2021/05/26

AWSドキュメントとは?ドキュメントの内容と代表的なサービスを解説

 
  

Amazonが提供しているAWSとは?

AWSとは、Amazon Web Servicesの略のことで、Amazonがクラウドサービスとして提供しています。 Webサイトの運用やデータのバックアップ、ビッグデータ分析、IoTソリューションの構築、業務アプリケーションの利用、AI機能の利用などをAWSで行うことができます。 従量課金のため初期費用がかからず、柔軟性と拡張性を兼ね備えた、120種類以上ものサービスを利用できることが特徴です。

AWSが選ばれる理由

AWSはパブリッククラウドサービスとして代表的なサービスです。 Amazonがかかえる大量の商品を管理し分析するために、自社でインフラやアプリケーションを開発し、それをクラウドサービスとして一般に公開したことが、AWSの始まりです。 Microsoft AzureやGoogle Cloud Platform(GCP)などのクラウドサービスもある中で、AWSが選ばれる理由について説明します。

世界シェア第1位

Synergy Research Groupによると、AWSはクラウド市場世界シェア第1位(2020年第2四半期)を獲得しています。 調査会社Canalysの調査結果によると、AWSのシェアは32%、第2位のMicrosoft Azureはシェア19%、第3位のGoogle Cloudはシェア7%となっています。 数多くあるクラウドサービスの中でも、AWSは注目度の高いサービスと言えるでしょう。 出典:クラウド市場で世界シェア第1位|Synergy Research Group 参照:https://www.srgresearch.com/articles/quarterly-cloud-spending-blows-past-30b-incremental-growth-continues-rise

高いセキュリティ

AWSは、アメリカ、アジア、アフリカなど世界各国の規制やコンプライアンスに対応しています。 グローバル認証規格のISO27001認証を取得していて、政府機関や金融機関などに採用された実績があります。

最新の技術が提供されている

AWSは常にバージョンアップが繰り返されていて、利用者の国に関わらず、最新のサービスを利用することができます。 AWSを利用するメリットとして、システム構築やサーバー台数の増減を行う時の手軽さがありますが、機械学習やIoT開発などの最新の技術が提供されていることも人気の1つです。 企業が必要としているサービスはほとんど網羅されていて、スケールアップやスケールダウンを気軽に行うことができます。

AWSの代表的なサービス

AWSには数多くのサービスがありますが、それぞれ働き方が異なります。 サーバー環境を構築するサービスやデータを保存するサービスなど、それぞれのサービスの特徴を知り、どのサービスが自分に合っているかを理解し活用する必要があります。 ここからは、AWSで提供されているサービスの中から、代表的な6つのサービスを紹介します。

Amazon EC2

Amazon Elastic Compute Cloudを略してAmazon EC2と呼ばれ、サーバー環境の構築やWebサイトの運用に有効なサービスです。 シンプルで使いやすいインターフェイスで、ハードディスクやメモリなどのスペック変更も画面上で簡単に操作することができます。仮想サーバーを複数作成できることも、特徴の1つです。 柔軟性とスピード感があり、AWSの特徴を表したサービスです。

Amazon S3

Amazon Simple Storage Serviceを略してAmazon S3と呼ばれ、データの保存やコンテンツ配信ができるサービスです。 保存できる容量やファイル数に制限がなく、高い耐久性のためデータが消滅する可能性が低いのが特徴です。データ可用性、セキュリティ、パフォーマンス、どれも高いレベルのサービスとなっています。 保存されているデータはインターネット経由でアクセスすることができます。

Amazon RDS

Amazon Relational Database Serviceを略して、Amazon RDSと呼ばれ、フルマネージドで利用できるデータベースのサービスです。 データベースのセットアップやパッチ適用、バックアップなどが自動化されていて、管理の負担が少ないことが特徴です。 Amazon AuroraやPostgreSQL、MySQL、OracleなどのデータベースエンジンをAmazon RDSで利用することができます。

Personalize

機械学習を使ってアプリケーションを構築できるサービスです。 Amazon.comのレコメンデーションをもとに、Amazon Personalizeが開発されました。 パーソナライズ機能では製品のレコメンデーションだけではなく、ターゲティングしたマーケティングプロモーションを強化することができます。 機械学習の構築経験がない場合でも、APIを使用し、簡単に構築することができます。

AWS CodeStar

ソフトウェアをすばやく開発、構築し、AWSにデプロイするサービスです。 コーディング、ビルド、テスト、デプロイに使用する配信ツールチェーンを簡単に設定することができます。 また、プロジェクトダッシュボードの機能があり、プロジェクトの進行状況を追跡することができます。

FreeRTOS

マイクロコントローラー向けのリアルタイムのオペレーティングシステムサービスです。 信頼性と使いやすさを重要視しているため、使いやすい設計で様々なタイプのデバイスで利用することができます。 MITオープンソースライセンスより、無料で配布されています。

AWSドキュメントでサービスの仕様を理解する

AWSのドキュメントを参照することで、各サービスの詳細や仕様を理解することができます。 ドキュメントの中には、ユーザーガイドや開発者ガイド、APIリファレンス、チュートリアルなどが記載されています。 AWSサービスの説明の他に、AWSで使用されている用語の説明や導入事例、よくある質問事項などもドキュメント内に記載されているので、AWSの学習に便利です。 HTML形式で目次が表示されているので、見やすく、自分が知りたい情報に簡単にアクセスすることができます。

APIリファレンスとは

APIリファレンスとは情報を網羅した、公式ドキュメントのことを指します。 APIリファレンスに記載されているクラスファイルには、4,000程の内容があり、そのひとつひとつに大量の情報が格納されています。 必要に応じて調べて、上手く参照し、APIリファレンスを活用することが重要です。

AWSセキュリティドキュメント

セキュリティドキュメントとは、サービスドキュメントの中にあるセキュリティコンテンツを簡単に検索することができるよう、開発されたものです。 サービスのセキュリティ機能を確認する時の手間を省くことができます。

AWS Supportドキュメント

ユーザーガイドやリファレンス、ナレッジを記載したものがまとめてあるドキュメントです。 ナレッジのドキュメントでは、データベース関連やIoT関連、ビジネスアプリケーション関連などの様々なサービスのナレッジが共有されています。 また、AWSの用語や開始方法、リファレンス全般、トレーニングなどの情報を確認することもできます。

ドキュメントを活用し、AWSサービスを利用しよう!

AWSのドキュメントを参照し、深掘りすることで、初めて利用する人でもAWSでの構築をスムーズに行うことができます。 初めてAWSを勉強する人は、まずセミナーや本などでAWSの全体の概要をつかみ、EC2やS3、RDSなどの代表的なサービスをドキュメントにて参照し、簡単なサーバーを構築するのが良いでしょう。 Amazonでは、初心者向けから、上級者向けの人まで、各レベルに合わせたAWS関連のセミナーを開催しています。 システム構築や運用する上で、プライベートなクラウド環境を提供するサービス「VPC」やデータセンター群の「リージョン」などの用語もよく使われているので、事前に調べておくのが良いでしょう。 数多くのユーザーや企業が、Webサイトの運用やシステムの構築で、AWSを利用しています。自社のビジネスにも活用するために、どのような機能やメリットがあるのかをAWSドキュメントを活用し、学びましょう。]]>

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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