Salesforceとは何か?
こちらではSalesforceとは何かについて、簡単にご説明します。
Salesforceとは、顧客の情報を中心として関連する情報を紐づけ一元管理することができる統合CRMプラットフォームです。既に15万社以上の中小・大企業が採用しています。
Salesforceの特徴の一つとして、顧客を中心にあらゆる情報を一元管理することができるため、特定の部門が利用するのではなく全社員が利用することでその実力を発揮することができます。
例えば、サポート部門が顧客との接点を活動記録として登録しておくことで、営業部門がその情報を見て新たな商談の芽を探すといった使い方ができるようになります。
このように部門を超えて全社で情報を一元管理できるのが、Salesforceの特徴です。
次からはSalesforceでは、どのように利用ユーザを管理しているのかについて簡単にご紹介します。
Salesforceにおけるユーザ管理について
こちらではSalesforceを利用するユーザの管理について簡単にご紹介します。
Salesforceにおけるユーザの管理は標準オブジェクトである「User Object」を利用して管理します。
標準オブジェクトには、「User Object」の他にもたくさんのオブジェクトが用意されており、有名なオブジェクトとしては「Account Object」「Contact Object」「Event Object」などです。
「User Object」は、組織内のユーザ情報を一元管理しています。組織にログインするためには「User Object」にレコードが存在している必要があります。
基本的なユーザ登録方法としては、システム管理者が設定画面より「User Object」の画面にて、ユーザ情報を登録する方法です。
次は「User Object」の主要項目について簡単に説明します。
User Objectの主要項目について
こちらでは「User Object」の主要な項目について簡単に説明します。
まずは名前についてです。
名前の情報は主に姓、名、名前の三つの項目を利用し、名前には姓と名を連結した値が登録されます。
次はログインIDについてです。
ログインIDはユーザ名という項目を利用します。ユーザ名はメールアドレス形式で登録する必要があり、すべての組織において一意であることが必要になります。
次はプロファイルについてです。
プロファイルとは、システム管理者や一般利用者、部門管理者など、システムを利用する上での権限を管理する項目です。
次はロールについてです。
ロールとは、会社における組織図のような階層を構築することができ、レコードの参照範囲などに影響する項目です。
プロファイルとロールについては、この先で簡単にご説明しますので、ぜひご確認ください。
User Objectに関連するプロファイルについて
こちらではUser Objectに関するプロファイルについて簡単にご紹介します。
プロファイルとは先ほどご紹介した通り、システム管理者や一般利用者、部門管理者などシステム上の権限を管理するものです。具体的には、オブジェクトへのアクセス権やアプリケーションの実行権などを管理するものになります。
オブジェクトの参照・作成・編集・削除などの細かな設定の他にも、レコードタイプの指定や、項目の表示非表示制御等の管理をすることも可能です。
さらに、プロファイルごとにログインできるIPアドレスを制限したり、ログインパスワードのポリシーを管理することも可能になります。
プロファイルには標準で用意されている標準プロファイルの他に、組織で独自のプロファイルを作成することも可能ですので、お使いの組織に合ったプロファイルを独自に作成することが可能です。
User Objectに関連するロールについて
こちらではUser Objectに関するロールについて簡単にご紹介します。
ロールとは先ほどご紹介した通り、会社における組織図のような階層を構築することができ、レコードの参照範囲などに影響するものです。具体的には、各オブジェクトのレコードに対してのアクセス権を管理するものです。
ロールで階層を作成することで、レコード作成者の上位ロールに存在するユーザがレコードを参照することができるようになります。
この参照については、上位ロールに属するユーザにレコードの参照権を与えている場合に限るので注意が必要です。ロールについての詳しい内容については、Trailhead等にて学習することも可能です。
このようにUser Objectにはプロファイルやロールを組み合わせてオブジェクトやレコードへのアクセス権を制御します。
User Objectについて正しく理解して使いこなそう
今回はSalesforceにおけるUser Objectについて簡単にご紹介しました。
User Objectには今回ご紹介したオブジェクトやレコードのアクセス権に関わるプロファイル項目、ロール項目の他にも、さまざまな項目が存在しています。
是非Trailhead等を活用してUser Objectについて正しい知識をもち、適切に設定して使いこなしていきましょう。]]>