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Salesforce Identityとは?

Salesforce Identityでできること

サインインの簡略化
Salesforce Identityを利用することで、従業員のみならず顧客や社員などあらゆるユーザーのサインインを快適にできます。 シングルサインオンで、1つのIDさえあればSalesforceや他のサードパーティアプリにサインインできます。 例えば、企業にて仕事するために6個のアプリケーションを使用している場合、6個別々のIDを管理する必要は無く、1つのパスワードさえ覚えておけばどのアプリケーションにもログインが可能になります。 1人につきIDを1つだけ管理すればよいので、個人の頭の中でIDを管理させるようにすれば、セキュリティ的にもより強固です。より強固なセキュリティ体制の構築
Salesforce Identityは、カスタマイズすることでセキュリティの強さも担保できます。 元々ある機能にプラスで2要素認証や多要素認証を導入することで、組織全体のアプリやデータのセキュリティを担保できます。 例えば、シングルサインオンを有効にしたまま多要素認証を実装し、ログイン時にユーザー名とパスワードに加えて ID検証方法の入力をユーザーに要求することで、サインインの手軽さと、企業レベルの強固なセキュリティを実現できます。ADとの連携
Identity Connectを利用することで、企業で元々利用されていたディレクトリサービスの連携させることが可能です。 連携させることで、今まで利用してきたサービスの使い勝手はそのままで、Salesforce Identityの機能が導入されます。また、シングルサインオンを設定することで、デスクトップ環境にサインインしたユーザーが再度ログインしなくてもSalesforceを使用できます。 例えば、社内SEで社内のネットワークインフラを担った立場の方がActive Directoryによるユーザーのログインの手間を無くしたい思った時、Salesforce Identityを導入することでより快適なサインイン環境をユーザーへ用意できます。Salesforce Identityのライセンスについて

付属ライセンス
SalesforeのEnterprise Edition、Unlimited Edition、Performance Edition、そしてDeveloper EditionがあればSalesforce Identityの全ての機能を利用できます。 EssentialsやProfessionalのエディションでは全ての機能は利用できないのでご注意下さい。 例えば、既にEnterprise Editionのライセンスを所有している場合、間違えて追加のライセンスを購入してしまうと無駄な出費になってしまいます。追加ライセンス
ID専用ライセンス、External Identityライセンス、ID検証クレジットアドオンライセンス、Identity Connectライセンスを追加で購入できます。 これにより、IDサービスのみを利用させたいユーザーを作成することや、Customer 360 Identity、Identity Connectの利用などが追加で可能になります。 例えば、元々社内でActive Directoryを利用しており、そちらと機能を統合したい場合は新たにIdentity Connectライセンスが必要になります。無料ライセンス
Professional Edition、Enterprise Edition、Unlimited Edition、そしてPerformance Editionの場合100個の無料ID専用ライセンスが付属します。 100個より多い数ID専用ライセンス必要になる場合は有料でID専用ライセンスを購入する必要がある点と、Professional Editionの場合はSalesforce Identityすべての機能を使用できるわけではない点にご注意下さい。 例えば、企業にてProfessional EditionでSalesforceを利用してきた場合、100までであればID専用ライセンスの機能を無料で利用することが可能です。Salesforce Identityを利用して仕事の効率化を図ろう!

この記事の監修者・著者

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未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞