2022/04/18

Salesforceでメールのテンプレートは作成できるか?HTMLは利用できるか?

 
  

SalesforceでHTLMメールのテンプレートは作成できるか?

Salesforceでは拡張機能としてメールの送受信ができ、HTMLのテンプレートの作成、メール本文への利用が可能です。 メール用のテンプレートはテキストとHTMLのいずれでも作成が可能ですが、例えばメール内に毎回会社のロゴ画像や決まったデザインのフォームを入れておきたいという場合に有用です。 Salesforce上では、HTMLに関しての知識を持っている方はもちろん、知識がない方でもHTML形式のテンプレートが作成できるようになっています。

HTMLテンプレートの基本構造はどうなっているか?

SalesforceのHTMLテンプレートは自由にデザインできますが、用意されたレイアウトのテンプレートを利用する場合の基本構造はヘッダーグラフィック、メインコンテンツと文、行動喚起(CTA)、ソーシャルアイコン/共有、サブスクリプション設定/住所の5項目に分かれています。 「ヘッダーグラフィック」には会社のロゴ等を入れ、「メインコンテンツと文」には、送信するメールの概要や目的を入力します。 「行動喚起(CTA)」は受信者の行動を誘発するためのリンク等を入れます。主に受信者が有益となる内容を入れるメール上メインになるセクションです。 「ソーシャルアイコン/共有」は、企業でSNSを利用している場合にリンクを入れるセクションです。 「サブスクリプション設定/住所」のセクションには会社所在地の住所入力の他、米国連邦で定められているメールメッセージの送信に関するCAN-SPAM法に従い、読者がメール購読を停止できるリンクを入れる必要があります。 既存テンプレートの構造を理解したうえで利用すると、テンプレートが組み立てやすくなると共に、自然にメール送信時のルールに則って作成ができます。 出典:諸外国の迷惑メールに対する規制について|総務省 参照:https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/policyreports/chousa/mail_ken/pdf/070822_2_5.pdf

メールテンプレートの作成方法

SalesforceでHTMLテンプレートを作成する場合、HTMLのコーディングは必須ではなく、簡単な操作で完了できます。 「マーケティング」メニュー内「メール」で「新規テンプレート」を選択します。続いて、フォルダー、キャンペーン、メールタイプの順に選択していくとテンプレートのレイアウトを選択できるポップアップが表示されます。 利用したいテンプレートを選択して「適用」をクリックすると、選択したレイアウトが適用された状態から作成できます。1からテンプレートをデザインするために既存レイアウトが不要となる場合は「スキップ」をクリックします。 HTMLの知識がない場合は、既存レイアウトを利用してメールテンプレートを作成することをおすすめします。 メールエディタを使用してテンプレートの編集を行い、送信テストをして利用できるテンプレートであることを確認したら最後に「テンプレートに公開」をクリックして完了です。

レスポンシブデザイン用のレイアウトは用意されているか?

HTMLテンプレートの作成時には、レスポンシブデザインに対応したレイアウトが複数用意されているので、その中から選択することもできます。 スマートフォンやタブレットの普及でパソコンより携帯端末でメールを閲覧する人も多くなってきているため、レスポンシブデザインの利用はWebサイトだけではなく、HTMLメールでも必須となりつつあります。

HTMLテンプレート作成時の注意点

Salesforceの公式ページでは、HTMLに関するサポート範囲は、提供しているHTMLエディタで操作できる標準機能のみが対象となる旨が明記されています。HTMLテンプレートを作成・利用する際には注意してください。 HTMLコードで独自に作成したテンプレートの表示や動作不具合に関しては自己解決することとなります。そのためHTMLをコーディングできるだけでなく、問題解決ができる程の知識が必要となります。 HTMLメールの表示に関しては、送信先メールクライアントソフトによって表示状況が異なる場合や、表示崩れを起こすこともあるため、実際に外部のメールアドレスへ送信を行う前に様々なメールソフトへテスト送信することをおすすめします。

HTMLメールの追跡機能について

SalesforceでHTMLメールを利用した場合は、受信側の開封有無、いつ開封したかを追跡して確認できます。受信側がメール追跡を望まない場合に拒否することもできるようになっています。Salesforceメニューの「設定」内「活動設定」からメール追跡を有効にできます。 メール追跡を有効にすると送信されるメール内に、目視できない1×1ピクセルの透明な画像要素が埋め込まれ、この画像を読み込むことでメールの開封を検知できるようになっています。 画像の読み込みが必須となっているため、受信側にて自動で画像のダウンロードを行わない設定になっている場合は開封判断されません。

HTMLメールのテンプレートを活用して魅力的なメールを作成しよう!

今回はSalesforceでのHTMLメールテンプレートの作成・利用方法を紹介してきました。 業務連絡を行うだけであればテキストメールで十分です。しかしサービスや商品の紹介メールを送る際には見た目のデザイン性や華やかさも重要なポイントの1つです。スマートフォンの普及でHTMLメールを気軽に閲覧できるようにもなりました。 Salesforceは営業活動に利用できるクラウドサービスでもあるので、ぜひHTMLメールを有効活用してみてはいかがでしょうか。]]>

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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