エンジニアにおける転職時期の特徴3つ!転職時期を判断するポイント7つ

 
  

エンジニアが転職をするタイミングとは


エンジニアが転職をするタイミングとは、その人によって異なります。
これまでの経歴や習得しているスキルや市場環境によりベストなタイミングは変わるため、一概にこの時期がベストとは言いにくいでしょう。
エンジニアとして転職を成功させたいのであれば、タイミングを見極めることが重要になります。
本記事では、エンジニアにおける転職時期の特徴3つ、転職時期を判断するポイント7つについてなど紹介していきます。

エンジニアにおける転職時期の特徴3つ


はじめに、エンジニアにおける転職時期の特徴3つについて紹介していきます。
転職に最適な時期について考えていきましょう。
エンジニアにおける転職時期の特徴に、一般的に転職の求人が増えるタイミングは年2回・外資系企業は10月から12月に転職の求人が増える・エンジニアの採用は年間を通して行われている、などがあります。

1:一般的に転職の求人が増えるタイミングは年2回

エンジニアに限らず、一般的に転職に適していると言われるのは求人が増える2月~3月と9月~10月です。
これは、4月から始まる新年度や10月から始まる下半期に向けて、企業が社内体制を整える動きに影響を受けていると考えられます。
また、年度末や期末には退職者が増加するというのも、企業が求人を増やさざるを得ない理由だと言えます。
ただし、求人が増えるということは同じように応募者も増えるということも考えておく必要があるでしょう。
たくさんのライバルと競わなければいけないため、計画的に転職活動に取り組まなくてはいけません。
2月~3月の転職を目指すなら12月~1月頃から、9月~10月の転職を目指すなら7月~8月頃からしっかりと準備を行いましょう。

2:外資系企業は10月から12月に転職の求人が増える

外資系企業の場合は、国内企業とは転職に適した時期が異なり、10月~12月に求人が多くなるといえます。
これは、外資系企業では会計年度が1月から始まるためです。
国内企業と外資系企業のどちらを希望するかを明確にすることも、転職成功のための大切なポイントだといえるでしょう。

3:エンジニアの採用は年間を通して行われている

一般的な転職時期は前述したとおりですが、業界や職種によっては求人の多い時期が異なる場合があります。
エンジニアは人材不足の傾向が強く、年間を通して採用活動が行われています。
これはどの企業においてもエンジニアが不足しているためであり、比較的どの時期でも転職活動をしやすいと言えるでしょう。
もちろん年度の途中に転職する場合には求人が少なくなるため、希望の企業で採用を行っていない場合もあるかもしれません。
しかし、営業と比べるとライバルも少なくなるため案外スムーズに転職が決まることもあります。
さらに、この時期の求人は急を要していることが少なくなく、比較的選考が早く進む傾向にあります。
繁忙期の余裕がない時期にあえて転職活動に踏み切るのも、よい転職先を見つけるための1つの方法だと言えるかもしれません。

エンジニアが転職時期を判断するポイント7つ


次は、エンジニアが転職時期を判断するポイント7つについて紹介していきます。
これから紹介するポイントを意識して転職時期を決めていきましょう。
転職時期を判断するポイントには、ボーナスをもらえるタイミング・昇進・退職金をもらえる勤続年数・失業手当給付期間との関係・短い期間で転職を繰り返すのは危険・転職先の即戦力になれる状態を目指す・スキルがあると転職しやすくなる、などがあります。

1:ボーナスがもらえるタイミング

エンジニアが転職時期を判断するポイントとして1つ目は、ボーナスがもらえるタイミングです。
一般的な企業であれば、6月と12月にボーナスが支給されます。
ボーナスをもらわずに転職するか、ボーナスをもらって転職するかで収入は大きくかわるため、よく考えてから転職時期を決定したほうが良いでしょう。
ボーナスをもらってから転職する場合、転職時期は7~8月か1~2月あたりになるでしょう。

2:昇進しておくと転職先も広がる

エンジニアが転職時期を判断するポイントとして2つ目は、昇進しておくと転職先も広がることです。
転職しようと考えていた時期と昇進の時期が重なることもあります。
どうしても早く転職したい気持ちが強ければ転職しても良いですが、できれば昇進を待ってから転職を考えましょう。
役職も上がれば役職手当で給与も上がります。
転職時もリーダー職や管理職として雇用されたり、給与面の待遇も良い状況で採用されたりする可能性が高いでしょう。

3:退職金をもらえる勤続年数まで勤める

エンジニアが転職時期を判断するポイントとして3つ目は、退職金をもらえる勤続年数まで勤めることです。
退職金制度のある企業の多くは、一定の勤続年数が必要になることが多いでしょう。
退職後、転職活動が長引く場合など経済面で不安がある方は、退職金をもらえる年数を確認して、その年数を過ぎるまで辞めないことをおすすめします。

4:失業手当給付期間との関係を考える

エンジニアが転職時期を判断するポイントとして4つ目は、失業手当給付期間との関係を考えることです。
失業中に、失業保険をあてにしようと考えている方は要注意です。
失業保険は雇用保険の被保険者だった期間がないともらえません。
自己都合退職の場合は、退職日以前の2年間に被保険者期間が12か月以上あることが必要となります。
失業保険をもらう場合、この条件を満たしてからの退職を考えましょう。

5:短い期間で転職を繰り返すのは危険だと考える

エンジニアが転職時期を判断するポイントとして5つ目は、短い期間で転職を繰り返すのは危険だと考えることです。
短期間で複数の会社の経歴がある人は、面接官にとって「採用してもすぐに辞めてしまうのでは」という印象がぬぐえません。
いかにスキルが高く優秀な人材であっても、転職回数が目に見えて多いと、人柄の問題でクリアできず、なかなか採用されないケースがあります。

6:転職先の即戦力になれる状態を目指す

エンジニアが転職時期を判断するポイントとして6つ目は、転職先の即戦力になれる状態を目指すことです。
即戦力とは、あれこれ教えなくてもすぐに戦力として、周りの社員と同じように働き、成果を上げる人のことをいいます。
転職先の即戦力になれる状態まで持って行けば、採用されやすいことは間違いありません。
転職先企業の事業などを見て、エンジニアとして必要なスキルの習得や経験値を増やしておきましょう。

7:スキルがあると転職しやすくなる

エンジニアが転職時期を判断するポイントとして7つ目は、スキルがあると転職しやすくなることです。
スキルがあれば即戦力として現場でも活躍することが可能なため、採用時の印象も好感触なことが多いでしょう。
実際は現場に入って慣れていくことが多いため、スキルがなくても転職が無理ではありませんが、スキルの有無で入社時の給与に影響するケースもあります。
何かしら転職先で活かせるスキルを持っておくと良いでしょう。

エンジニアが転職前にスキルを積む方法3つ


最後に、エンジニアが転職前にスキルを積む方法3つについて紹介します。
転職前にある程度スキルをつけて、自信を持った状態で転職活動したい方は参考にしてください。
エンジニアが転職前にスキルを積む方法には、転職保証付きのスクールに通う・システムエンジニアリングサービスで働く・派遣や契約社員登録をする、があります。

1:転職保証付きのスクールに通う

エンジニアが転職前にスキルを積む方法として1つ目は、転職保証付きのスクールに通うことです。
スクールに通うイメージは、新卒や異業種からの転職者などのイメージがありますが、中途採用者も利用するケースはあります。
スクールで専門的に技術を学んでからの転職は、キャリアアップのための転職する流れを形にするための前段階として考えても良いでしょう。
スクールに通う場合は、転職保証付きかどうか事前に確認することをおすすめします。

2:システムエンジニアリングサービスで働く

エンジニアが転職前にスキルを積む方法として2つ目は、システムエンジニアリングサービスで働くことです。
システムエンジニアリングサービスとは、準委任契約というSEの雇用形態の1つです。
システムエンジニアリングサービスで働くことにより、現場経験を積むことが可能です。
派遣と違う点は、指示の出どころが派遣先ではなく自分が雇用されている会社からになります。
報酬は成果物ではなく働いた時間に対して支給されます。

3:派遣や契約社員登録をする

エンジニアが転職前にスキルを積む方法として3つ目は、派遣や契約社員登録をすることです。派遣は、派遣会社から紹介を受けた企業で働きます。
契約社員登録は、企業と期間の定めがある労働契約を結んで、一定期間働くことです。
システムエンジニアリングサービスは、雇用会社からの指示で働く形でしたが、派遣や契約社員は常駐先企業の指示を受けた業務内容を行います。
派遣や契約社員も、現場での実務経験を積めるでしょう。

転職にベストな時期は人それぞれ


求人が増えるのは2月~3月と9月~10月ですが、エンジニアの採用は1年中行われています。
それぞれの時期でメリット・デメリットがあるため、どの時期に転職するべきとは一概には言えません。
そこ重要になるのが、「現職で進行しているプロジェクトのスケジュール」です。クロージングの時期をあらかじめ測っておくことで、よりスムーズかつ前職とも良好な関係で転職を成功させることにつながります。
まずは、転職に向けて準備を整えつつ自分の希望をはっきりさせてみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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