2022/06/22

Salesforceにおけるrtrim関数とは?概要や設定サンプルをご紹介

 
  

Salesforceにおけるrtrim関数とは?

rtrim関数とは、関数内で指定した文字を文字列の末尾から削除した値を返すことで、文字列末尾の不要な文字を削除することができる関数です。 よく使われる例としては、文字列末尾のスペースを削除したい場合に使用します。また、「東京・大阪 」というように、文字列末尾にスペースが2つ続いた場合でも、2つのスペースを削除し、「東京・大阪」という値を返します。 サブ文字列に任意の文字列を指定することで、文字列末尾の任意の文字列を削除することも可能です。Salesforceではrtrim関数と似た関数として、ltrim関数およびtrim関数が存在します。 以下にてそれぞれの関数の違いと設定サンプルを併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

Salesforceにおけるrtrim関数を含む数式で用いる文字列関数の概要

先ほど簡単にご説明しましたrtrim関数の他にも、Salesforceの数式ではさまざまな文字列関数が準備されていますので、よく利用する文字列関数の一部を紹介します。 1.concat関数 指定した文字列を連結した値を返す関数です。 2.lower関数 指定した文字列をすべて小文字に変換した値を返す関数です。 3.ltrim関数 指定したサブ文字列を指定した文字列の先頭から削除した値を返す関数です。 4.replace関数 指定した文字列に対して、特定の文字列で変換した値を返す関数です。 5.rtrim関数 指定したサブ文字列を指定した文字列の末尾から削除した値を返す関数です。 6.trim関数 指定したサブ文字列を指定した文字列の先頭および末尾から削除した値を返す関数です。 7.upper関数 指定した文字列をすべて大文字に変換した値を返す関数です。

rtrim関数の設定サンプル

ここではrtrim関数を使った具体例と設定サンプルを紹介します。 Salesforceでは、文字列から特定の末尾の文字列を削除したい場合にrtrim関数を利用します。例えば、「東京・大阪 」の末尾のスペースを削除したい場合は、以下のように記述します。
rtrim(""東京・大阪 "")
上記のように記述することで、「東京・大阪」という末尾のスペースが削除された文字列を取得することができます。 さらに、「東京・大阪 」の末尾にスペースが2つ存在する場合でも、同様の記述で「東京・大阪」という文字列を取得することができます。 また、「東京・大阪・」の末尾の文字列「・」を削除したい場合は、以下のように記述します。
rtrim(""東京・大阪・"",""・"")
上記のように記述することで、「東京・大阪」という末尾の「・」が削除された文字列を取得することができます。

rtrim関数とltrim関数の違い

ここではrtrim関数と似た関数で混合しやすいltrim関数について、具体例と設定サンプルを交えて紹介します。 ltrim関数は、関数内で指定した文字を文字列の先頭から削除した値を返すことで、文字列先頭の不要な文字を削除することができる関数です。 rtrim関数が文字列末尾の不要な文字を削除するのに対して、ltrim関数は、文字列先頭の文字列を削除するという違いがあります。 例えば、「 東京・大阪」の先頭のスペースを削除したい場合は、以下のように記述します。
ltrim("" 東京・大阪"")
さらに、「・東京・大阪」の先頭の文字列「・」を削除したい場合は、以下のように記述します。
ltrim(""・東京・大阪"",""・"")
上記のように記述することで、「東京・大阪」という先頭のスペースもしくは文字列「・」が削除された文字列を取得することができます。

rtrim関数、ltrim関数とtrim関数の違い

ここではrtrim関数、ltrim関数の両方の性質を組み合わせたtrim関数について、具体例と設定サンプルを交えて紹介します。 rtrim関数やltrim関数は、文字列末尾もしくは文字列先頭の不要な文字を削除するのに対して、trim関数は、文字列先頭と末尾の両方の文字列を削除するという違いがあります。 例えば、「 東京・大阪 」の先頭のスペースを削除したい場合は、以下のように記述します。
trim("" 東京・大阪 "")
さらに、「・東京・大阪・」の先頭と末尾の文字列「・」を削除したい場合は、以下のように記述します。
trim(""・東京・大阪・"",""・"")
上記のように記述することで、「東京・大阪」という先頭と末尾のスペースもしくは文字列「・」が削除された文字列を取得することができます。

Salesforce標準機能の関数を正しく活用しよう!

今回はSalesforceの数式で利用できるrtrim関数の概要と設定サンプルを紹介しました。 文字列先頭の文字を削除したいのか、末尾の文字を削除したいのか、先頭と末尾の文字を削除したいのか、によって使用する関数が異なることを紹介しました。 今回紹介した関数の他にも、Salesforceではさまざまな関数が用意されています。 それぞれの特徴を正しく理解し、活用していきましょう。]]>

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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