2020/12/17

AWS資格とは?AWSの認定資格12選とAWSのサービスを使うメリット

 
  

AWSとは?

AWSは、Amazon Web Servicesの略称で、アメリカの大手インターネット通販のAmazonの子会社が提供している、世界規模のクラウドプラットフォームの総称です。

世界中のデータセンターから、豊富な機能を備えたサービスを提供しています。

現在、急成長を遂げているスタートアップから、大企業、主要な政府機関まで、多くの顧客がAWSを利用しています。

AWSの認定資格とは?

AWS認定は、クラウドの専門知識やAWSに関する高い技術スキルを得ていることを問われる、AWS公認の認定資格です。

エンジニアは、AWSに関連する自身のスキルを証明するのに役立ちます。また、組織はAWSについての専門的なスキルを備えたエンジニアを募集するための指標として利用できます。

さらに、AWS認定の取得者には、次に受験するAWS認定試験の割引や、AWSが主催するイベントでの優遇措置などのメリットが設けられています。

AWSの認定資格のレベル3種類

AWS認定は、習得している技術レベルに応じて、3種類のレベルに分類されます。

AWS初心者が最初に目指す指標として、「基礎」レベルが準備されています。クラウド業界の基礎知識とAWSの基本的な知識を求められます。

基礎コースを取得したエンジニアが次に目指すのは、AWSを使用した問題解決案の作成や実施ができることを証明する「アソシエイト」レベルです。

最後に、AWS認定の中でも高い技術レベルを要求される「プロフェッショナル」レベルがあります。

AWSの認定資格10選

AWS認定には、求められる技術レベルや専門分野に応じて、10種類の認定資格が用意されています。

ここでは、各認定資格について、それぞれ試験の概要と資格取得に求められている知識について紹介します。

資格1:クラウドプラクティショナー

クラウドプラクティショナー試験は、AWSの概要とベーシックなクラウドアーキテクチャを理解し、説明できることができるレベルであることを証明します。

AWSの専門知識資格に挑戦するための準備として用意されている基礎的な知識を証明することを目的とした資格です。

特定の技術分野に依存することなく、AWS全体の概念や設計思想、料金モデルなどの概要を理解していることが求められます。

資格2:ソリューションアーキテクト

ソリューションアーキテクトは、可用性、コスト効率、耐障害性、信頼性、スケーラビリティなど、AWSのアーキテクチャを理解し、効果的に活用するための総合的な能力が求められる資格です。

アソシエイトレベルおよびプロフェッショナルレベルの2段階が準備されており、アソシエイトでは、運用に活用できるレベルの知識が求められます。

プロフェッショナルレベルでは、AWSアーキテクチャを効果的に活用した、設計およびデプロイができるレベルの知識が必要です。

資格3:デベロッパー

デベロッパー試験は、AWSを使用したクラウドベースのアプリケーション開発において、開発、デプロイ、デバッグの専門スキルが求められる資格です。

AWSサービスのAPIやAWS CLI、SDKを使用した開発から、アプリケーションのライフサイクル管理まで、開発業務全般に対するスキルが必要です。

資格4:SysOpsアドミニストレーター

SysOpsアドミニストレーターは、AWSにおけるシステムのデプロイ、管理、運用に関する知識が求められる資格です。

AWSにおけるネットワークの概念およびアーキテクチャを理解し、AWSの運用におけるベストプラクティスの適切な使用方法を選択して利用できるスキルが必要です。

スケーラブルで、高可用性、高障害耐性を備えたシステムを、AWSにデプロイし、管理、運用できる能力が試されます。

資格5:DevOpsエンジニア

DevOpsエンジニアは、デベロッパーとSysOpsアドミニストレーターの上位にあたる資格です。

AWSで継続的デリバリーの手法を実装、管理することができ、AWSでのモニタリング、ログの管理、セキュリティコントロールなどのさまざまな要件を満たすシステムの設計から管理、維持までを総合的に行える能力が求められます。

高可用性、スケーラビリティ、自己修復機能などを備えた、日頃の運用負担から解放するためのシステムの構築を目指します。

資格6:高度なネットワーキング

AWS認定高度なネットワーキングは、AWSのすべてのサービスで使用するネットワークアーキテクチャを設計、構築、管理できるスキルを求める資格です。

AWSのネットワークの概念と、技術に関する高度な知識を証明することができます。

各種ツールを利用して、AWSのネットワークタスクを自動化したり、ネットワークセキュリティ機能のための一般的なソリューションに関するスキルを保持していることが推奨されています。

資格7:ビッグデータ

AWS認定ビックデータは、AWDを使用した複雑なビッグデータ分析行うための能力を検証する資格です。

AWSの基本的なアーキテクチャのベストプラクティスに沿って、核となるAWSビッグデータ関連のサービスを実装できるようになります。

AWSビッグデータ関連サービスの選定や、収集、取り込み、保存、処理、可視化というビッグデータのライフサイクルにおいて、各サービスがどのように適合するかを理解して説明できる能力が求められます。

資格8:セキュリティ

AWS認定セキュリティは、AWSプラットフォームを利用した環境のセキュリティ保護に関する能力を検証する資格です。

AWSにおける環境の保護、データ暗号化、セキュアなインターネットプロトコルの概要とAWSでの実現方法など、AWSのセキュリティに関連するサービスおよび機能を利用するスキルが求められます。

また、利用するサービスに応じて、コスト、セキュリティおよび導入の複雑さについて、それぞれバランスを勘案した構成を決定する意思決定能力が必要になります。

資格9:機械学習

AWS認定機械学習は、AWSを使用して機械学習モデルの構築、トレーニング、展開を行う能力を検証する資格です。

ビジネスの課題に対応する機械学習ソリューションを、設計、実装、展開、運用するスキルが求められます。

実装する機械学習ソリューションの実現に適切なAWSサービスを選定する能力が必要です。

資格10:Alexaスキルビルダー

AWS認定Alexaスキルビルダーは、AmazonAlexaのスキルを構築、テスト、公開するための能力を検証する資格です。

Alexaスキルを構築するためのアーキテクチャを設計する能力があり、スキルの開発、テスト、公開およびトラブルシューティングまで、Alexaスキルに関連する総合的なスキルが求められます。

AWSのサービスを使うメリット3つ

ここまで、AWSに関連する技術スキルを証明するための、AWS認定資格について説明しました。

では、これらの資格を取得し、AWSを利用することにどのようなメリットがあるのでしょうか。

ここでは、AWSのサービスを使うことで得られるメリットを3つ紹介します。

メリット1:導入コストを削減できる

AWSのサービスは、必要な時に必要なだけ、低価格なITリソースを提供するという特徴を持っています。

ITリソースを導入する際、サーバ機器の購入のような初期費用は発生せず、すぐに利用を開始できます。

また、完全な従量課金となっているため、不要になった際はサーバを停止し、データを削除することで課金は停止されます。

メリット2:ストレージの費用が最低限で済む

AWSを代表するストレージサービスである、Amazon EBSおよびAmazon S3は、作成時に確保した容量ではなく、実際に使用した容量に応じて課金されます。

実際に使用した分だけ支払えば良いので、ストレージの費用を最低限に抑えることができます。

メリット3:セキュリティ能力が高い

AWSのサービスは、安全で高いパフォーマンスを発揮し、さらに障害耐性を備えた、アプリケーション用インフラストラクチャを効率よく構築できるように設計されています。

利用者は、AWSのサービスを利用することにより、セキュリティ要件や規制要件を満たすシステムを簡単に構築できるようになります。

AWSの認定資格を取得してみよう!

AWS認定は、クラウドの専門知識やAWSに関する高い技術スキルを得ていることを問われるAWS公認の認定資格です。

AWS認定資格を取得することは、取得者自身のAWSに関連する高い技術スキルを証明することができます。

AWS認定資格を取得して、AWSの専門家を目指してみましょう。

ITエンジニアへのキャリアチェンジならキャリアチェンジアカデミー

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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