世の中には多くの業種がありますが、ここではIT業界に転職をするべき理由を紹介していきます。
IT業界の人気企業についても紹介していくので、転職をお考えの方はぜひ一度目を通してください。
この記事の目次
転職はIT業界!その魅力とは?
まず転職先としてのIT業界の魅力を紹介します。
平均給与が高い
国税庁が実施した「平成29年度民間給与実態統計調査結果」によると、各業種の平均給与は432万2000円でした。
最も平均給与が高い業種は「電気・ガス・熱供給・水道業」の746万8000円で、2番目に高かったのは「金融業・保険業」の614万7000円でした。
IT業界は「情報通信業」として3位にランクインしています。
情報通信業の平均給与額は598万6000円で、全業種の平均給与と比べても160万円以上高い水準です。
平均給与が高い業種は転職先として魅力的でしょう。
出典:国税庁「平成29年分民間給与実態統計調査結果について」
求人倍率が高い
IT業界の転職求人倍率は、2019年5月時点で5.7倍にもなります。(転職サイトdoda発表)
売り手市場であり、好条件で転職できる可能性があるのは良い判断材料でしょう。
多様な職種がある
IT業界というと毎日パソコンと向き合っているイメージがあるかもしれません。
確かにそういった職種もありますが、他のメンバーとコミュニケーションを取りながら働く職種や、顧客との対応をメインとする職種もあります。
自分の適性に合った職種で働くことができれば、仕事への満足度も高まるのではないでしょうか。
IT業界企業のランキング
IT業界と一口でいっても、その特徴や企業によって様々です。
ここではIT業界の「売上ランキング」、「平均年収ランキング」、「継続年数ランキング」を業界動向サーチの情報をもとに紹介します。ぜひ転職活動をする際の参考にしてください。
売上ランキング
- 1位:富士通
- 2位:NEC
- 3位:NTTデータ
- 4位:日立製作所
- 5位:大塚商会
- 6位:野村総合研究所
- 7位:伊藤忠テクノソリューションズ
- 8位:TIS
- 9位:SCSK
- 10位:日本ユニシス
売上が大きいということは、社会への影響力が大きいということの証拠でもあります。
大きな仕事をしたいと考えているエンジニアの方は、売上ランキングに入っている企業を目指してみると良いかもしれません。
平均年収ランキング
- 1位:野村総合研究所
- 2位:SRAホールディングズ
- 3位:三菱総合研究所
- 4位:オービック
- 5位:電通国際情報サービス
- 6位:日立製作所
- 7位:パス
- 8位:伊藤忠テクノソリューションズ
- 9位:フューチャー
- 10位:東洋ビジネスエンジニアリング
とにかく年収を重視して転職先を選びたいという方は、平均年収ランキングを参考にすると良いでしょう。
売上ランキングでランクインしていない「SRAホールディングズ」や「三菱総合研究所」は、それぞれ2位、3位にランクインしています。
継続年数ランキング
- 1位:日本ユニシス
- 2位:さくらケーシーエス
- 3位:富士通
- 4位:NEC
- 5位:日立製作所
- 6位:AGS
- 7位:SCSK
- 8位:JFEシステムズ
- 9位:電算
- 10位:YEDIGITAL
多くの社員が長く勤めているということは、快適な労働環境が整っていることの表れでもあります。
一度就職したら同じ会社で長く働きたいと考えている方は、ぜひ継続年数ランキングを参考にしてください。
転職人気企業ランキングが発表!
転職サイトdodaの情報によると、「転職人気企業ランキング2019(総合)」の順位は以下のようになっています。
- 1位:グーグル
- 2位:トヨタ自動車
- 3位:楽天
- 4位:ソニー
- 5位:アマゾンジャパン
- 6位:全日本空輸(ANA)
- 7位:キーエンス
- 8位:パナソニック
- 9位:三菱商事
- 10位:Apple Japan
IT業界の会社が複数ランクインしていることがわかります。
グーグルは前回2位でしたが、前回1位のトヨタ自動車を押さえての首位に立ちました。
3位の楽天は前回5位でしたが、携帯電話事業への参入を表明するなどの話題性もあったためか2つ順位を上げました。
5位のアマゾンジャパンは前年から9つ上昇しました。配信サービスやクラウドサービスなど多角的な展開が評価されたのかもしれません。
IT業界で転職!企業の選び方は?
IT業界で転職する際には、企業の選び方のポイントがいくつかあります。
まず、Web系企業とSler系企業のどちらに就職したいかを明確にしましょう。
Web系企業は進化が早いため全体として若い世代が多いのに対し、Sler系企業では幅広いタイプのエンジニアを採用しています。
また、自社開発か受託開発かでも現場の仕事は大きく異なります。
社内でキャリアアップして上流工程に携わりたいと考えているのであれば自社開発をしている企業がおすすめですが、マネジメントのキャリアに進みたいのであれば受託開発の企業がギャップの面で少ないかもしれません。
もちろん、上記でご紹介した売上高や平均年収、継続年数を基準に企業を選ぶという方法もあります。
様々な視点から、企業を比較検討してみてください。
転職ならIT業界がおすすめ!
IT業界は平均給与が高いうえに求人倍率も高い売り手市場なので、自分の希望の職場が見つかりやすい側面があると考えられます。
転職を考えている人はIT業界を視野に入れてみることをおすすめします。