Salesforceのinvalid character in identifier

Salesforceでプログラミングが必要となる理由

Salesforceでプログラミング知識が必要なのは、カスタマイズを行う場合となります。Salesforceは営業支援に役立つツールの利用や顧客情報の管理、分析が行えるクラウド型のアプリケーションサービスです。 全ての機能が使えるパッケージの契約だけではなく、導入する企業の規模や利用したい機能に合わせてたくさんのプランの中から選択できるので、コストを必要最低限に抑えられるメリットがあります。 様々ある中でも、営業活動管理向けの「Sales Cloud」と、顧客との良好な関係を築くことを目的に利用される「Service Cloud」がSalesforceの主力プランです。 いずれのプランもEnterprise以上のプランを契約することでカスタマイズが行えるようになります。カスタマイズをすることで、Salesforceの基本機能以外に様々な機能を追加できます。

Apexの概要

Salesforceのカスタマイズ時にメインで利用されるのがApexというプログラミング言語です。ApexはJava等と同じオブジェクト指向型の言語なので、アーキテクチャは似ていますが、Salesforceの開発時にのみ利用されます。 Salesforce内でアプリを開発する場合は、このApexと、マークアップ言語となるVisualforceやHTMLを併用することになります。同じくJavaScriptも利用できます。 今回紹介するinvalid character in identifierは、Apex等を利用して作り上げたプログラミング内で発生する初歩的なエラーの一つです。プログラミングを始めたばかりの時は特に良く出会うエラーなのでぜひ覚えておくことをおすすめします。

どういう時にinvalid character in identifierが発生するか

invalid character in identifierのエラーは、Apexで解釈できない文字が含まれていることを示します。このエラーはApexにかかわらず、他の多くの言語でも同じ理由で発生します。 記号やアルファベット等をうっかり全角で入力してしまっている場合によく発生します。アプリ画面に表示させるテキスト内容を全角で入力することはありますが、基本的にプログラム部分に全角は使用しません。Apexも他の多くの言語も同様です。 また利用している言語の命名規則から外れた変数名を付けている場合も、invalid character in identifierが発生します。 例えばApexの命名規則に、アンダースコア(_)を続けてはいけないというものがあります。先頭をアンダースコアにしたり、アンダースコアで終わる変数名やクラス名も付けられません。このルールは他の言語では問題にならない場合があります。

invalid character in identifierへの対処方法

invalid character in identifierが発生した際の対処方法はとても簡単で、全角が紛れていないか、命名規則から逸れた文字列がないかを確認して修正するだけです。ただし単純な誤りほど見つけ辛いのも事実です。 命名規則に関してはApexの開発者向けガイドやApex情報のまとめサイト等と照合することで次第に覚えていくことができます。しかしエラー発生箇所が特定できても、細かい文字列の中から全角記号やスペースの箇所を目視で見つけるのは難しいこともあります。 全角と半角を識別してくれるエディタ等を利用し、記述内容を一旦エディタにコピーすると、誤りを瞬時に見つけられるようになり便利です。

invalid character in identifierの原因を覚えて即座に解決しよう！

invalid character in identifierは初歩的なミスでありながら、初心者、ベテランにかかわらず、様々なプログラミング言語でふとした時に遭遇するエラーです。 発生原因は事前に覚えておきつつ、Apexの開発者向けガイドや便利なエディタを有効利用して即座にエラーを解消してしまいましょう。]]>