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SalesforceにおけるSOAP APIのIsDeleted項目について

IsDeleted項目の参照方法

IsDeleted項目の使用場面
ごみ箱内のデータを区別したい時
ごみ箱の中身のデータとごみ箱に入っていないデータを区別したい場合に、データローダで出力されたCSVファイル内のIsDeleted項目を確かめることでゴミ箱内のデータを区別できます。 データローダを使用してゴミ箱に入っているデータを一括出力できないので、このような手順になります。データローダは、Enterprise Edition、Performance Edition、Unlimited Edition、Developer Edition、および Database.com Edition以外の方は使用できないのでご注意ください。 もしごみ箱内のデータを探したい場合は「IsDeleted」の項目にチェックがある方を、通常のデータのみを抽出したい場合は「IsDeleted」の項目にチェックがない方を参照にしましょう。削除したデータを復元したい時
ゴミ箱にあるレコードを復元したい時も、IsDeleted項目で参照できるデータは復元できます。 データを復元するには、まずWorkbenchにログインし[queries] のドロップダウンを選択、そして[SOQL Query]をクリックしてごみ箱から復元したいレコードのオブジェクトを選択します。 次に、復元したいレコードのIDやその他項目を選択し、[Query]ボタンを選択します。そうすると一致する結果のリストが表示されるので、そのリストをExcelに貼り付け[CSV(カンマ区切り)(* .csv)]で保存し、Workbenchからその保存したファイルを読み込みます。 もしくは、データローダのExport All機能を使って、復元したいレコードのCSVファイルを生成できます。 もし誤ってレコードを削除してしまった場合でも、直ちにクレームにつながるようなことはありません。組織からデータを完全に消去する時
組織から完全にデータを消去したい場合、データローダでExport All機能を開いた後「isDeleted = True」でフィルタリングして参照できるレコードも削除する必要があります。 レコードは削除を実行しても、システムからは完全に消去されません。削除されたレコードも、そのレコードに対しアクセス権があるユーザーは引き続きクエリできます。 完全に削除するには、ゴミ箱を空にしてかつSalesforceサポートに問い合わせて物理的な削除を実行する必要があります。このプロセスを経ると、UIまたはAPIを介してレコードにアクセスできなくなります。 その際、もし完全に消去されてしまうデータに何があるか確認したい場合、isDeleted項目を一度チェックする必要があります。ゴミ箱のデータを整理したい時にIsDeleted項目を活用しよう!
