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AWSとは?

AWSの構成図とは何か

AWSの構成図の作り方4ステップ

構成図の作り方1:アイコンを作成する
AWS構成図を作成するには、まずアイコンの作成が必要です。アイコンは素材なので、素材がなければ構成図を作成できません。 アイコンは無料でダウンロードできるので、構成図を作成するための準備としてアイコンを用意します。そしてサービスやリソース、それらをつなげる矢印、分類するための線などを利用して、構成図を作成していきます。AWSアーキテクチャアイコンとは?
AWSアーキテクチャアイコンとは、AWSが提供している公式アイコンセットのことです。以前はシンプルアイコンと呼ばれていましたが、名称が変更されています。 AWSアーキテクチャアイコンは、ダイヤグラムに取り入れやすくなることを目的として、あえてシンプルにデザインされています。AWSアーキテクチャアイコンは自由に使用できるので、ダウンロードして利用しましょう。構成図の作り方2:ツールを使う
次に、構成図を作成するためのツールを用意します。手描きで構成図を作成するのは難しい場合もありますが、AWS構成図を作成できる無料ツールもあるので、それらを用意すると慣れていない人でも構成図が作成しやすく便利です。 無料ツールには同時編集ができる機能が備わっていて、テレワークにも便利で、ドラッグ&ドロップ機能で簡単に作成できるなどの特徴があるので、それらを生かして作成しましょう。構成図の作り方3:構成図を実際に描く
アイコンとツールを用意したら、構成図を実際に描くステップへと進みます。ツールのガイドを見ながら作成していくと慣れていない人でも作業がしやすいので、まずは一度描いてみて感覚をつかみましょう。 簡単に描いてみることから始めると、どのように作業を進めればいいのかがわかります。それを理解したら、本格的に構成図を作成できます。構成図の作り方4:アイコンを配置する
最後のステップでは、実際にアイコンを配置していきます。アイコンを配置するには、まず空白のキャンバスを用意し、必要なアイコンをドラッグ&ドロップします。 次に間隔を考えながらアイコンを配置し、必要に応じてアイコン同士を接続しましょう。さらに必要なテキストを入力して、付け加えます。最後に忘れずに保存して、作成は終了です。構成図を描くポイント
構成図を描くポイントは、さまざまなAWS構成図を見て、それを元に自分でも描いてみることです。 インターネット上に公開されているAWS構成図もあるので、そういったものを元に練習すると自分でもわかりやすい構成図が描けるようになります。 中にはダウンロードして利用できる構成図もあるので、最初は真似したりダウンロードしたものを利用したりする方法もあります。AWSの構成図を作る前に覚えたい用語3選

構成図を作る前に覚えたい用語1:アベイラビリティゾーン
アベイラビリティゾーンとは、AWSの中で大きくひとまとまりにされた地域の中で、切り離された電力源やネットワーク・接続機能などを備えた、データセンターの役割を果たす場所を言います。 1つだけのデータンセンターではなく、複数のデータセンターがまとまって役割を果たすので、拡張性や耐障害性が高く十分なパフォーマンスができます。アベイラビリティゾーンは、互いの位置が100km以内になるよう配置されています。構成図を作る前に覚えたい用語2:リージョン
リージョンとは、AWSのデータセンターが集まっている、拠点となる地域のことです。リージョンの中にはさらに細かい地域分けがありますが、それがアベイラビリティゾーンです。 いくつかのアベイラビリティゾーンをまとめ、広い地域を1つのリージョンとして扱うことで、細かく地域分けをするよりもセキュリティやデータ保護、コンプライアンスなどの面で高い要求に応えられる仕組みが作られています。構成図を作る前に覚えたい用語3:サブネット
サブネットとは、ネットワークを分割して作る、小さなネットワークを意味しています。AWSでは、VPCの中にサブネットを作成して利用します。VPCとは、AWSアカウント専用の仮想ネットワークで、Virtual Private Cloudを略した言葉です。 VPCを作成した後に、アベイラビリティゾーンごとに サブネットを1つ以上追加する方法で利用します。AWSの構成図を作ろう

この記事の監修者・著者

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未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞