2020/12/17

Web業界の特徴とは?7つの職種や担うサービスなどを徹底解説

 
  

Web業界で働くって実際どうなの?

Web業界と言っても業種はさまざまで、仕事の内容や給与などは人それぞれになります。また、Web業界は給料が低い・サービス残業が多いなど、ネガティブイなメージを抱かせる情報を耳にした方も多いのではないでしょうか。

Web業界の職業は今これからの時代で需要の高まりが予想され、本当のところどんな感じで働けるのか気になる方もいるでしょう。業界の特徴・職種・担うサービス・向いている人などご紹介しますので、参考までにご覧ください。

Web業界とIT業界の違いは何?

Web業界とIT業界はイメージが似通っていますが、この2つに違いはあるのでしょうか。

IT業界の分野は、インターネットとWeb・通信・ソフトウェア・ハードウェア、の4つに大別されます。

つまり、Web業界はIT業界に含まれており、IT業界を構成する一分野と考えても差し支えないでしょう。一般的に、法人向けの開発提供はIT業界、ネットを通じて商品やサービスをユーザーに直接提供するのはWeb業界と認識されています。

Web業界の特徴4つ

全ての業界にそれぞれの特徴があるように、Web業界にも特有の特徴が存在します。ここからは、Web業界の特徴4つについてをご紹介していきます。

どのような職場や働き方になるのか・就職時に知っておきたいことのイメージに繋がりますので、Web業界で働くことを検討している方は特徴に目を通しておくと良いでしょう。

Web業界の特徴1:業界従事者の年齢層が低い

Web業界の特徴1つ目は、他と比べて業界従事者の年齢層が低いことです。Web業界従事者の平均年齢は33.5歳と言われており、一般的な日本企業ではおおよそ40歳前後が平均となっています。

ハードウェアや情報処理など業界は昔ながらの大手グループ企業が多いため、平均年齢40歳以上も珍しくありません。しかし、ベンチャーなど新しい企業が多いWeb・ソフトウェア業界では、平均年齢が20〜30代となっています。

Web業界の特徴2:誰でも働ける業界

Web業界の特徴2つ目は、誰でも働ける業界なことです。向き不向きがなく未経験で飛び込む人が多く、就職に関するハードルが低いと言われています。基礎さえ学べば、誰もが一流になれるとの声もあるほどです。

新しい技術が誕生し続ける世界ですので、学ぶ意欲さえ失わなければ成果を出せます。その点からすれば、ハードルが低く誰でも働ける業界というのは間違いではないでしょう。ただし、探究心に基づく勉強意欲が要となってきます。

Web業界の特徴3:フリーランスなど多様な働き方ができる

Web業界の特徴3つ目は、フリーランスなど多様な働き方ができることです。Web業界の仕事の在り方は他の業界と変わりませんが、会社に属さずフリーランスで働く人も多い傾向にあります。

会社で働くよりも時間や場所の面で自由度が高く、努力や自己管理さえきちんとしていればフリーランスでも安定した収入を見込めるでしょう。未経験からフリーランスになった業界人もいますので、自由を求めるのであれば、フリーな在り方を目標としてみるのも良いかもしれません。

Web業界の特徴4:将来性が大きい

Web業界の特徴4つ目は、将来性が大きいことです。ITの製品やサービスが人々の身近になった今、消費者ニーズに素早く的確に対応できるWeb業界人が求められています。

Web業界はスマホや電子マネーの普及によって、IT業界の中でも特に発展していくと考えられています。それに伴いITエンジニアの需要も高まり続けると推測されるため、職業としての安定的な未来があると言えるでしょう。

Web業界の職種7つ

Web業界と言っても、様々な職種が存在しますし、Webディレクター・Webデザイナー・Webエンジニア・Webマーケターなど、仕事内容も違えば年収や必要になるスキルにも違いがみられます。

能力・興味・価値観などの点で自分に向く職種を見つけるためには、各職種の特徴を知っておく必要があります。目指すべきところを考えるために必要な情報でもありますので、参考までにWeb業界における7つの職種をご紹介していきます。

Web業界の職種1:Webプロデューサー

Web業界の職種1つ目は、Webプロデューサーです。

平均年収は、400〜500万円となっています。腕利きであれば、1000万円以上の方もいます。

主な仕事はプロジェクトの統括で、制作・企画・プレゼンテーション・予算設定・人事・アフターフォローなど幅広く関わります。Webの専門知識・営業力・交渉力・運営と管理の能力、などがスキルとして求められるでしょう。

Web業界の職種2:Webプランナー

Web業界の職種2つ目は、Webプランナーです。

平均年収は349〜637万円以上で、年齢で大幅に変動します。

クライアントが持つ要望やイメージのヒアリングで方向性を定め、そこから全体の企画設計を行う仕事です。ディレクターよりも企画メインの立場になります。Webプランナーに必要なスキルとしては、コミュニケーション能力とヒアリング力などが挙げられるでしょう。

Web業界の職種3:Webディレクター

Web業界の職種3つ目は、Webディレクターです。

年収の目安は、452万円となっています。

主な仕事は、システム作りの際にクライアントの要望をヒアリングしてエンジニアに伝達することです。そのため、IT全般の基本知識・コミュニケーション能力・相手の要望を引き出すヒアリング力・相手が納得する提案を行うロジカルシンキング力が必要となってくるでしょう。

Web業界の職種4:Webデザイナー

Web業界の職種4つ目は、Webデザイナーです。

平均年収は、443万円となっています。

Webサイトのデザイン担当で、クライアントの中にあるイメージを使いやすさも踏まえて可視化する役割を担います。プログラマーやエンジニアとは違うスキルが必要で、主にデザイン知識・コミュニケーション能力・デザイン制作のツールを使いこなす技術力は欠かせないでしょう。

Web業界の職種5:Webプログラマー

Web業界の職種5つ目は、Webプログラマーです。

平均年収は正社員なら510万円、初任給は22万円程度となっています。

主な仕事は設計書に沿ってプログラミングすることで、要望通りのシステムを実現するために作業を進めます。企業ではチームで作成を行うことも多いため、プログラミング言語の知識に加えてコミュニケーション能力も必要スキルとなってくるでしょう。

Web業界の職種6:Webエンジニア

Web業界の職種6つ目は、Webエンジニアです。

平均年収は、525万円となっています。

プログラマーからステップアップした立場で、要望を設計書にまとめてプログラミングも行うまでの一連の作業を行えるスキルが必要となってくるでしょう。具体的には、プログラミング言語の知識・コミュニケーション能力・正しく伝える文章力、などが挙げられます。

Web業界の職種7:Webマーケター

Web業界の職種7つ目は、Webマーケターです。

平均年収は、500万円台となっています。

主な仕事は、商品やサービスを売るためにWebを使ってマーケティングを行うことです。また、市場調査・広告宣伝・販売戦略なども担います。Webマーケターに必要なスキルとしては、情報収集能力・情報分析能力・企画力・コミュニケーション能力などが挙げられます。

Web業界が担う8つのサービス

Web業界は、世界で役立つWebサービスを担う存在です。特に、eコマース・ポータルサイト・SNS・Web広告・ソーシャルゲーム・キュレーション・電子書籍・eラーニングではWeb業界の知識と技術が必要となってきます。

これからサービスは人間の生活においてメリットをもたらすため、この先も需要が薄くなることはないでしょう。それでは以下に、各サービスの詳細をご紹介しています。

Web業界が担うサービス1:eコマース

Web業界が担うサービス1つ目は、eコマース(電子商取引)です。

ネットショップやネット通販を表す言葉で、主に企業と消費者のやり取りを表す時に使います。

基本的に、企業同士・一般人同士のやり取りに対してeコマースの言葉を使うことはありません。あくまで、企業と消費者の電子的な商取引におけるやり取りを表す時に使います。eコマースの代表的な事例としては、楽天やAmazonなどが挙げられます。

Web業界が担うサービス2:ポータルサイト

Web業界が担うサービス2つ目は、ポータルサイトです。

ポータルとはWebサイトの入り口にあたる部分で、作成や運営はWeb業界が担います。

ポータルサイトには総合系の他に地域系や専門情報系などがあり、中には社員や会員など対象が限定されたタイプも存在します。そのため、用途に合わせて作成・運営を行なっていきます。有名なポータルサイトの事例として、GoogleやYahoo!などが挙げられます。

Web業界が担うサービス3:SNS

Web業界が担うサービス3つ目は、SNSです。

SNSは情報の発信や検索などが簡単に行えるサービスで、人間関係の構築も図れます。

WEB業界の人も多くSNSを利用していますが、最近はSNSをマーケティングに利用する企業が増えています。そのため、Web業界の中でも特に重視されている分野です。SNSの有名な事例には、TwitterやInstagramなどが挙げられます。

Web業界が担うサービス4:Web広告

Web業界が担うサービス4つ目は、Web広告です。

インターネット上の広告として収入源やアクセス源になっており、Web広告事業を専門とする個人や企業も存在します。

広告のタイプは画像や文字を使用したものの他に動画もあり、また種類もバナー広告やリスティング広告など多様です。広告を作るの際はターゲットの絞り込みや配置位置なども踏まえて、どのような種類が適しているのかを考えながら作成していきます。

Web業界が担うサービス5:ソーシャルゲーム

Web業界が担うサービス5つ目は、ソーシャルゲームです。

SNSをプラットフォームとしたゲームで、世の中にリリースすれば世界中の人が遊べます。

Web業界が担うサービスの中でも収益力が注目されている分野で、作成の際は外部会社と連携することもあります。多くのWeb上界関係者が一団となって作ることが一般的です。代表的なソーシャルゲームには、パズドラやモンスターストライクなどが挙げられます。

Web業界が担うサービス6:キュレーション

Web業界が担うサービス6つ目は、キュレーションです。

キュレーションは、ニュースサービスをまとめたWebサービスで、様々なタイプが作成されています。

幅広い情報を集めたものから、マイナーなテーマに沿ったものまで、用途に基づいて作成と管理を行なっていきます。また、最近はユーザー参加型のキュレーションも人気が出てきています。キュレーションの有名な事例としては、GunosyやSmartNewsなどが挙げられます。

Web業界が担うサービス7:電子書籍

Web業界が担うサービス7つ目は、電子書籍です。

モバイル端末で本の内容を読むことができるサービスで、小説から漫画まで電子書籍で読まれることが増えています。

サービス提供の形態は、基本無料や定額制が一般的です。今後も発展が見込まれており、次々と紙の書籍が電子書籍化されています。電子書籍で有名なサービスは、Kindleストアや楽天Kobo電子書籍ストアなどが挙げられます。

Web業界が担うサービス8:eラーニング

Web業界が担うサービス8つ目は、eラーニングです。

通信教育と呼ばれることもある学習サービスで、学習効果の向上と共にコスト削減を図れます。学習を行う側の管理も簡単に行えます。

上記のような特徴から、導入する企業が増加傾向にあります。そのため、これからも需要は維持されるでしょう。また、メリットは学ぶ側にもあり、いつでもどこでも学びたい時に学ぶことができます。

Web業界に向いている人の特徴4つ

Web業界は誰でも働ける・向き不向きのない世界と言われていますが、人の性質的に多かれ少なかれ適正の有無はあると言えるでしょう。一般的に向いていると言われているのは、論理的思考・集中力や継続力・コミュニケーション能力・向上心がある人です。

以下に向いていると考えられる特徴をご紹介しますので、自身のタイプを踏まえながら目を通してみましょう。

Web業界に向いている人の特徴1:論理的に物事を考えられる

Web業界に向いている人の特徴1つ目は、論理的に物事を考えられることです。勉強でも仕事でも、Web業界で必要になる知識・スキルには論理的思考が不可欠と言われています。

なぜなら、たくさんの情報を扱い、なおかつトラブルが起きた時には、決まった形式と柔軟な知識力で対応しなければならないからです。論理的に組み立てる思考が身に付いている人の方が、Web業界の知識に馴染みやすいでしょう。

Web業界に向いている人の特徴2:集中力や継続力がある

Web業界に向いている人の特徴2つ目は、集中力や継続力があることです。知っておくべき情報が多い世界ですので、集中して継続的に取り組める性質があると技術が身に付きやすいと考えられています。

また、予期せぬトラブルが起きることも珍しくありません。その際に解決まであきらめずに取り組むためには、知識と技術、そして集中力と継続力が必要となってきます。問題に対して解決まで取り組めれば、良い実績に繋がるでしょう。

Web業界に向いている人の特徴3:コミュニケーション能力が高い

Web業界に向いている人の特徴3つ目は、コミュニケーション能力が高いことです。

IT系の仕事は黙々と取り組むイメージを持たれがちですが、実際にはクライアントや同じプロジェクトなどに関わる人との円滑なコミュニケーションが必要とされます。

そのため、Web業界ではどのような職種でも、多少のコミュニケーション能力は必要となってきます。自分の発案や疑問点などを上手く伝えられれば、関わる全員の仕事がスムーズに進められるでしょう。

Web業界に向いている人の特徴4:向上心が強い

Web業界に向いている人の特徴4つ目は、向上心が強いことです。

ITに関わる情報は短期間で変化・進化し続けているため、知識と技術の面で遅れないように向上心をもって勉強を忘れない意識が必要となってきます。

IT業界のシステムは時代と共に移り変わっており、それに伴いビジネス的に有用とされる内容にも違いがみられます。そのため、いつまでの向上心をもって新しい内容も積極的に勉強する人の方がWeb業界に向いているでしょう。

Web業界の可能性は無限!

Web業界は現時点で、人間の生活に大いに役立っています。これから先もITの知識や技術は躍進し続け、Web業界の知識と技術が求められ続けると考えられているため、将来性が見込める世界であると言えるでしょう。

そもそも興味があったり、将来的に安定した職種を求めるのであれば、Web業界という存在は良い選択肢になり得てきます。また、無限の可能性を持つ世界であるため、働き方も多様ですので、自分に合った勉強法・業種・働き方を考えましょう。

ITエンジニアへのキャリアチェンジならキャリアチェンジアカデミー

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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