この記事の目次
AWSのAmazon WorkSpacesとは

仮想デスクトップの仕組み
AWS WorkSpacesは、仮想デスクトップサービスとなります。仮想デスクトップサービスとはどのようなものなのかを説明します。 仮想デスクトップサービスというのは、仮想マシンをデータセンターなどのサーバー上に稼働させることで、デスクトップ環境をユーザーのクライアント端末ごとに動かし、画面だけを転送して操作する技術を指します。AWSのAmazon WorkSpacesの特徴8選

Amazon WorkSpacesの特徴1:料金タイプが3つある
システムを導入する際、導入コストがどのくらいかかるのか悩まれる利用者も多いでしょう。ですが、AWS Amazon WorkSpacesは初期費用が不要なサービスとなっています。 そして料金タイプは、月額の課金形態2パターンと無料利用枠があります。その2パターンとは、月額固定料金と、従量課金オプションです。それでは、それぞれの特徴について説明していきます。月額固定料金
月額固定料金のタイプは、月ごとの金額を固定して、無制限にAWS Amazon WorkSpacesのサービスを使用することの出来る料金形態です。どれだけ多くサービスを利用しても料金の額は一定ということです。 そのため、長い期間必ず使用するという企業などに向いた料金形態といえます。従量課金オプション
従量課金オプションは、サービスを利用した時間の料金のみを支払うという料金形態です。 月に数日しかサービスを使わない場合や、短期間のみの利用など、時間単価で料金を支払うことで、コストを少額に抑えることが出来ます。また、最低利用台数に制限は無いので、1台から始められ、中途入社などの人員増減にも対応が出来ます。無料利用枠
AWS WorkSpacesでは、WorkSpacesを初めて利用される方に向けて、サービスの実践的経験が無料で出来るよう設計された、無料利用枠を提供しています。 無料利用枠では、初めてWorkSpacesを作成してからの2か月間に限り、1 月あたり合計40時間まで無料で使用することが出来ます。Amazon WorkSpacesの特徴2:様々な端末が利用可能
Amazon WorkSpacesは、PC端末やタブレットなど、ユーザー利用端末を選ばないという特徴があります。 使用が可能な端末は、Macコンピューター、Windowsコンピューター、iPad、Chromebook、Andoroidタブレット、Fireタブレット、ZeroClientデバイスなどとなっています。 このように、Amazonの提供する製品から、他社の提供する製品まで、様々な端末を用いて利用することが出来るのです。Amazon WorkSpacesの特徴3:オンプレミス環境とネットワークを接続可能
AWS WorkSpacesには、オンプレミス環境とネットワークを接続することで、既存のシステムをそのまま利用することが出来るという特徴があります。 例えば、自社で使用しているActiveDirectoryと連携して、既存のドメインユーザーを使ってAWS WorkSpacesを利用することが出来ます。さらに、グループポリシーを使って、社内規程に各種設定を合わせることも出来ます。Amazon WorkSpacesの特徴4:セキュリティも安心できる
AWS WorkSpacesにおける画面の転送では、PCoIPプロトコルが使われます。PCoIPプロトコルによって処理結果を暗号化し、ユーザーのデバイスへと画面だけが送信されるのです。また、利用者の認証にSSLプロトコルが使用されています。 これらのプロトコルを使い、ユーザーの環境とインターネットを繋ぐことで、安心できるセキュリティが実現されるということです。Amazon WorkSpacesの特徴5:多様なバンドル提供
AWS WorkSpacesには、多種多様なバンドルが提供されているという特徴があります。AWS WorkSpacesバンドルとは、コンピューティング、ストレージ、オペレーティングシステムおよびソフトウェアリソースの組み合わせのことを言います。 AWS WorkSpacesに多くのバンドルが提供されていることで、用途に応じたハードウェアやソフトウェアの構成を選択が可能となるのです。Amazon WorkSpacesの特徴6:自動バックアップ
AWS WorkSpacesでは、12時間ごとにユーザー領域のバックアップが自動で行われるので、万が一の事態に備えることが出来ます。 また、AWS WorkSpacesが再構築された場合も、ユーザー領域に保存したデータはバックアップから復元することが可能なため、元通りの環境にすぐ戻すことが出来ます。Amazon WorkSpacesの特徴7:利用できるOS
AWS WorkSpacesに対応しているOSについて説明します。元々AWS WorkSpacesはWindows10でしか利用が出来ませんでした。しかし近年、Linuxでも利用が出来るようになりました。 そのためAWS WorkSpacesは現在、Windows10とLinuxが利用可能なのです。OSをWindows10からLinuxへと変えることによって、AWS WorkSpacesの月額利用料金を安く抑えられる可能性があります。Amazon WorkSpacesの特徴8:既存の自ライセンスを利用できる
自分が持つ、既存のWindowsライセンスをAWS WorkSpacesで使用が出来るのか疑問を持つ方も多いでしょう。 Microsoftとのライセンス契約で許可されてさえいれば、既存のWindowsライセンスをAWS WorkSpacesで使用することが出来ます。ライセンス契約の要件を満たすためには、AWSクラウド内のハードウェアで、BYOL WorkSpacesを実行する必要があります。AWSのAmazon WorkSpacesのメリット4つ

メリット1:コスト削減
AWS WorkSpacesを利用する上で、得られるメリットを紹介していきます。1つ目は、利用コストを低く抑えられることです。 AWS WorkSpacesは、使用した分の料金のみを支払うというシステムです。バンドルのタイプと起動数によって料金が決まります。初期費用や運用管理費などのコストは必要ありません。メリット2:場所を選ばない
AWS WorkSpacesを利用する上で、得られるメリットを紹介していきます。2つ目は、場所を選ばず自分の仮想デスクトップに接続できることです。 AWS WorkSpacesは、仮想マシンをデータセンター等といったサーバー上に稼働させ、クライアント端末に画面を転送して操作を行うので、インターネット環境さえあれば、自身の仮想デスクトップへと場所を選ばず繋ぐことが出来ます。 それにより、どのような場所でも仕事をすることが可能です。さらに、緊急の要件でも迅速に対応することが出来ます。メリット3:端末の作業効率を上げる
AWS WorkSpacesを利用する上で、得られるメリットを紹介していきます。3つ目は、端末の作業効率を上げられることです。 AWS WorkSpacesでは、デスクトップのプロビジョニングを始め、メンテナンス、デプロイメント、リサイクルなど、煩わしい作業をカットすることが出来ます。 このように、数多くのタスクの排除が可能となるため、端末の作業効率を上げられるという訳です。メリット4:省スペース化
AWS WorkSpacesを利用する上で、得られるメリットを紹介していきます。4つ目は、スペースの有効活用が出来ることです。 WorkSpacesは、仮想デスクトップの構築から、サポートやセキュリティ対策、そして破棄に至るまでを、画面上から一括で管理出来るため、物理的なパソコンのように、個別で対応するコストを減らすことが可能です。 それにより、スペースの有効活用が出来、省スペース化につながるのです。AWS Workspacesの仮想デスクトップ導入を検討してみよう!
