2022/04/4

SalesforceにおけるUppercase関数の使用方法と使用例を解説

 
  

SalesforceにおけるUppercase関数とは?

Uppercase関数とは、文字列を大文字に変換して返す関数です。 Salesforceでは数値やパーセント、日付、時間、文字列など、複数のデータ型を使用できます。その中でも文字列を取り扱う場合には、文字列内を検索したり文字列を変換したりといった、文字列を操作することがあります。 Salesforceでは、そのような文字列操作のための関数が用意されています。 文字列操作関数の中でもUppercase関数は文字列を全て大文字に変換するための関数で、例えばAPI参照で得られる取引先名や顧客名等の他、任意の文字列内の小文字を全て大文字に変換したい場合にも利用できます。 それではUppercase関数の概要や使用方法などについて見ていきましょう。

SalesforceにおけるUppercase関数の使用方法

Uppercase関数は所定の構文に従って使用する必要があります。ここではUppercase関数の使用方法として構文と、その使用例、参考事項を解説します。 複数の使用例を元に、各ケースにおける使用方法を見ていきます。参考事項ではUppercase関数に類似する関数についても触れます。

Uppercase関数の構文

Uppercase関数を使用する際の引数には大文字に変換したい任意の文字列を与えます。 下記構文に従い、引数として大文字に変換したい文字列を与えることで、変換後の文字列が得られます。
Uppercase(text)
引数textには小文字を大文字に変換したい文字列として、リテラル値やAPI参照名、文字列を返す数式等を与えます。

Uppercase関数の使用例

Uppercase関数の使用例と返値を解説します。 Uppercase関数は以下のように使用します。それでは、具体的な構文と返値を見ていきましょう。 大文字に変換したい文字列を引数に与えて文字列を変換します。
Uppercase(”Salesforce"")
返値は小文字の”salesforce”部分を大文字に変換した”SALESFORCE””です。
Uppercase(”hello"")
返値は”hello”を全て大文字に変換した”HELLO””です。
Uppercase(”090-1234-5678"")
引数には小文字が含まれないため変換されません。返値として、そのまま”090-1234-5678″”が返されます。

Uppercase関数の参考事項

ApexにもUpercaseと同等の機能を有するtoUpperCase関数があります。 ApexにおけるtoUpperCase関数はStringクラスのメソッドで、Uppercase関数と同様にStringクラスのオブジェクトに格納されている文字列の小文字を大文字に変換します。 ApexにおけるtoUpperCase関数には2種類の構文があり、下記構文に従い使用します。
toUpperCase()
toUpperCase(ロケール)
一行目は、Stringクラスのオブジェクトに格納されている文字列を英語のルールに従って大文字に変換します。二行目は、引数に与えられた任意のロケールに従って大文字に変換します。 それではtoUpperCase関数の使用例を見ていきましょう。
String srcTxt = 'abcdefgh';
srcTxt.toUpperCase();
変数srcTxtに格納されていた’abcdefgh’は’ABCDEFGH’に変換されます。 Uppercase関数の類似関数としてLowercase関数があります。Uppercase関数が小文字を大文字に変換するのに対し、Lowercase関数は大文字を小文字に変換します。参考までLowercase関数の構文は以下の通りです。
Lowercase(text)
引数textには大文字を小文字に変換したい文字列として、リテラル値やAPI参照名、文字列を返す数式等を与えます。 ApexにおけるtoUpperCase関数にも類似機能を持つtoLowerCase関数があり、toUpperCase関数が小文字を大文字に変換するのに対し、toLowerCase関数は大文字を小文字に変換します。参考までtoLowerCase関数の構文は以下の通りです。
toLowerCase()
toLowerCase(ロケール)
一行目は、Stringクラスのオブジェクトに格納されている文字列を英語のルールに従って小文字に変換します。二行目は、引数に与えられた任意のロケールに従って小文字に変換します。 Lowercase関数、toLowerCase関数共に、Uppercase関数やtoUpperCase関数と同様に使える関数ですので、併せて覚えておくと良いでしょう。

Uppercase関数を活用しよう!

今回は、SalesforceにおけるUppercase関数について解説しました。 また、いくつかの使用例を元にUppercase関数の使い方を見てきました。これらの例を見ると、Uppercase関数は単純な構文で文字列中の小文字を大文字に変換できることが分かります。 文字列を大文字に変換するUppercase関数はSalesforceで使用できる基本的な文字列操作関数の一つです。任意のAPI参照名に格納されている文字列を大文字に変換して、文字列のスタイルを統一する場合などに利用できる関数です。是非活用できるようにしておきましょう。]]>

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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