2019年からITIL4にバージョンアップ。ITILの資格の種類、そして日本語版はある?

 
  

2019年に、ITILが従来のITIL V3から最新版のITIL4にバージョンアップしました。
今回は新しいITIL4の資格の種類や日本語版がいつ開始なのかについてご紹介します。

ITIL4について

テクノロジーの急速な進化とともにバージョンアップを重ねてきたITILが、2019年2月にITIL4にバージョンアップしました。
今回のバージョンアップの背景には、クラウドやIoT、AIなどの最新技術が現実化しつつあること、多くの人がインターネットを使いこなせるようになったことなどが挙げられます。

これら変化に合わせてITを最適に活用することが、TITL4の目的だといえるでしょう。
そして、ITIL4に追加された要素には「アジャイル」、「DevOps」、「リーン」、「ガバナンス」の4つが挙げられます。
アジャイルとは、迅速に顧客のニーズに対応することを指し、DevOpsとは開発と運用をスムーズに連携させることです。
また、リーンは価値を継続的に生み出し続けることにより、ガバナンスによって全体を統制していきます。

これらの要素が加わることによって、より時代に合ったITILになったといえるでしょう。
なおITIL4 になってからは資格体系も変わり、ITIL V3に比べるとよりシンプルになっています。
分かりやすいキャリアパスになったため、資格取得によってキャリアを追求する人が増えるといえるのではないでしょうか。
認定に必要なモジュールは「ITIL ファンデーション」、「ITILスペシャリスト(3モジュール)」、「ITIL ストラテジスト」、「ITILリーダー」、「ITILマスター」の5つで、ITIL ストラテジストは「ITIL マネージングプロフェッショナル(MP)」と「ITIL ストラテジックリーダーシップ(SL)」の取得の両方に必要です。
また、ITIL V3からITIL4への移行モジュールも用意されています。

日本語版はいつ提供開始?

最新バージョンであるITIL4の試験には、2019年6月時点ではまだ日本語版がありません。
英語版が開始されてから約半年後に翻訳が予定されているため、日本語版の開始は2019年8月以降になると考えられます。
そのため、日本語で試験を受けることはできませんが、日本語版のテキストはすでに提供されているようです。

また、ITIL V3のインターミディエイトやプラクティショナなどのコースを受講してからITIL4への移行モジュールを選択するという方法もあります。
日本語版を今すぐに受験することはできませんが、近い将来に向けて今から勉強を初めてもいいのではないでしょうか。

ITIL4の取得を検討してみては?

ITILは時代の流れとともに進化を続けており、2019年に誕生した最新版がITIL4です。
2019年後半には日本語版も開始される予定なので、ぜひ受験を検討してみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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