この記事の目次
AWSにおけるリセラーとは?

リセラーを活用する利点とは?

請求代行サービス
AWSの請求を代行してくれるサービスでは、通常クレジットカード決済のAWS料金を請求書払いで支払いが可能となる利点があります。これにより、会社規定でクレジットカード決済ができない場合でもAWSを利用できるようになる利点があります。 他にも、通常はドル建ての支払いが必要となりますが、代行で円建て支払いで利用が可能となります。これにより急激な円安変動となった場合でも出費を安定させられる利点があります。 請求代行サービスでは事業者のマスターアカウントからスレーブアカウントを作り、顧客にIAMユーザーとしてそれを提供する形を取るリセラーもいます。 顧客の権限としてはAdministratorと同等のものを持つものが提供されますが、重大なミスが発生しないように一部の権限を規制してセーフティネットを敷く役割も担っています。運用・保守サービス
AWSを使いこなしたり実運用するまでには学習コストがかかります。リセラーの中には運用や保守を代行するサービスも展開しており、顧客は運用や保守から解放され別の作業に集中できるようになります。 具体的な保守内容例を挙げると、AMIのEBSのバックアップを定期的に作成することや顧客の要望に応じてバックアップを復元すること、アクセス数や運用状況に応じてサーバーのスケール調整を行うことを代行します。 小規模なチームでは24時間の運用や保守を行うには負担が大きいため、こうした代行サービスを活用することは一考の価値があります。構築サービス
リセラーの技術力や経験を活かして、顧客のニーズに従ったAWS構築を行うサービスもあります。一例として既存のオンプレミス環境をAWSへ移行するサービスでは、これまで利用していたシステムを学習コストなくそのままクラウド環境に移行することができます。 これにより、オンプレミス環境では保守期限が発生する物理的なサーバーがAWSの堅牢なセキュリティ環境でシステム運用を続投できるようになる利点があります。 また、AWS環境でのセキュリティ設定も経験あるリセラーが行うため、新たに自社で学習しながら移行するよりも情報漏洩等のリスクも低くなります。AWSトレーニング
リセラーの中にはAWSの利用に関するトレーニングを提供している事業者もいます。 AWSの公認を受けるとAWS CloudPractitioner EssentialsのようなAWS公式の認定トレーニングコースを開催することができるため、受講者はAWSから直接の授業を受けなくとも公認リセラーから正しいAWS知識を習得することが保証されます。問い合わせサポート
Elastic IPやリージョンごとのVPN数は設定するほど料金が発生します。そのため、人為的ミスで大量に設定してしまわないようにアカウントごとに上限数が定められています。この上限数はAWSに問い合わせることで変更することが可能となりますが、基本的に英語対応となります。 これらの問い合わせを代行するサービスを展開しているリセラーもいます。その中には具体的に上限を変更したい項目が分からなくても、状況を説明して相談することでAWSに問い合わせ対応を行っているものもいます。信用できるリセラーに依頼したい

AWSパートナーと連携したい
公式サイトからAWSパートナーを検索することができます。検索のフィルタリングでは国や提供しているサービス、ユースケースや事業を行っている業界カテゴリからも選択できます。 更に、パートナープログラムとしてリセラーがどの程度の知識や専門性をもつか認定プログラムもあり、ユーザーは状況に適したリセラーを選択することができます。 以下に認定プログラムの一部をご紹介します。AWSコンピテンシープログラム
AWSコンピテンシープログラムでは教育や金融など業界ごとに技術的な専門知識を評価してコンピテンシーを認定し、AWSの顧客に業界に適したマーケティングを行いサポートしています。 顧客側にとってはコンピテンシーの認定には高い水準の専門性が審査されたリセラーがリストアップされるため、顧客が専門性を改めて評価する必要性が低くなります。AWSトレーニングパートナー
AWSの利用者は世界中に存在し、トレーニング機関も世界中のリージョン毎の市場や文化など実情に合ったものが必要となります。例えば日本人向けのトレーニングには日本語が話せるコーチで日本の雇用形態を把握しているものが必要となります。 受講者が自分に合った場所や言語でトレーニングが受けられるようにAWSではトレーニングパートナーを認定して、受講者が検索できるようにしています。 AWSの知識を正しくコーチする必要があるため、認定には提供コースごとに厳重な要件を課しています。AWS公認のトレーニングパートナーのみクラスルームベースのトレーニングが提供可能となっています。AWSコンサルティングパートナー
AWSコンサルティングパートナーの役割は、AWSを利用したい様々なタイプや規模の顧客の利用を補助することにあります。補助の具体的な内容としては顧客の要望に応じて設計、構築、管理を行うことです。 コンサルティングパートナーにはランク(パートナーティア)付けがされていて、収益実績や認定試験の条件を満たすことによりセレクトティア、アドバンストティア、プレミアティアと格付けがされます。 顧客はこのパートナーティアを参考にリセラーの信用度を推し量ることができます。 ちなみに、日本国内の法人にはプレミアティアコンサルティングパートナーが10件存在します。AWSの利用を開始する際や、開発を委託したい際に参考にすると良いでしょう。APNパートナーになりたい

リセラーの利用を検討してみましょう
