2021/03/9

SalesforceにおけるListViewとは?その概要と活用方法をご紹介

 
  

1.SalesforceにおけるListViewとは?

1-1.ListViewとは?

SalesforceにおけるListViewとは、Salesforce上に取り込まれている取引先のデータベースを任意の条件で絞り込み、一覧表示することができる機能です。 例えば、「都道府県」「一定数以上の売上」といった条件で絞り込んだリストを簡単に作成することができます。 ListViewを使用することにより、Salesforce上の取引先リストを最大限に活用することができるので、取引先の属性に対応した、効率的な営業活動が可能になるでしょう。

1-2.ListViewを使用するメリット

ListViewの使用には次のメリットがあります。
  • 目的のレコード(顧客データ)を簡単に検索することができる
  • レコードを並び替え、優先度を設定し、分析することができる
  • データの更新を一括して行うことができる

2.ListViewの使い方

2-1.ListViewの作成方法

それでは、実際にSalesforce上でListViewを作成し、活用してみましょう。 ListViewは、下記の手順で簡単に作成することができます。 例:「取引先」オブジェクトの中から「東京都」「年間売上げ3億円以上」の取引先を抽出し、リスト化したい場合
  • アプリケーションランチャー
→セールスアプリケーションを選択→【取引先】タブを選択
  • 【新規ビューの作成】を選択
  • 【ビュー名】に任意の名前「例:取引先一覧3億円以上(東京都)」を付けます
  • 検索条件を指定します(すべての取引先をチェック、項目で絞り込み)
  • 【表示する項目】を選択します
  • 【表示を制限】から任意の項目をチェックします
  • 【項目】ドロップダウンメニューから【種別】を選択
以上の手順によって、すべての取引先リストから、「東京都」「年間売上げ3億円以上」を満たすレコードのみのリストが表示されます。 このように、ListViewは簡単な手順で作成することができます。 作成されたListViewを分析することで、効果的な営業戦略の立案と、より効率的な営業活動が可能になるでしょう。

2-2.ListViewで表示されたレコードの一括編集

ListViewでは、表示されている複数のレコードの任意の項目を、一括して編集することができます。 例:種別の「見込客」を「顧客」に一括して変更したい場合 手順は以下の通りです。
  • 編集したいレコードの左端のチェックボックスをチェックします (全レコードを変更したい場合は、左端の最上部のチェックボックスのみチェックで、全レコードが選択されます)
  • 編集したい項目(ここでは「見込客」)をダブルクリックします
  • ポップアップ画面が表示されるので、選択リストから「顧客」を選択し「保存」します

3.ListViewの便利な機能

3-1.グラフの作成

ListViewには、その機能を最大限に活用する上でとても便利な機能がいくつか用意されていますが、ここでは代表的な2つの機能を紹介します。 まず一つ目は「グラフの作成」です。 ListViewは、その内容をグラフで表示することができます。 データの内容を視覚化することによって、そのデータが何を意味するのかを直感的に把握し、戦略上の洞察や結論を導き出すことが容易になります。 手順は以下の通りです。
  • アプリケーションランチャー
→セールスアプリケーション→【商談】タブをクリックし、【すべての商談】リストビューを選択します
  • 右上の「グラフのマーク」をクリックします
  • 【グラフ】パネルの「設定」ボタンをクリックして【新規グラフ】を選択します
  • 任意の名前を入力し、グラフで表示する内容を指定します
  • グラフの種類(縦棒、横棒、ドーナツ)
  • 集計の種別
  • 集計項目
  • グルーピング項目
最後に【保存】を選択すると、グラフが表示されます。

3-2.ListViewからのスケジュール作成

二つ目は、ListViewからスケジュールを作成する機能です。 ListViewの取引先名を週次カレンダーにドラッグ&ドロップすることによって、簡単にスケジュールを作成することができます。 ターゲットの取引先のみをスケジュールに落とし込み、アクションプランを立てることができるので、効率的なスケジューリングが可能となります。 手順は以下の通りです。
  • 画面右下の【カレンダーを開く】をクリックします
  • ListViewの下にカレンダーが表示されます
  • スケジュールを作成したい取引先名をカレンダーの任意の日時のマスにドラッグ&ドロップします
  • 「カレンダー:新規行動」というポップアップ画面が表示されるので、項目を記入して【保存】をクリックします
  • 【行動の項目をさらに編集】をクリックすると、さらに詳細な設定ができます

ListViewを活用しよう!

今回はSalesforceにおけるListViewについて、その概要と活用方法を解説しました。いかがだったでしょうか。 ListViewは、すべての取引先データを任意の条件で絞り込み、簡単にリスト表示することができる便利な機能です。 また、レコードの項目の一括編集、グラフの作成、スケジュールの作成も簡単にできるので、取引先のリストを最大限に活用することができます。 ListViewは、クライアントがSalesforceを活用して営業活動を行う上で、大変有益でかつ重要な機能となりますので、本稿の内容を理解し、是非、提案・活用できるようにしておきましょう。
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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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