2021/03/29

在宅勤務に役立つAWSサービス7つ|活用する際のポイントも合わせて解説

 
  

在宅勤務に活用できるAWSとは?

2020年、新型コロナウイルス感染症の拡大により、世界中でライフスタイルやビジネススタイルに大きな変化がありました。特に、日本のビジネスにおいては、リモートワークが広がり、在宅勤務が増えました。 それに伴い、AWS(Amason Web Service)を活用するシーンも増え、多くのビジネスマンが利用しています。AWSとは世界でも包括的に広く採用されているクラウドサービスの一つです。 ユーザーはサーバーやストレージ、データベースなどのITインフラを持たずに、インターネットを介して必要な時に必要な分だけコンピューティングサービスを享受できます。

在宅勤務に活用できるAWSサービス7つ

AWSを活用することによって、スムーズに在宅勤務へと移行することが可能です。 そんな AWSが提供しているシステムは、コラボレーションツールの「Amazon WorkDocs」、ビデオ通話・オンライン会議ができる「Amazon Chime」、仮想デスクトップ基盤である「Amazon WorkSpcaes」があります。 さらに、コンタクトセンターである「Amazon Connect」、アプリケーション配信をする「Amazon AppStream」、仮想私設網(VPN)である「AWS Client VPN」などです。 それぞれのサービスを詳しく見ていきましょう。

在宅勤務に活用できるAWSサービス1:Amazon WorkDocs

Amazon WorkDocsを使用すると、例えば Windowsや Linuxの仮想デスクトップを起動できます。そして、煩雑な管理作業やセキュリティ対策を施さず、高速で応答性の高いデスクトップを使用することができます。 しかも、ユーザーはあらゆるデバイスでどこからでもアクセスできるため、リモートワークに最適です。
Amazon WorkDocs

在宅勤務に活用できるAWSサービス2:Amazon Chime

Amazon Chimeは、ミーティングやチャット、業務上の電話などを行うことができる通信サービスです。 最大100人が参加できるオンライン会議やチャット、ビデオ通話などが行えるため、リモートで社内や部署内の会議だけでなく、社外の人への営業活動なども行うことが可能です。
Amazon Chime

在宅勤務に活用できるAWSサービス3:Amazon WorkSpace

Amazon WorkSpaceはコンテンツの作成やストレージなどをフルマネージするサービスです。 具体的には、他の社員と共同でコンテンツの作成や編集、共有、確認をすることができ、AWSに一元管理できます。そして、どこからでも、あらゆるデバイスからアクセスできるため、在宅勤務に適しています。
Amazon WorkSpace

在宅勤務に活用できるAWSサービス4:Amazon Connect

Amazon Connectを使用すると、コールセンターやコンタクトセンターをクラウドにセットアップでき、在宅勤務をしているユーザーに顧客情報や個別のカスタマーサービスを提供できます。 このサービスは、着信コールやメッセージをユーザーにルーティングする機能を有するAmazon Connectを使用して、企業は多くの顧客にサービスを提供できます。
Amazon Connect

在宅勤務に活用できるAWSサービス5:Amazon AppStream

Amazon AppStreamは、アプリケーションおよびデスクトップストリーミングサービスです。 つまり、デスクトップアプリケーションを Amazon AppStreamで集中管理し、任意のコンピューターのブラウザへ安全に配信できます。例えば、エンタープライズや教育、遠隔医療のアプリを大規模に配信できます。
Amazon AppStream

在宅勤務に活用できるAWSサービス6:AWS Client VPN

AWS Client VPN(Virtual Private Network)は、AWSおよびオンプレミスネットワーク、リモートオフィス、クライアントデバイスなどへの接続をセットアップできるサービスです。 AWSの VPN上に Cliant VPNのエンドポイントを作成することで、クライアントとの VPN接続が可能になります。その結果、オンプレミスの VPN接続機器を用意することなく運用できる、柔軟なマネージドクラウド VPNソリューションとなります。
AWS Client VPN

在宅勤務に活用できるAWSサービス7:AWS Cost Explorer

AWS Cost Explorerは AWSの使用状況を可視化し、コストを管理できるサービスです。 グラフやレポートなどを使用して、AWSのコストと使用量の経時的変化を見ることができます。しかも、過去の実績データだけでなく、今後3ヶ月のコストを予測します。また、コストの発生要因や使用傾向を速やかに把握できます。
AWS Cost Explorer

AWSを在宅勤務で活用する際のポイント2つ

前述したとおり、クラウドサービスである AWSを利用することによって、ユーザーはサーバーなどのインフラ調達や更新、チューニング、セキュリティ対策などを AWSに任せることができます。 そのため、自社サービスの開発や改善などに集中でき、より生産性を高めることができるでしょう。さらに、在宅勤務を推進させられるため、社員の安全も確保できるなどのメリットがあります。 そんな AWSを在宅勤務で活用する際のポイントを紹介します。

AWSの無料利用枠が利用できる

AWSには三種類の無料利用枠が設けられています。これを利用すれば、無料で85種類以上のサービスを試すことができ、自分のビジネススタイルにどのサービスが必要なのかを見極め、より良いシステムを構築することができます。 「常に無料」コースは、有効期限がない無料利用枠です。「12ヶ月間無料」コースは、AWSに最初にサインアップした日から12ヶ月間無料で利用できます。「トライアル」コースは、特定のサービスを有効にした日から開始されます。 また、新型コロナウイルスの影響により、AWSは無料枠の拡大や延長など、さまざまな支援も行っています。

公式のリモートワークページを確認する

AWSは公式サイトで在宅勤務に関するサポートについても言及しています。 リモートワークのために AWSの使用開始にあたって、詳細な情報が必要な場合やサポートが必要な場合は、ライブチャットなどで情報提供やサポートをしてくれます。また、刻々と変化する最新情報が随時提供されるため、公式ページを定期的に確認すると良いでしょう。

AWSを活用して在宅勤務を効率的に行おう

AWSは、これまで出社しなければできなかった業務を速やかにリモートワークに移行させ、社員がコアビジネスに集中できる環境作りの手助けをします。 また、セキュリティ対策やインフラ環境のトラブルなどにも社員が個別に注力する必要がありません。そのため、生産性は高まり、コスト削減にもつなげることができます。 このコロナ禍という未曽有の厄災をきっかけに、AWSを活用して効率的な在宅勤務を行うことで、むしろコロナ禍以前よりも効率的なビジネススタイルを確立していけるでしょう。]]>

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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