2021/03/4

IT業界で求められるスキルとは?求められる10のスキルとIT系の資格

 
  

ITSS(ITスキル標準)とは?


ITSS(ITスキル標準)とは「IT Skill Standard」を略した言葉で、経済産業省が策定しているIT人材のスキル体系のことです。

IT人材を教育する際の基準として使用されており、ITSSを利用することでエンジニアのスキルを数値化することも可能になります。

そのため、近年ではIT分野の知識やスキルの公正な評価指標として利用され始めています。

IT業界で役立つスキルとは?


IT業界は、エンジニア職と非エンジニア職でも役立つスキルが異なります。

「IT」と聞くと、どうしても専門的なスキルが求められるイメージがありますが、IT業界だからといってプログラマーやSEなどのエンジニアばかりではありません。中には、営業職やITコンサルタントなどの非エンジニア職も存在するため、役立つスキルはさまざまです。

もちろん、エンジニアとして働くのであれば、プログラミング言語については学ぶ必要があります。

IT業界で求められる10のスキル


IT業界で働くにはどのようなスキルが求められるのでしょうか。

未経験でもIT業界で働きたいという方も多いでしょう。しかし、どのようなスキルを身につければいいのかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。

ここでは、業種に関わらずIT業界で求められる10のスキルを紹介しますこれからIT業界を目指す方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

1:コミュニケーションスキル

IT業界では、円滑に仕事を進めるためのコミュニケーションスキルが必要になります。

IT業界での仕事は、一人で黙々とパソコンに向かって作業を行うイメージも強いですが、実際にはチーム単位でプロジェクトを進めていきます。

そのため、上司や他のメンバーが求めていることを察するスキルや、相手に分かりやすく伝えるスキルなどのコミュニケーションスキルが必要になります。

2:論理的思考力

IT業界では、物事を矛盾なく順序立てて考えられる論理的思考力が必要になります。

特にシステム設計やネットワークの構築、アプリケーションのプログラミングといったIT業界特有の業務には論理的思考力が必須です。

論理的に考えるスキルがあれば、効率的で矛盾のない最適化された設計が可能となるでしょう。また、ビジネスメールを書く際や、会議などの他の業務でも論理的思考力は役立ちます。

3:プログラミングスキル

IT業界では、ソフトウェア開発で用いられるプログラミングスキルが必要になります。

IT業界の職種として、プログラマーやアプリケーションエンジニアなどの職業を思い浮かべる人も多いでしょう。システムやアプリケーションなどを開発する際に、必須となるスキルがプログラミングスキルです。

プログラミング言語にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴も異なるため、自分が開発したいものに適した言語を選ぶようにしましょう。

4:資料作成能力

IT業界では、資料を上手く作成する資料作成能力が必要になります。

IT業界では、クライアントに見せる資料や会議で使用する資料など、ドキュメントを作成する機会が意外に多いです。分かりやすい資料を作るには、多くの情報の中から必要な情報をピックアップし、見やすいデザインや構成にするなど、複数のスキルが必要になります。

資料が上手く作れることも評価にも影響するため、実際に資料を作成してスキルを身につけましょう。

5:専門知識

IT業界では、その人自身が特化している専門知識が必要になります。

どのIT企業でも必要となるプログラミングスキルや開発経験などは、IT業界で働く人や転職する人のほとんどがすでに持っています。そのため、それだけでは今後活躍するのは難しくなることが予想できます。

これからは、ITに関係のない何かしらの専門知識を習得し、自分自身に付加価値を付けることが大切になっていくでしょう。

6:プレゼンスキル

IT業界では、クライアントに最適な提案を行うプレゼンスキルが必要になります。

プレゼンスキルは、IT業界でも特にシステムエンジニアなどの上流工程を担うエンジニア職に必要となるスキルです。システムエンジニアはクライアントのニーズを的確に読み取り、課題を解決するための提案を行います。

そのため、プレゼンスキルに欠けているシステムエンジニアは周囲から評価を受けることは難しいでしょう。

7:マネジメント能力

IT業界では、プロジェクトチームを管理するマネジメント能力が必要になります。

IT業界で経験を積んでいくと、現場でのプログラミングなどの仕事よりも、チームを管理するマネジメント業務が増えていきます。マネジメント能力は経験によって身につけていくことになりますが、早い段階から磨いておくと良いでしょう。

8:流行分析能力

IT業界では、ITトレンドを分析できる流行分析能力が必要になります。

IT業界は情報も技術も日々変わっていくため、IT業界の最先端にいるためには常にトレンドをキャッチする必要があります。

さらに、ITのトレンドを分析し、何が求められているのかまで分析できるスキルがあれば、IT業界で活躍できるでしょう。

9:コンプライアンス

IT業界では、法令遵守を意味するコンプライアンスが必要になります。

近年では、企業の不祥事に対する批判も強くなってきていることから、コンプライアンスを徹底しようとしているIT企業が多くなっています。

そのため、IT業界で働く場合はSNSなどでの発言にも責任を持つ意識が必要です。

10:英語力

IT業界では、英語で書かれた文書を読める程度の英語力が必要になります。

IT業界の最先端の情報は英語圏から発信されるため、英語力を身につけることで最新の情報を逃さずキャッチできるようになります。

また、英語ができるエンジニアは重宝されるため、転職でも有利になるでしょう。

IT系の3つの資格


資格を取得することで、スキルを保有していることを客観的に証明できます。

そのため、IT業界で働くのであればIT資格を取得するのがおすすめです。しかし、さまざまな種類があり過ぎて、どれを取得すればいいのか分からないという方もいるのではないでしょうか。

ここでは、基本的なIT系の3つの資格をご紹介しますので、資格取得の参考にしてみてはいかがでしょうか。

1:ITパスポート

ITパスポートとは、ITに関連した基本的な知識を認定する試験です。

はじめてIT系の資格取得を行う人や、将来IT業界で働きたいというような方は、まずはITパスポートを取得するのがおすすめです。

ITパスポートは経済産業省が認定している情報処理技術者試験の1つで、スキルレベルはもっとも易しい1に相当します。 また、合格率は50%~60%程度となります。

2:基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、エンジニアを目指すのであれば取得しておきたい試験です。

情報処理技術者試験の1区分で、スキルレベルは2に相当します。試験範囲は幅広く、コンピューターシステムやシステム開発と運用、ネットワーク、データべース、セキュリティなど多岐にわたります。

なお、合格率は20%程度となっており、難易度は比較的高めだと言えます。幅広いITの知識を習得できる試験となっています。

3:応用情報技術者試験

応用情報技術者試験とは、高度IT人材としての知識やスキルを認定する試験です。

基本情報処理技術者試験の次に合格を目指すワンランク上の資格で、情報処理技術者資格のスキルレベル3に相当します。

試験範囲としては基本情報処理技術者試験と同じですが、より応用的な内容について問われます。また、高度情報処理技術者試験の取得を目指す人にもおすすめの資格となっています。

IT業界で求められているスキルをまずは理解しよう


IT業界で働く場合、さまざまなスキルが求められます。

ぜひ、この記事でご紹介したITSSの概要やIT業界で求められる10のスキル、IT系の3つの資格などを参考に、IT業界で活躍できる人材になるための必要なスキルや資格を習得してみてはいかがでしょうか。

ITエンジニアへのキャリアチェンジならキャリアチェンジアカデミー

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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