2020/12/23

AWS EC2とはなに?AWS EC2の特徴4選と関連するサービス紹介

 
  

そもそもAWS EC2とは?

AWS EC2とはAmazon Elastic Compute Cloudの略称です。クラウド環境で高速のプロセッサによる400Gbps イーサネットでのネットワークを備えています。 プロセッサ、ストレージ、ネットワーキング、OSなど購入モデルを選択でき機械学習トレーニングと直感的な操作を実現するGPUの環境に加え、EPR(全部門共通システム)、HPC(高性能計算) 、Windowsワークロードと操作が実行できます。

AWS EC2の特徴4選

AWS EC2の主な特徴についてお話します。柔軟な料金体系が用意されているので、ユーザーの用途によって選択できます。AWS EC2のスペック変更が簡単にでき、スムーズなサーバー構築が可能です。 サーバーの複製ができるため災害時のフォローアップ体制が構築できます。それでは特徴ごとにお伝えします。

AWS EC2の特徴1:3つの料金形態

AWS EC2の料金形態はスポットインスタンス、リザーブドインスタンス、オンデマンドインスタンスと上記以外にSavings Plans、Dedicated Host への支払いも可能になっています。こちらでは上記3つのインスタンスについてお伝えします。 AWS EC2は1年間毎月750時間分の使用量を無料利用枠が用意されています。
Amazon EC2 の料金

スポットインスタンス

AWS EC2スポットインスタンスはオンデマンド料金より割引価格で利用することができます。それは使用時の期間中スポット的な利用容量に対する長期の需給傾向に基づいて緩やかに料金調整がされるためです。 事前指定した継続利用時間(最長6時間の単位)で実行することができます。オンデマンド料金と比較するスポットインスタンスアドバイザーを活用して、EC2使用方法にスポットインスタンスが見合っているのか検討が必要です。
Amazon EC2 スポットインスタンスの料金

リザーブドインスタンス

AWS EC2のリザーブドインスタンスは一定の使用量が予想でき長期的に1年又は3年間の使用を確約できる方であれば、オンデマンドインスタンスに比べコストを削減することができます。 スタンダードとコンバーティブルリザーブドインスタンスの2タイプがあり、1年または3年間の使用量を一括前払いする割引額が大きい支払い方法と、購入時に少額前払いし期間終了清算時に割引時間単価で計算した料金を支払う料金形態が選択できます。

オンデマンドインスタンス

オンデマンドインスタンスは前払いや契約にとらわれずAWS EC2を柔軟に利用できます。使用した分だけ60秒単位の料金が発生する料金形態です。 予測不能な作業負荷やアプリケーションの中断ができない場合や開発段階のテストアプリに活用されます。料金一覧には指定されたOSでプライベートとパブリックのAmazonマシンイメージ(AMI)を実行する料金が含まれています。

AWS EC2の特徴2:スペックの変更が簡単にできる

AWS EC2にはCPU、メモリ、ディスク、ネットワークキャパシティに合わせた幅広いインスタンスタイプが用意されており、使用目的と作業負荷に対応できるスペックへ柔軟に変更ができます。 新しいインスタンス導入とテスト実施でタイプを選別ができます。ストレージの最適化インスタンスでは、ホストコンピュータに物理的に取り付けられているディスクのストレージを含めることもでき、複数のストレージオプションが用意されています。

AWS EC2の特徴3:構築が早いため時間を短縮できる

AWS EC2はシステム構築にかかる時間を短縮できます。用途にあわせたプロセッサ、ストレージ、ネットワーキング、オペレーティングシステム、購入モデルを選択できるインスタンスがタイプ別に用意されており、選択後は導入時間がさほどかかりません。 ローカルサーバーの場合は端末の購入や設置など数日準備にかかりますがその時間がありません。クラウド上で高速プロセッサを使用し400Gbpsイーサネットでのネットワークを備えています。

AWS EC2の特徴4:サーバーを複製できる

AWS EC2リージョンに対して異常が発生した時の修復速度などに関わる有用性であるアベイラビリティーゾーンは3つで構成されています。 AWS EC2のリージョン(クラウド上の地理的に近いデータセンター)は完全に分離された設計をしているので、耐障害性と安定性のあるAWSリージョン内または AWS リージョン間でコピーができます。 AWS EC2のサーバーへオンプレ環境のバックアップサーバーを複製することができます。

AWS EC2のセットアップ方法3つ

AWS EC2のインスタンス(AWS クラウドにある仮想サーバー)を作成するセットアップの仕方について主な3つの段階があります。まずはAWSへサインアップをしましょう。 次にキーペアを作成します。その後はセキュリティグループの作成をします。いずれもWindowsインスタンス用とLinuxインスタンス用で作成方法の詳細については確認が必要です。

AWS EC2のセットアップ方法1:サインアップを行う

AWS EC2のセットアップにはAWSへサインアップする必要があります。AWSアカウントを登録するとAWS EC2を含めたすべてのAWSサービスに自動的にサインアップする仕組みになっています。 AWSアカウント登録はAWSの登録画面からオンラインの手順で登録が可能です。

AWS EC2のセットアップ方法2: キーペアを作成する

AWSアカウント登録後にキーペアを作成します。公開キーを暗号化することでログイン情報のセキュリティ保護をするためです。プライベートキーを保存する唯一のチャンスになります。 主な流れはAWS EC2コンソールを開き、ナビゲーションペインでキーペアを選択し作成をします。名前はパブリックキーと関連付けされます。WindowsとLinuxインスタンス用でキーペアの作成の詳細は確認が必要です。

AWS EC2のセットアップ方法3:セキュリティグループの作成する

セキュリティグループ作成にはローカルコンピューターのパブリック IPv4 アドレスが必要です。 関連付けたインスタンスファイアウォールと動作しインバウンドとアウトバウンド両トラフックのインスタンスレベルでコントロールします。 作成の主な流れはAWS EC2コンソールを開き、セキュリティグループの作成を選択、基本情報セクションでセキュリティグループ名とリージョン名、インバウンドルールでルールを追加します。

AWS EC2に関連する主なサービス5選

AWS EC2に関連する5つのサービスについてご紹介します。負荷の分散ができるロードバランサー、イメージの作成、AWS EC2におけるクラウドネットワークセキュリティ機能があります。 またユーザーが定義する条件に応じたAWS EC2のスペックを自動で規模を調整するAuto Scaling、需要の変化に対応できるAuto ScalingEBSについてお伝えします。

AWS EC2に関連するサービス1:ロードバランンシング

AWS EC2に関連するロードバランシングは、Elastic Load Balancingの3種類の中のClassic Load Balancerが主に関連します。 AWS EC2の耐障害性を高めるのに必要な高い可用性、自動スケーリング、セキュリティに関わります。AWS EC2インスタンスの基本的な負荷分散を提供すること、リクエストと接続両レベルで動作し構築されたアプリケーションを対象として機能します。

AWS EC2に関連するサービス2:イメージ

AWS EC2に関連するサービス、Amazon Machine Images(AMI)についてお伝えします。AMIはOSやアプリケーションサーバー、アプリケーションなどソフトウエア構成を記録したテンプレートです。 1つのAMIで複数のクラウド仮想サーバー(インスタンス)を起動することができます。

AWS EC2に関連するサービス3:ネットワーク&セキュリティ

AWS EC2クラウド仮想サーバー(インスタンス)上でセキュリティネットワークアクセスを設定できます。 AWS EC2のベアメタルインスタンスは、データ処理に特化したハードウェア(オフロード)とハードウェア保護のコンポーネントを一体化させた Nitro システム上に構築され高いパフォーマンスネットワークとストレージのセキュリティを実現できます。

AWS EC2に関連するサービス4:Auto Scaling

AWS EC2のAuto Scalingというサービスは、AWS EC2の定義した使用条件に応じて能力の規模を調整する機能です。需要が急に増えた場合などクラウド仮想サーバー(インスタンス)の数を増やして負荷を分散させたりと調整することでコストを節約できます。 AWS EC2 Auto Scalingは日や時間単位で使用量が変化するアプリケーションに向いています。

AWS EC2に関連するサービス5:EBS

Amazon Elastic Block Store (EBS)は、AWS EC2と合わせて使用ができます。EBSは永続的で可用性と安定性があり遅延を防いだブロックストレージ単位のデータのことです。 EBSはクラウド上にある使用する地理的に近いリージョン毎に独立した場所にあるアベイラビリティーゾーン(AZ)内で、障害発生後でもシステム全体の機能を維持できるよう自動的に複製される機能です。また、アプリケーション管理者向けに設計されています。

AWS EC2の導入を検討しよう

AWS EC2は導入から運用までの時間削減、テスト段階での導入、安定した処理速度の維持やセキュリティ環境で柔軟な使い方ができます。 AWS EC2は豊富な機能があり、10種類のインスタンスタイプから用途に合わせた適切な選択ができます。選択後は柔軟に並行して新しいインスタンスの導入テストの実施を行うことができ、パフォーマンス向上ができる仕組みになっています。 AWS EC2の特徴を知り導入を検討しましょう。]]>

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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