2021/06/1

AWS認定SysOps試験対策5つ|サンプル問題や本を活用しよう

 
  

AWS認定SysOps試験とは


AWS認定SysOps試験とは、AWSでの開発、管理、運用に関する知識やスキルを認定する管理運用者向けの試験です。

AWS認定SysOpsとは正式名称を「AWS認定SysOpsアドミニストレーター – アソシエイト」と呼び、主にシステム運用を担当するシステムアドミニストレーターを対象としています。

また、AWS認定の中では基礎であるクラウドプラクティショナーの次のアソシエイトレベルの試験となります。

試験時間 130分間
受験料 15,000円(税別)
合格ライン 100~1000点中720点
AWS 認定 SysOps アドミニストレーター – アソシエイト

AWS認定SysOps試験の出題範囲7つ


AWS認定SysOps試験の出題範囲をご紹介します。

AWS認定SysOps試験の出題範囲は7つの分野に分かれており、それぞれ出題される割合も決まっています。

ここではAWS認定SysOps試験の出題範囲7つをご紹介しますので、どのような内容が出題されるのかぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

SysOps試験の出題範囲1:高可用性について

AWS認定SysOps試験ではAWSにおける高可用性について問われます。

高可用性とは、システムやサーバーなどが壊れても停止しない可用性が高いことを意味する言葉です。高可用性ではユースケースにごとの拡張性と伸縮性の実現や、AWSにおける高可用性と回復性、およびその違いについて問われます。

また、高可用性の出題割合は8%となっており、7分野の中ではもっとも出題数が少ないです。

SysOps試験の出題範囲2:レポート・モニタリング

AWS認定SysOps試験ではAWSにおけるモニタリングとレポートについて問われます。

モニタリングとレポートでは、AWSのモニタリングサービスを利用したメトリクスやアラームの作成運用や、パフォーマンスと可用性のメトリクスについての理解や違い、改善手順などについて問われます。

また、モニタリングとレポートの出題割合は22%となっており、7分野の中ではもっとも多く出題されます。

SysOps試験の出題範囲3:プロビジョニングと展開

AWS認定SysOps試験ではAWSにおける展開とプロビジョニングについて問われます。

プロビジョニングとは、設備に応じたリソースをあらかじめ予測して準備しておくことです。展開とプロビジョニングでは、クラウドでのプロビジョニングに必要な手順や実行、展開に関係する問題の特定や改善方法について問われます。

また、展開とプロビジョニングの出題割合は14%となっています。

SysOps試験の出題範囲4:自動化・最適化について

AWS認定SysOps試験ではAWSにおける自動化と最適化について問われます。

自動化と最適化では、AWSのサービスや機能を使用する場合のリソースの管理や評価、効率的なリソース使用のための最適化戦略、管理オーバーヘッドを抑えるための作業や繰り返し実行するプロセスの自動化について問われます。

また、自動化と最適化の出題割合は12%となっています。

SysOps試験の出題範囲5:セキュリティ

AWS認定SysOps試験ではAWSにおけるセキュリティとコンプライアンスについて問われます。

セキュリティとコンプライアンスでは、AWSのセキュリティポリシーやAWS使用時のアクセス制御、共有責任モデルでのロールと責任の違いについて問われます。

また、セキュリティとコンプライアンスの出題割合は18%となっています。

SysOps試験の出題範囲6:ネットワーク

AWS認定SysOps試験ではAWSにおけるネットワークについて問われます。

ネットワークでは、AWSのネットワーク機能やAWSの接続サービス、ネットワーク関連のトラブルシューティングに関する情報収集や解釈について問われます。

また、ネットワークの出題割合は14%となっています。

SysOps試験の出題範囲7:データ管理及びストレージ

AWS認定SysOps試験ではAWSにおけるストレージおよびデータの管理について問われます。

ストレージおよびデータの管理では、データ保持の作成と管理、データ保護や暗号化、キャパシティプランニングのニーズの実現などについて問われます。

また、ストレージおよびデータの管理の出題割合は12%となっています。

AWS認定SysOps試験対策5つ


AWS認定SysOpsには5つの試験対策があります。

これからAWS認定SysOpsを受験するという方の中には、どのような試験対策があるのか知りたいという方もいるのではないでしょうか。

ここではAWS認定SysOps試験対策5つをご紹介しますので、どのような試験対策法があるのか参考にしてみてください。

SysOps試験対策1:サンプル問題を活用する

AWS認定SysOpsの試験対策としては、公式のサンプル問題を解く方法があります。

AWS公式サイトにはサンプル問題があり、誰でも無料でダウンロードすることができます。AWSの問題は日本語でも英語をそのまま翻訳したような独特の日本語なので、文章に慣れておく必要があります。

そのため、サンプル問題を活用することで、実際の試験の雰囲気なども掴みやすくなるでしょう。

SysOps試験対策2:オンライン練習問題を活用する

AWS認定SysOpsの試験対策としては、オンライン練習問題を解く方法があります。

AWSにはオンラインで利用できるWEB問題集があり、SysOpsの練習問題も解くことができます。また、「Amazon AWS-SysOps 問題集」などの試験問題を受けられるサイトもあるため、そういったオンラインで受けられる練習問題のサイトを活用すると良いでしょう。

SysOps試験対策3:オンライン講座を活用する

AWS認定SysOpsの試験対策としては、オンライン講座を利用する方法があります。

オンライン学習ができるUdemyなどを利用し、AWS認定SysOpsのオンライン講座を受講するのもおすすめです。

例えば、Udemyには「AWS 認定SysOpsアドミニストレーター アソシエイト模擬試験問題集(全4回分260問)」という講座があり、SysOpsの受験対策として多くの人が受講しています。

SysOps試験対策4:本・書籍を活用する

AWS認定SysOpsの試験対策としては、本や書籍を利用する方法があります。

AWS認定関連の書籍も多く販売されています。書籍であればSysOpsの試験に沿った内容のみに絞って学んだり、問題集を利用して繰り返し問題を解くことで実践的な力を身につけることもできます。

また、「AWS認定アソシエイト3資格対策」ならアソシエイトレベル全てに対応しているため、他のAWS認定を受ける場合にも活用できます。

SysOps試験対策5:AWS公式のドキュメントを参考にする

AWS認定SysOpsの試験対策としては、AWS公式のドキュメントを参考にする方法があります。

AWS公式のドキュメントにはAWSの各種サービスのユーザーガイドやチュートリアル、リファレンスなどの資料があります。

AWSにはさまざまな種類のサービスがあり、さらに更新も頻繁に行われることから、ドキュメントの内容も頻繁に更新されています。

よくある質問で調べる

AWS公式のドキュメントを利用する場合、よくある質問で調べる方法があります。

ドキュメントの「よくある質問」をチェックすることで、AWSが提供している似たようなサービスの切り分けなどに利用できます。

また、よくある質問ではそのサービスでできることとできないことが明確に記載されていることから、実際の認定試験で出題されるユースケース関連のも問題を解くのに役立つ知識が身につきます。

トラブルシューティングで調べる

AWS公式のドキュメントを利用する場合、ドキュメントのトラブルシューティングで調べる方法があります。

「よくある質問」と同じですが、ドキュメントの「トラブルシューティング」をチェックすることで、AWSの類似しているサービスの切り分けや実際の試験で出題される選択肢の絞り込みに役に立ちます。

また、各種サービスのできることとできないことを知り、ナレッジの幅を広げるのにも役立ちます。

特に覚えておきたいAWS認定SysOps試験問題6つ


AWS認定SysOpsには特に押さえておきたい試験問題があります。

AWS認定SysOpsで出題される問題の中には、AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイトなどと比較しても多く出題される可能性が高い問題があります。そのため、そういった問題を押さえておくようにしましょう。

ここでは最後に特に覚えておきたいAWS認定SysOps試験問題6つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

SysOps試験問題1:ハイブリッドとマルチリージョン

AWS認定SysOpsの試験問題ではハイブリッドとマルチリージョンについて覚えておきましょう。

ハイブリッドとマルチリージョン関連の問題では、たとえばAWS Snowballやストレージゲートウェイ、2つのVPC(Virtual Private Cloud)でのプライベートなトラフィックを可能にするVPCピアリングなどについて問われます。

SysOps試験問題2:環境構築の自動化方法

AWS認定SysOpsの試験問題では環境構築の自動化方法について覚えておきましょう。

SysOpsではAWS OpsWorksを使用して環境構築を自動化できるか否かといった問題も出題されます。そのため、具体的な環境構築の自動化方法についても押さえておきましょう。

SysOps試験問題3:追跡や構成の保護・管理

AWS認定SysOpsの試験問題では追跡や構成の保護、管理について覚えておきましょう。

VPCで行き来するIPトラフィックの情報をキャプチャするVPC Flow Logsや、AWSアカウントのインフラストラクチャ全体でのアクティビティを記録し、監視するAWS CloudTrailなどについて多く出題されます。

他にもAmazon InspectorやAWS Config、AWS SSMなどを押さえておきましょう。

SysOps試験問題4:アプリケーション設定

AWS認定SysOpsの試験問題でアプリケーションに関する設定について覚えておきましょう。

AWSで実行されるアプリケーションの設定には、DDoS攻撃から保護するAWS Shieldなどのセキュリティに関する設定があります。また、GurdDutyやWAFについても押さえておきましょう。

SysOps試験問題5:サポートへの申請が必要な制限解除について

AWS認定SysOpsの試験問題ではサポートへの申請が必要な制限解除について覚えておきましょう。

AWSではサービス制限を解除するために、AWSサポートへ制限解除のリクエストを送る必要があるものがあります。

たとえばAmazon SESの送信制限解除申請やメール送信制限解除申請など、サポートへ申請しなければいけない制限の解除にはどのようなものがあるのか押さえておきましょう。

SysOps試験問題6:サポートプランによる違い

AWS認定SysOpsの試験問題ではサポートプランによる違いについて覚えておきましょう。

AWSのサポートプランには「ベーシック」「開発者」「ビジネス」「エンタープライズ」という4つの種類があります。

全てのAWSユーザーはベーシックサポートを受けることができることに加え、「開発者」「ビジネス」「エンタープライズ」でサポートに違いがあるため、どのような違いがあるのか押さえておきましょう。

AWS認定のSysOps試験の合格を目指そう


AWS認定SysOpsはAWS認定における管理・運用者向けの試験です。

ぜひこの記事でご紹介したAWS認定SysOps試験の出題範囲や試験対策、特に覚えておきたい試験問題などを参考に、しっかりと対策を行ってAWS認定SysOps合格を目指しましょう。

ITエンジニアへのキャリアチェンジならキャリアチェンジアカデミー

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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