア形成を叶えられない仕事内容の場合、将来への不安が募り異なった職場へ移った方が良いのではと考えてしまいます。仕事内容の不満が転職を決断する理由になるのです。
2:労働条件に関する不満
転職の相談で多いとされている内容に労働条件に関する不満があります。
休日出勤や残業が多いとプライベートを充実させることが難しくなるだけでなく、気分をリフレッシュできなくなるので仕事自体に疑問を持ち始めてしまいます。また、雇用形態が非正規であると労働条件が厳しくなるので他人に転職の相談を持ちかけるようになります。
3:人間関係に関する問題
転職の相談で多いとされている内容に人間関係に関する問題があります。
業務をこなす上で上司との反りが合わないことや、職場の雰囲気が合わないとことは、良好な人間関係を築いていくのが難しくなるため転職を決意するきっかけになるでしょう。一度、人間関係をリセットする意味でも転職を検討する場合があります。
4:給料に関する不満
転職の相談で多いとされている内容に給料に関する不満があります。
業務で成果を上げているのに会社側から正当な評価を受けられないことや、昇給のシステムや機会がない職場だと昇給のチャンスを得ることが難しいので、正当に評価してもらえる職場へ転職したいと考えるようになります。
5:仕事の将来性に関する不安
転職の相談で多いとされている内容に仕事の将来性に関する不安があります。
自身のキャリアが形成できない労働環境の職場は、新しいスキルや業務経験を積めなくなるので、年齢を重ねたときにいざ転職や起業をしようとしても難しくなってしまうため、仕事自体に将来性を感じなくなり転職を決意することがあります。
エンジニア転職を相談するときは相手を見極めましょう
エンジニア転職を相談する際は、適切な相手かどうか見極めてから相談を持ちかけることが大切です。身近な家族や友人、恋人などのパートナーに相談を持ちかけてしまうと主観的な意見ばかりが目立ち、本来の目的を見失いかねません。
今回紹介したエンジニア転職を相談する際の記事の情報とご自身の中にある転職の知識を用いながら、まずはスキルや業務経験の棚卸しから始めてみましょう。
この記事の監修者・著者

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未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
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