2022/04/5

Visual Studio CodeでSalesforceを開発とは?ツールのインストール方法を紹介

 
  

Visual Studio CodeでSalesforceを開発するには?

Visual Studio Codeは、Windows、Linux、macOSで利用可能なコードエディタで、動作が軽く、様々なプログラミング言語の開発者に人気です。 Salesforceでは、Visual Studio CodeでApexやVisualforceの開発ができるよう「Salesforce Extensions for Visual Studio Code」を無料で提供しています。 ローカルPCにSalesforce Extensions for Visual Studio Codeをインストールすることで、簡単にVisual Studio CodeでSalesforceが開発できるようになります。

Visual Studio CodeのSalesforce開発ツールをインストールする方法

Visual Studio CodeのSalesforce開発ツール「Salesforce Extensions for Visual Studio Code」をインストールする方法を紹介します。

【Step1】Visual Studio Codeをインストールする

Visual Studio Codeの公式サイトから、ご利用のPCのOSに対応したVisual Studio Codeのインストーラをダウンロードします。インストーラを実行し、手順に沿ってインストールを行います。 Visual Studio Codeのインストール直後は英語表記です。必要に応じて拡張機能から「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」をインストールしてください。

【Step2】Java Development Kit(JDK)をインストールする

Salesforce Extensions for Visual Studio Codeに同梱されたApex 言語サーバーが、Java Development Kit(JDK)に依存します。そのため、ご利用のPCにJDK 11または、JDK8のインストールが必要です。 Salesforce Extensions for Visual Studio CodeがサポートするJavaには、次の種類があります。Javaのインストールする手順は、各製造元ベンダーの公式サイトをご確認ください。
  • AdoptOpenJDK 11(推奨)
  • Zulu 11(推奨)
  • Oracle Java 11(推奨)
  • Oracle Java 8

【Step3】Salesforce CLIをインストールする

Salesforce CLIとはSalesforceが提供するコマンドラインインターフェースです。Salesforceの組織を利用した開発や自動ビルドを行います。Salesforce Extensions for Visual Studio Codeでは、バックグラウンドでSalesforce CLIを利用するため、インストールが必要です。 ご利用のPCのOSごとにSalesforce CLIのインストール方法が異なりますので、ご利用のPCのOSに対応した方法をインストールしてください。

ご利用のOSが「macOS」の場合

ご利用のPCが「macOS」の場合、次の手順でSalesforce CLIをインストールします。 1.Salesforce developerts公式サイトのSalesforce CLIページにアクセスし、「MacOS」のアイコンをクリックし、「Download for MacOS」ボタンをクリックします。 2.ダウンロードされたpkgファイルをダブルクリックし、インストールします。

ご利用のOSが「Windows」の場合

ご利用のPCが「Windows」の場合、次の手順でSalesforce CLIをインストールします。 1.Salesforce developerts公式サイトのSalesforce CLIページにアクセスし、「Windows」のアイコンをクリックし、ご利用のOSのbit数の「Download for Windows …」ボタンをクリックします。 2.ダウンロードされたexeファイルを実行し、インストールします。

ご利用のOSが「Linux」の場合

ご利用のPCが「Linux」の場合、次の手順でSalesforce CLIをインストールします。 1.Salesforce developerts公式サイトのSalesforce CLIページからインストールスクリプトをダウンロードまたは、wgetコマンドでインストールスクリプトをダウンロードします。 例)wgetコマンドで64bitのインストールスクリプトをダウンロードする
wget https://developer.salesforce.com/media/salesforce-cli/sfdx-cli/channels/stable/sfdx-cli-darwin-x64.tar.gz
2.sfdxディレクトリを作成します。
mkdir sfdx
3.圧縮されたインストールスクリプトを解凍します。 例)64bitのインストールスクリプトを解凍する
tar xJf sfdx-linux-amd64.tar.xz -C sfdx --strip-components 1
4.インストーラを実行します。
./sfdx/install

【Step4】Salesforce Extension Packをインストールする

ご利用のPCにSalesforce Extension Packをインストールします。
  • Visual Studio Marketplace公式サイトのSalesforce Extension Packページにアクセスし、「Install」ボタンをクリックします。
  • Visual Studio Codeが必要な旨を知らせるダイアログが表示されますので、「Continue」ボタンをクリックします。
  • 「Visual Studio Codeを開きますか」というダイアログが表示されますので、「Visual Studio Codeを開く」ボタンをクリックします。
  • Visual Studio Codeに「Salesforce Extension Pack」の詳細が表示されますので「インストール」ボタンをクリックします。
  • Salesforce Extension Packのインストールが完了したら、Visual Studio Codeを再起動します。

【Step5】Javaのインストールディレクトリを設定する

Salesforce Extensions for Visual Studio Codeで利用する「Javaのインストールディレクトリ」を設定します。設定する方法は次の2種類があります。ご利用のPCの状況に応じて、どちらかお好みの方法で設定してください。

PCの環境変数「JAVA_HOME 」に設定する

ご利用のPCの環境変数「JAVA_HOME」に、Javaのインストールディレクトリを設定する方法です。 環境変数に設定する方法は、Javaで動作する他のアプリケーションにも影響を及ぼす可能性があります。他のアプリケーションへの影響が心配な場合は、次に説明する「Visual Studio Codeの変数に設定する」方法でご対応ください。 なお、環境変数の設定方法はOSの基本操作ですので、説明を割愛させていただきます。

Visual Studio Codeの変数に設定する

ご利用のVisual Studio Codeの変数に、Javaのインストールディレクトリを設定する方法です。ご利用のPCのOSごとに操作が異なりますので、ご利用のPCに対応する方法で設定してください。
  • Visual Studio Codeを起動します。
  • 上部のメニューバーの「ファイル」>「ユーザー設定」>「設定」をクリックします。
  • 検索窓に「apex」を入力し、検索します。
  • 検索結果に「Salesforcedx-vscode-apex › Java: Home」が表示されますので、Javaのインストールディレクトリを絶対パスで設定します。
  • Visual Studio Codeを起動します。
  • 上部のメニューバーの「Code」>「基本設定」>「Setting」をクリックします。
  • 検索窓に「apex」を入力し、検索します。
  • 検索結果に「Salesforcedx-vscode-apex › Java: Home」が表示されますので、Javaのインストールディレクトリを絶対パスで設定します。

Visual Studio CodeでSalesforceを開発してみよう

今回は、開発者に人気があるVisual Studio CodeでSalesforceが開発できるツール「Salesforce Extensions for Visual Studio Code」を紹介しました。 Salesforce Extensions for Visual Studio Codeは、Visual Studio Codeの拡張機能としてSalesforceが提供しているので、サポート体制も安心です。Salesforce Extensions for Visual Studio Codeに興味がある方は、ぜひインストールしてみてください。]]>

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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