現役エンジニアに調査を行った結果、定年を迎えた後も継続して働きたいと答えている方が多くなっています。
その理由にはどんなものがあるのでしょうか。
本記事では定年後の就労に関する調査の結果などについてご紹介します。
調査の全体概要
2,000人を対象に「定年後の就労や年金」に関する調査が行われました。
その結果、現役エンジニアの約8割が、「定年を迎えた後も継続して働きたい」と回答しています。
また約6割が「老後のために貯金を行っている」と答え、「2,000万円以上貯金がある」と答えたのは約1割となっています。
全体を見ると、65歳以上のシニアの約3割が「今も働いている」と回答しています。
2017年に比べて減っていますが、「収入のため」という理由で働くことを希望している人は多いです。
また65歳以上の毎月の生活費は「20~24万円」が一番多く、半数が「年金だけで暮らしていくのは難しい」と答えていました。
それぞれの理由・回答例
30~64歳の現役エンジニアの約8割が「定年を迎えた後も継続して働きたい」としています。
定年後に働きたい職種や職場は「今の勤務先」がトップとなっており、次いで「自宅から通いやすい」、「自分の能力・経験が生かせる」です。
また「定年後も今の組織で求められると考えているか」という質問には、エンジニアの約4割が「そう思う」と答えています。
その理由としては「専門的なスキルを持っている」「資格がある」「取引先からも必要とされている」などの回答がありました。
また現在働いているシニア世代は約3割で、就労先を「紹介」で見つけた人が最も多いという脚気です。
2位が「起業した」、3位が「定年後に同じ職場で再雇用された」という結果になっています。
収入が欲しいから1位
定年後も継続して働きたい理由のトップは「収入のため」です。
次いで「社会との接点を維持したい」「生活習慣の維持」となっています。
老後のために必要な貯蓄額を聞いたところ「2,001万円~」と答えた人が最も多くなっています。
その理由は「年金にあまり期待できない」がトップとなっており、老後の不安から定年後も継続して働きたいと答えている人が多いという結果になっています。
また年金にあまり期待できないことから、「不安なので多めにお金を用意したい」、また「退職金に期待できないため」などの回答もあります。
アンケートの結果のまとめ
定年後も継続して働きたいと考えるエンジニアは多くいます。
その理由の1位は「収入のため」となっており、年金だけでは生活に不安を抱いている人が多いことが分かりました。
この記事の監修者・著者

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未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞