2021/05/17

Google Cloud PlatformとAWS|メリット・デメリット11

 
  

Google Cloud Platform(GCP)とは?

Google Cloud Platform(GCP)とは、Googleが提供しているクラウドコンピューティングサービスです。 Googleが検索エンジンやYouTubeなどに実際に使用しているインフラや、IT技術をサービスとして提供しているもので、Googleを支えているテクノロジーという信頼性があります。 ここではGoogle Cloud Platformについて紹介していきます。

AWSとGoogle Cloud Platformの違い

AWSもGoogle Cloud Platformと同様に、近年注目を集めている代表的なクラウドサービスです。Google Cloud PlatformがGoogleによって運営されているのに対して、AWSはAmazonが運営しているクラウドサービスとなっています。 また、Google Cloud Platformはデータ解析や機械学習などGoogleの強みを生かしたサービスが多く、一方のAWSは専門性が高く多様な種類のサービスを提供しているという違いがあります。

AWSを利用するメリット・デメリット7つ

Amazonが提供しているAWSは、世界でもっとも利用されているクラウドコンピューティングサービスです。そのため、現在オンプレミスからクラウドへの移行を考えている企業の中にはAWSの利用を検討しているというケースも多いでしょう。 ここではAWSを利用するメリット・デメリット7つを紹介していきますので、どのようなメリットデメリットがあるのか参考にしてみてください。

1:【メリット】サービスの種類が豊富である

AWSの大きな魅力が、Amazonが提供している豊富な種類のサービスを利用できるという点です。現在AWSが提供しているクラウドサービスは約175種類以上と言われており、企業のニーズに合わせて様々なサービスを組み合わせて利用することができます。 また、利用するサービスの増減も簡単に行うことができ、変更も容易に行えることから、ビジネスチャンスを逃しません。

2:【メリット】海外への展開がしやすい

AWSは世界中に25のリージョンを設置しており、世界規模のグローバルなインフラストラクチャーを展開しています。そのため、東京リージョンで用意したシステムを別のリージョンや異なるAWSアカウント上に再構築することで、いつでも世界中のユーザーへ配信することができます。 さらに異なる複数のリージョンに同一構成のシステムを構築し、AWSのロードバランサーを利用することにより、ユーザーを最適なリージョンに誘導することもできます。

3:【メリット】定期的な値下げがある

AWSは定期的な値下げを行っており、これまでの過去10年で85回以上の値下げを行ってきているという実績があります。技術の進歩によってITコストが下がるため、Amazonではコストダウンした分をユーザーに還元しています。 そのため、今後も定期的に値下げが行われることが予測できます。ITインフラであるAWSの値下げが行われることにより、ユーザーはコストを抑えてシステムを運用することができるでしょう。

4:【メリット】利用するサービスの追加が可能である

AWSはデプロイ環境やテスト環境、サーバーなど、いつでも利用するサービスを追加できます。 オンプロミスの場合は、リソースの追加に多くの時間と労力を費やす必要があります。クラウドサービスのAWSであれば管理者画面などから操作することで、ものの数分で完了します。 また、初期費用も不要なため、必要に応じて簡単にサービスを追加できます。

5:【デメリット】トラブル時にサポートを受ける事ができない

AWSで提供するのはインフラのみとなっていることから、AWS自体に障害が発生した場合を除いて、AWSから運用中のトラブルに対するサポートを受けることはできません。そのため、ユーザー自身でトラブルに対応する必要があります。 このことから、AWSを導入する場合は、トラブルに迅速に対応できるだけの専門的なスキルを備えた人員を用意しておく必要があるでしょう。

6:【デメリット】AWSの知識・経験が必要

前述のとおり、AWSでは豊富なクラウドサービスを提供しています。 しかしありとあらゆるサービスが提供されていることから、膨大な種類のクラウドサービスの中から自社に合わせて最適なサービスを選定し、設計するためには、AWSに関する専門的な知識や利用経験が必要になるでしょう。

7:【デメリット】従量型課金なのでコストの変動がある

AWSは使用した分だけ請求される従量型課金制の料金システムとなっているため、毎月のコストが変動します。そのため、どのくらいの費用が掛かるのかわかりにくい点はデメリットだと言えるでしょう。 また、AWSはサービスの増減が簡単に行えるという点からも、費用が変動しやすくなっています。このことから、毎月の費用は確実に管理するようにしましょう。

Google Cloud Platformを利用するメリット・デメリット4つ

Google Cloud PlatformにもAWS同様、メリットもあればデメリットもあります。そのため、両者を比較する場合はメリットをデメリットについて把握し、自社にマッチする方を選ぶことが大切です。 ここではGoogle Cloud Platformを利用するメリット・デメリット4つを紹介していきます。

1:【メリット】ビッグデータの高速処理が可能

GoogleはGoogle検索などの膨大なデータを扱うサービスを提供しています。そのため、Google Cloud PlatformではGoogleが持っているビッグデータ解析に強みを持っており、膨大なデータの高速処理が可能です。 そのため、データ分析などを目的としている場合には、Google Cloud Platformの導入には特に大きなメリットがあるでしょう。

2:【メリット】Googleの幅広いクラウドサービスが利用できる

GoogleはGoogle検索やYouTube、Gmail、Google Mapsなどのさまざまなサービスを提供しています。Google Cloud Platformでは、このようにGoogleが提供しているさまざまなサービスが利用しているテクノロジーが利用できます。 そのため、非常に信頼性が高いクラウドサービスを利用できるというメリットがあります。

3:【メリット】機械学習機能が優れている

IT業界内では、Googleは特に機械学習に関連した技術に強みを持っています。Google Cloud Platformは実際にGoogleが社内で利用している技術が提供されているため、機械学習サービスやデータ解析などのGoogleが得意とするテクノロジーが利用できます。 そのため、機械学習をビジネス取り入れたい場合は大きなメリットがあると言えるでしょう。

4:【デメリット】サービスの殆どが英語での提供

Google Cloud Platformで東京リージョンが開設されたのは2016年です。 このように日本に進出したのが最近ということもあり、Google Cloud Platformのサービスは英語で提供されていることから、英語が苦手な場合には使いにくいでしょう。

AWSとGoogle Cloud Platformどっちを選べば良い?

AWSとGoogle Cloud Platformは、それぞれ提供するサービスの特徴が異なります。そのため、自社の目的に合わせて導入することが大切です。 たとえば機械学習やデータ分析などのサービスを利用したい場合や、構築するシステムがシンプルな場合はGoogle Cloud Platformが良いでしょう。 しかしGoogle Cloud Platformでは提供されるサービスが足りない場合や、複雑なシステムを構築したい場合はAWSの方がおすすめです。

用途に合わせてAWSとGoogle Cloud Platformを検討しよう

Google Cloud PlatformとAWSはそれぞれ異なる特徴を持つクラウドサービスです。ぜひ本記事で紹介したGoogle Cloud Platformの特徴やAWSとの違い、それぞれのサービスのメリットやデメリットなどを参考に、用途に合わせたクラウドサービスの選定を行いましょう。]]>

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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