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SalesforceにおけるUppercase関数とは?

SalesforceにおけるUppercase関数の使用方法

Uppercase関数の構文
Uppercase関数を使用する際の引数には大文字に変換したい任意の文字列を与えます。 下記構文に従い、引数として大文字に変換したい文字列を与えることで、変換後の文字列が得られます。Uppercase(text)
引数textには小文字を大文字に変換したい文字列として、リテラル値やAPI参照名、文字列を返す数式等を与えます。
Uppercase関数の使用例
Uppercase関数の使用例と返値を解説します。 Uppercase関数は以下のように使用します。それでは、具体的な構文と返値を見ていきましょう。 大文字に変換したい文字列を引数に与えて文字列を変換します。Uppercase(”Salesforce"")
返値は小文字の”salesforce”部分を大文字に変換した”SALESFORCE””です。
Uppercase(”hello"")
返値は”hello”を全て大文字に変換した”HELLO””です。
Uppercase(”090-1234-5678"")
引数には小文字が含まれないため変換されません。返値として、そのまま”090-1234-5678″”が返されます。
Uppercase関数の参考事項
ApexにもUpercaseと同等の機能を有するtoUpperCase関数があります。 ApexにおけるtoUpperCase関数はStringクラスのメソッドで、Uppercase関数と同様にStringクラスのオブジェクトに格納されている文字列の小文字を大文字に変換します。 ApexにおけるtoUpperCase関数には2種類の構文があり、下記構文に従い使用します。toUpperCase()
toUpperCase(ロケール)
一行目は、Stringクラスのオブジェクトに格納されている文字列を英語のルールに従って大文字に変換します。二行目は、引数に与えられた任意のロケールに従って大文字に変換します。
それではtoUpperCase関数の使用例を見ていきましょう。
String srcTxt = 'abcdefgh';
srcTxt.toUpperCase();
変数srcTxtに格納されていた’abcdefgh’は’ABCDEFGH’に変換されます。
Uppercase関数の類似関数としてLowercase関数があります。Uppercase関数が小文字を大文字に変換するのに対し、Lowercase関数は大文字を小文字に変換します。参考までLowercase関数の構文は以下の通りです。
Lowercase(text)
引数textには大文字を小文字に変換したい文字列として、リテラル値やAPI参照名、文字列を返す数式等を与えます。
ApexにおけるtoUpperCase関数にも類似機能を持つtoLowerCase関数があり、toUpperCase関数が小文字を大文字に変換するのに対し、toLowerCase関数は大文字を小文字に変換します。参考までtoLowerCase関数の構文は以下の通りです。
toLowerCase()
toLowerCase(ロケール)
一行目は、Stringクラスのオブジェクトに格納されている文字列を英語のルールに従って小文字に変換します。二行目は、引数に与えられた任意のロケールに従って小文字に変換します。
Lowercase関数、toLowerCase関数共に、Uppercase関数やtoUpperCase関数と同様に使える関数ですので、併せて覚えておくと良いでしょう。
Uppercase関数を活用しよう!
