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Sandboxとは?

Sandboxの種類について

Developer Sandbox
Developer Sandboxは、コピーされた環境で開発やテストをすることを目的とした基礎的な環境です。 Developer Sandboxにはメタデータのコピーが含まれます。Salesforceのアプリケーション情報と設定情報を全てコピーすることが可能です。 ただし、本組織をコピーする際、オブジェクトのレコードデータやドキュメントは一切含まれない点に注意しておきましょう。 本組織からエクスポートしてきたテスト用のレコードをインポートすることも可能です。しかし、ディスクの使用量の上限は200MBに設定されている点も覚えておきましょう。Developer Pro Sandbox
Developer Pro Sandboxは先ほどのDeveloper Sandboxと同じようにコピーされた環境で開発やテストをすることを目的とした基礎的な環境です。 大きな違いはDeveloper Sandboxより大きなデータセットをホストできる点です。 Developer Pro Sandboxにはメタデータのコピーが含まれます。より多くの開発や品質保証作業の処理、インテグレーションテスト、ユーザトレーニングを実施する際に最適の開発環境でしょう。 しかし、相変わらずレコードデータやドキュメントはコピーされませんし、組織のディスク使用量は1GBに上限設定されている点にも注意が必要です。Partial Copy Sandbox
Partial Copy Sandboxは主にテスト環境として使用されることが多い環境です。 この環境にはメタデータのコピー(選択したオブジェクトごとに10,000レコードまで)やSandboxのテンプレートで定義されている本番組織のデータのサンプルが含まれています。 ユーザーの受け入れテストやインテグレーションテスト、トレーニングなどの品質保証作業に使用され、組織のディスク使用量上限は5GBと多くなります。 しかし、デメリットとして一度更新を行うと、次の更新まで5日間待つ必要があるので把握しておきましょう。Full Sandbox
Full Sandboxはテスト環境として使用されることを目的とした環境です。 オブジェクトデータも含めて本組織で扱っているデータを全てコピーします。ディスク使用量の上限は本組織の上限と同じにできるので、容量という観点では一番優れているSandboxです。 パフォーマンステストや負荷テスト、ステージングをサポートできるのは4つのSandboxの中でもFull Sandboxだけです。またオブジェクトレコードや添付ファイルなど全てのメタデータを含む本番組織をコピーすることができます。 しかし、デメリットとして一度更新を行うと、次の更新まで29日間待つ必要があります。そのため開発向きの環境ではありません。SalesforceのSandboxを活用してみよう!

この記事の監修者・著者

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未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞