2020/10/16

インフラエンジニアが覚えるべきAWSサービスの基礎知識:Amazon S3

 
  

大量のデータ保存や管理をするストレージサービスで検討したいのが、Amazon S3です。
この記事では、Amazon S3の概要やメリットを解説します。ぜひ、参考にしてください。

Amazon S3とは

Amazon S3とは、Amazonが提供するストレージサービスで、正式名称は「Amazon Simple Storage Service」です。

具体的には、Webサイト、社内、モバイルアプリケーション、IoTセンサーなどのデータを保存し、取得できるオブジェクトストレージになります。
様々なサービスを提供する、AWSのなかでも歴史が長いサービスで、AWSでシステム構築をする際の中心的なサービスでもあります。

Amazon S3は、オブジェクトとしてデータを保存して、バケットと呼ばれるリソースにどれだけでも保存することが可能です。バケットに保存したオブジェクトは読み取り・書き込みが可能で、削除もできます。オブジェクトは1つにつき5TBのサイズまで対応可能です。

Amazon S3のメリット

Amazon S3のメリットは次の5つです。

  • データの堅牢性が高い
  • 容量無制限
  • 低価格な料金
  • セキュリティ
  • シンプルな設計

Amazon S3は耐久性の高いインストラクチャになっているため、しっかりとデータの保存ができます。ネットワークのトラフィックについても、自動で定期的にデータの検証や修復が実施できるようになっています。

また、前述の通り、容量無制限で使用できます。使った分だけ費用のかかる従量課金制ですが、容量無制限で使えるのは大きな魅力です。
ただし、先にも述べたように保存するオブジェクトは1ファイルで5TBまでの制限があります。料金は最初の50TB/月が、0.023USD/GBなど段階的に安くなっていきます。

セキュリティ面でみると、保存したデータはバケットとオブジェクトの所有者のみがアクセスができます。Amazon S3との通信はSSLでの暗号化されていますので、アクセス制限も可能です。暗号化形式をサポートしていることで、データを守るセキュリティは強固なものと言えます。

さらに、AWS CloudTrailによるAPI呼び出しの監視もします。ログ記録が提供され、Amazon Macieによる人工知能のセキュリティサービスも働きます。異常を検知するとデータ共有を止めるような警告も出ます。

Amazon S3は、マネジメントコンソールを使うことでパソコンだけではなく、モバイルアプリからでもアクセスも可能です。

Amazon S3を使って効果的にデータ保存しよう

Amazon S3は、メリットの多いストレージサービスです。AWSのシステム構築でも要となるサービスで、使用する機会も多いでしょう。

多くのメリットや特徴を理解して、データの保存などに使用してみてはいかがでしょうか。

ITエンジニアへのキャリアチェンジならキャリアチェンジアカデミー

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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