Salesforceの概要について
こちらではSalesforceの概要について簡単にご紹介します。Salesforceとは、2000年に設立された株式会社セールスフォース・ドットコムによって提供されている統合CRMプラットフォームのことです。
Salesforceの特徴としては、取引先オブジェクトを中心としたデータモデルを展開しており、取引先に関連した活動記録やサポート情報などを取引先オブジェクトに紐づけることでデータを一元管理することが出来るという点です。
ここでいうオブジェクトとは、データベースにおけるテーブルのようなイメージで考えることができ、取引先オブジェクトの中には取引先ごとのレコードを格納することができます。
もう一つの特徴として、社内の複数部署が利用することで部署の垣根を超えてデータを一元管理することが出来るという点です。営業部門とサポート部門で互いに情報を提示し合い、取引先への付加価値を向上させることが出来ます。
Salesforceで行うノーコード開発とは?
ここではノーコード開発について簡単にご紹介します。ノーコード開発とは、文字通りプログラミングを行わず業務要件を満たす開発のことです。
Salesforceではノーコード開発を行う上でのさまざまな機能が提供されています。その中でも主要となるのが、カスタムオブジェクトとカスタム項目です。
オブジェクトとは先ほどのご説明の通り、データベースにおけるテーブルのような役割を担っており、このオブジェクトには標準オブジェクトとカスタムオブジェクトが存在します。
標準オブジェクトはSalesforceの標準機能として提供されている取引先オブジェクトなどが含まれています。それに対してカスタムオブジェクトは、組織として独自に作成することができるオブジェクトのことです。
このカスタムオブジェクトを利用して、さらにカスタム項目を追加することで、組織として独自のテーブルを構築しデータを管理することができるようになります。
Salesforceのカスタムオブジェクトとは
ここではカスタムオブジェクトの作成方法について簡単にご紹介します。カスタムオブジェクトは先ほどご説明した通り、標準機能オブジェクトとは異なり、組織独自のオブジェクトのことを指します。
ですのでカスタムオブジェクト作成時は、事前にどのような目的で利用するのかという目的を考え、オブジェクト名、必要項目をリストアップしておくことで、カスタムオブジェクトの作成をスムーズに行うことができます。
まずカスタムオブジェクトを作成するには、設定画面の右上より「作成」「カスタムオブジェクト」を選択します。そして、オブジェクト名などの必要項目を入力し、登録します。
オブジェクトの中でタブを利用する場合は、カスタムオブジェクト作成後に「カスタムオブジェクトの保存後、新規カスタムタブウィザードを起動する」を選択してタブ情報を入力します。
続いて、作成したカスタムオブジェクトにカスタム項目を登録する方法をご紹介します。
Salesforceのカスタム項目とは
ここではカスタム項目の作成方法について簡単にご紹介します。カスタム項目は先ほどご説明した通り、標準機能オブジェクトやカスタムオブジェクトがデータベースでいうところのテーブルに対して、カスタム項目は列情報を指します。
ですのでカスタム項目時は、事前に対象のオブジェクトに対してどのような項目が必要なのかということを考え、さらに項目名や項目のデータ型やサイズなどを事前にリストアップしておくことで、カスタム項目の作成をスムーズに行うことができます。
まずカスタム項目を作成するには、作成対象のオブジェクトの管理設定から「項目」 を選択し「新規」をクリックします。後は画面に従い、作成したい項目のデータ型や名称、サイズといった内容を設定します。
ここで指定するデータ型には、テキストや数式、日付、チェックボックスなど様々な種類が存在します。今回はその中でもif関数が利用できる数式項目についてご紹介します。
if関数の使い方について
ここでは数式項目を利用したif関数の使い方について簡単にご紹介します。数式項目ではさまざまな関数を利用して、複雑な設計を行うことができますが、今回はその中でもif関数について簡単にご紹介します。
if関数は指定した判定式が真か偽かを判断して、真の場合と偽の場合でそれぞれ異なる値を返す関数となります。使い方としては、IF(”判定式”,””真の場合の返却値””,””偽の場合の返却値””)となります。
具体的な使い方としては、IF(○○=”1”,””日本””,””外国””)というように記載すると、○○の項目の値が「1」の場合は、「日本」という文字列を返却し、「1」以外の場合は、「外国」という文字列を返却します。
使い方としてはExcelにおけるIF関数とよく似ているので、上記例のほかにもIFを組み合わせてより複雑な判定式を組み込むことも可能です。
Salesforceの数式項目を正しく理解して使いこなそう!
今回はSalesforceにおける数式項目およびif関数について簡単にご紹介しました。今回ご紹介した数式項目以外にもカスタム項目として様々なデータ型の項目が存在します。
さらに数式項目で利用できる関数もif関数以外にもさまざまな関数が存在します。是非、それぞれ正しい使い方を理解して、使いこなしていきましょう。]]>