2021/03/4

AWS WAFとはなに?導入するメリット7つと始め方5STEP紹介

 
  

AWS WAFとはAmazonが提供するセキュリティ対策

AWS WAFとは、Amazonが提供するセキュリティ対策のことです。AWS WAFは、可用性やセキュリティ侵害、リソースの過剰消費などのWebの脆弱性から、アプリケーションやAPIを保護するWebアプリケーションファイアウォールです。 SQLインジェクションなどの攻撃をブロックして、危険なトラフィックがアプリケーションに到達するのを防ぐので、安全にAWSを利用できるようになります。

ファイアウォールとAWS WAFの違い

AWS WAFは、通常のファイアウォールとは違い、特定の通信をアプリケーションレベルで検知して遮断します。 通常のファイアウォールは、内部のネットワークを外部のアクセスから保護するために使用され、クラウド上のWebアプリケーションに対してはあまり効果がありません。 AWS WAFは、アプリケーションレベルで通信を解析して検知・遮断できるので、AWSのようなWebアプリケーションも安全に利用できます。

AWS WAFを導入するメリット7つ

AWS WAFを導入すれば、AWSのアプリケーションを安全に利用できるようになり、AWS WAFを導入するメリットには、さまざまなものがあります。 ここでは、クラウド型なので導入が早くて簡単、従量課金制で分かりやすい、世界に通用する保護レベルの高さ、AWS ShieldでDDoS攻撃にも対応、多様なカスタマイズが可能などの、AWS WAFを導入するメリットについて紹介していきます。

AWS WAFを導入するメリット1:クラウド型なので導入が早くて簡単

1つめのAWS WAFを導入するメリットは、クラウド型なので導入が早くて簡単なことです。 AWS WAFは、AWSで利用できるクラウド型のサービスなので、ソフトのインストールやハードウェアの準備が必要なく、すぐにサービスを導入できます。 また、AWSのサービスにAWS WAFを適用する場合は、それぞれのアプリケーションでAWS WAFを有効にするだけなので、簡単に利用できます。

AWS WAFを導入するメリット2:従量課金制で分かりやすい

2つめのAWS WAFを導入するメリットは、従量課金制で分かりやすいことです。AWSのサービスは基本的に従量課金制で、AWS WAFも従量課金制でわかりやすい料金体系になっています。 最低料金や前払いなどの制約条件がなく、使用した分だけ料金が発生するので、無駄なコストを抑えながらAWSのアプリケーションを保護できることでしょう。

AWS WAFを導入するメリット3:世界に通用する保護レベルの高さ

3つめのAWS WAFを導入するメリットは、世界に通用する保護レベルの高さです。 AWS WAFは、SQLインジェクションやクロスサイトスクリプト、アプリケーションDDoSなどの攻撃からアプリケーションを保護でき、世界に通用する保護レベルの高さを誇ります。 また、ユーザーが定義するルールに基づいて特定のトラフィックをブロックでき、より強力なセキュリティを構築できます。

AWS WAFを導入するメリット4:AWS ShieldでDDoS攻撃にも対応

4つめのAWS WAFを導入するメリットは、AWS ShieldでDDoS攻撃にも対応できることです。 DDoS攻撃とは、サーバーにアクセスを集中させて負荷をかけ、サーバーをパンクさせる攻撃のことで、AWS Shieldと組み合わせて使用することで、より強力なDDoS攻撃にも対応できます。 AWS WAFは主にアプリケーション層、AWS Shieldは主にネットワーク層やトランスポート層で機能します。

AWS WAFを導入するメリット5:多様なカスタマイズが可能

5つめのAWS WAFを導入するメリットは、多様なカスタマイズが可能なことです。 AWS WAFは、自身の使用状況に合わせてカスタマイズが可能で、多様なニーズに合わせて柔軟な使い方ができます。 例えば、ユーザーが作成したルールに基づいてトラフィックをブロックして、Webアプリケーションへのリクエストのフィルタリングなどができます。

AWS WAFを導入するメリット6:AWSが提供するマネージドルールがある

6つめのAWS WAFを導入するメリットは、AWSが提供するマネージドルールがあることです。AWS WAFでは、AWSが提供している専用のマネージドルールがあり、迅速にAWS WAFを適用して、アプリケーションやAPIを保護できます。 CMSなどのツール固有の脅威やアプリケーションのセキュリティリスクなど、さまざまな問題に対処できるように、多くのルールタイプから適切なものを選択できます。

AWS WAFを導入するメリット7:トラフィックがリアルタイムで見られる

7つめのAWS WAFを導入するメリットは、トラフィックがリアルタイムで見られることです。 AWS WAFでは、Webトラフィックに対するリアルタイムな可視性があり、Amazon CloudWatchと連携すれば、特定の攻撃が発生した際のカスタムアラームを設定できます。 アプリケーションのセキュリティをより強固なものにするためのルール作成や、迅速な問題解決などに役立つことでしょう。

AWSコンソールからAWS WAFの始め方5STEP

AWS WAFは、簡単にアプリケーションを保護できるようになるサービスで、AWSコンソールから始められます。 ここでは、AWS WAFの始め方の流れについて紹介していきます。

AWS WAFの始め方STEP1:IAMユーザーでAWSにサインインする

AWS WAFの始め方STEP1は、IAMユーザーでAWSにサインインすることです。 AWS WAFを利用するためには、トラブルが発生してしまうのを避けるためにも、全ての権限を持つルートユーザーではなくIAMユーザーでログインすることが大切です。 AWSのコンソール画面からIAMコンソールを開き、「ユーザーの追加」からユーザー名やアクセス権限などを設定すれば、IAMユーザーが作成できます。

AWS WAFの始め方STEP2:AWSコンソールからウェブACLを作成する

AWS WAFの始め方STEP2は、AWSコンソールからウェブACLを作成することです。 AWSマネジメントコンソールにサインインしたら、AWS WAFコンソールを開き、「Go to AWS WAF」を選択して「Create webACL」を選択します。その後、ウェブACL名などを設定していき、AWSコンソールからウェブACLを作成します。

ウェブACLとは

ウェブACLとは、ウェブアクセスコントロールリストのことで、保護対象になるリソースが応答するリクエストに対して、きめ細かな制御を実施します。 例えば、リクエストのIPアドレスの送信元や送信元の国、リクエストの特定の部分のサイズなどのブロック、悪意のあるSQLコードの検出などの制御を実行できます。また、それぞれの制御を組み合わせて、より強力な制御もできます。

AWS WAFの始め方STEP3:文字列一致ステートメントでルールを作成する

AWS WAFの始め方STEP3は、文字列一致ステートメントでルールを作成することです。 文字列一致ステートメントは、ヘッダーやクエリ文字列で指定された値などの、AWS WAFがリクエストで検索する文字列を識別して処理を実行します。 文字列ステートメントでルールを設定し、文字列が一致した場合に実行する処理などについて設定します。

AWS WAFの始め方STEP4:ルールを追加する

AWS WAFの始め方STEP4は、ルールを追加することです。 AWS Managed Rulesにて、CMS固有の課題やOWASPのセキュリティリスクなどを解決するために、AWS WAFで使用できる一連のマネージドルールグループが提供されているので、マネージドルールを追加します。 マネージドグループの追加のページにて、AWSマネージドルールグループのリストを展開して、ルールを追加します。

AWS WAFの始め方STEP5:ウェブACLの設定完了後にAWS WAFオブジェクトをクリーンアップする

AWS WAFの始め方STEP5は、ウェブACLの設定完了後にAWS WAFオブジェクトをクリーンアップすることです。 ウェブACLの設定が完了したら、AWS WAFを利用するための余分な料金が発生しないように、AWS WAFオブジェクトをクリーンアップします。ウェブACLのページから、ウェブACLに関連するAWSのリソースを削除すれば、クリーンアップが完了します。

まずはAWS WAFを触ってみよう!

ここまで、AWS WAFを導入するメリットや始め方などについて紹介してきました。AWS WAFは、簡単に導入できて、あらゆる脅威からアプリケーションを保護できる優れたツールです。 AWSのサービスを利用しているという方は、ぜひAWS WAFを使ってみてください。]]>

ITエンジニアへのキャリアチェンジならキャリアチェンジアカデミー

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

おすすめの動画

  • 【未経験からIT業界へ転職するなら】相談窓口とスキルの獲得はここで解決!IT転職が一気に有利に!【キャリアチェンジアカデミー】

  • 【費用一切不要】未経験からIT業界へ転職するならまずはここへ相談!【キャリアチェンジアカデミー】

  • 【何のエンジニアになれるのか?】未経験からITエンジニアを目指すとこんな道がある【キャリアチェンジアカデミー】