2022/03/2

【Salesforce】知っておきたいコンポーネントの意味や種類について解説!

 
  

Salesforceで使われるコンポーネントとは?

Salesforceでは開発を手助けしてくれる機能の単位を表す「コンポーネント」が用意されています。 この記事では、Salesforceで使われるコンポーネントの意味と使える場所や種類をご紹介します。

コンポーネントの意味

コンポーネントは、部品や成分などの意味を持つ英語でさまざまな分野で使用されています。今回紹介するようなソフトウェアやシステムなどでは、システム構築に使用する構成要素や部品のことを意味しています。 コンポーネントにはそれぞれに特定の機能がありますが、それだけでは使うことができません。 そのため、別のプログラムと組み合わせたり、ほかのプログラムを呼び出して使用することになります。 Salesforceを構築するうえで、コンポーネントという言葉は度々出てくるので、その意味をしっかりと理解しておきましょう。

Salesforceのコンポーネントを使う意味

Salesforceのコンポーネントを使う意味として、コンポーネントを利用することでシステムが簡単に構築できるということがあります。 Salesforceには、あらかじめ生成されたコンポーネントが多数準備されています。 これまで、ソフトウェアやシステムを構築するには、コードを書く必要がありました。そのため、開発に必要な言語を習得している人しか、システムやプログラムの構築ができませんでした。 しかし、Salesforceではコンポーネントを使用するとコードを書かなくても、使いたいコンポーネントを選択して、ドラッグ&ドロップするだけで選んだ機能を使うことができます。 これらのことから、システムやプログラムを構築する専門的なノウハウがないという人でも比較的簡単に目的にあった仕組みをカスタマイズすることができます。 また、既存のコンポーネントに必要な機能がない場合や独自にコンポーネントを構築したい場合は、独自のコンポーネントをカスタマイズすることも可能です。

Salesforceのコンポーネントの種類

Salesforceには、多数のコンポーネントが用意されているといいましたが、Salesforceで使用するコンポーネントには3種類あります。ここからはコンポーネントの種類について紹介していきます。

標準Lightningコンポーネント

1つ目が標準Lightningコンポーネントです。 標準Lightningコンポーネントは、Salesforceが提供している、Salesforceユーザーの間でよく利用されるコンポーネントです。SalesforceのプラットホームでUIを構築する際に使用することができます。 Lightningコンポーネントは、コンポーネントフレームワークが自動で処理するので、ブラウザやデバイスそれぞれの間の互換性を気にする必要がないというメリットがあります。

カスタムLightningコンポーネント

2つ目はカスタムLightningコンポーネントです。 カスタムLightningコンポーネントは、開発が必要なコンポーネントです。 自社独自の機能や使いたい機能が既存のコンポーネントにない場合、カスタムLightningコンポーネントとして追加することになります。

AppExchange

3つ目はAppExchangeです。 AppExchangeはAppExchangeストアでインストール可能です。 AppExchangeには、無料のものと有料のものがあります。 見積・請求、入金管理が行えるものやメール配信、チャットボットなど日々の業務を少し便利にするものから、リスク管理やセキュリティ、システム管理など安全かつ業務負担を軽減させ生産性を上げることに役立つものまで幅広い用途で使用できるものがあります。

Lightningコンポーネントを使える場所

Lightningコンポーネントはどのような場所で使われるでしょうか。Lightningコンポーネントを使える場所について見てみましょう。

Lightningページ

標準コンポーネント、カスタムコンポーネント、AppExchangeを使ってLightningページを作ることができます。 Lightningページには、アプリケーションページ、ホームページ、レコードページの3つがあります。

アプリケーションページ

アプリケーションページには複数のコンポーネントを配置することができます。

ホームページ

ホームページでもコンポーネントを配置することができます。Lightningコンポーネントを配置する場合、Lightningアプリケーションビルダーを使って配置します。

レコードページ

レコードページにもコンポーネントを追加して使うことができます。コンポーネントを追加したり、削除や並び替えを行うことで希望にあわせてカスタマイズすることができます。

コンポーネントタブ

コンポーネントはLightningページの一部として使うことが多いですが、それ以外で使用することもあります。Lightningコンポーネントそのものを1つのページのように、タブへ表示して使うことができます。

アクション

コンポーネントはアクションとして使用することもできます。アクションは2つに分けることができ、それぞれ下のような特徴があります。 ・グローバルアクション ホームページや詳細ページ、Chatterタブなどで使用できるのがグローバルアクションです。 ただし、LEXでグローバルアクションを使用しても表示されることがないので、注意が必要です。 ・レコードページアクション レコードに表示できるアクションがレコードページアクションです。 レコードとの自動的な関連付けができるのでとても便利です。 レコード作成や更新、メールの送信などをコンテキストで素早く行うことも可能です。

アプリケーション

Lightningではカスタムアプリケーションの作成をすることも可能です。1からカスタムアプリケーションを開発することで、独自のUIを構築することも可能となります。

Visualforceページ

LightningコンポーネントはVisualforceページに埋め込むことができます。LightningOutと呼ばれている方法で、Salesforceの外部からLightningコンポーネントを呼び出せるものです。

コンポーネントの種類

Salesforceには多数のコンポーネントが準備されていますが、これらのコンポーネントは大きく分けると7つに分けることができます。ここでは、どんな種類のコンポーネントがあるのか見てみましょう。

ボタン

ボタンを押すことで切り替えができたり、ドロップダウンメニューを表示するボタンメニューなどがあります。

データ入力

住所、チェックボックスグループ、ラジオボタングループ、リッチテキストエリアなどデータ入力に関するコンポーネントがあります。

データの表示

Googleマップ上の決まった場所にリンクしたり、ハイパーリンクでメールを表示、URLをハイパーリンクで表示するようなコンポーネントがあります。

フォーム

フォームをカスタマイズしたい時やレコード項目を表示するのに使用するようなコンポーネントがあります。

レイアウト

コンテンツセクションの表示を切り替えられるアコーディオンやカード、カルーセル、タブ、タイルなどのコンポーネントがあります。

ナビゲーションコンポーネント

地図を表示したり、ページ参照のURL生成などに使うコンポーネントです。

ビジュアルコンポーネント

アイコンの表示、通知やトーストを使用したメッセージの表示などに使うコンポーネントです。

最後に

これまでSalesforceのようなシステムを構築する場合、システムの構造やコードなど専門的な知識が必要で、導入費用も数百万円と高額で業務に便利だとしてもなかなか導入に踏み切れないという声もたくさんありました。 しかし、Salesforceではコンポーネントを活用することでシステムやWEBサイトを比較的簡単に構築することができるようになりました。 さらに費用面もSalesforceは、数千円から導入ができるため、会社の規模や業種を問わずあらゆる会社やお店で人気が出ています。 業務効率アップのために、コンポーネントを活用して使いやすく見やすいシステムを構築してみてはいかがでしょうか。]]>

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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