2020/10/16

ネットワークエンジニアのAWSのサービスの基礎知識:Elastic Load Balancing

 
  

近年、国内の企業においてもAWSの採用が進んでいます。AWSのサービスの一つに「Elastic Load Balancing」があり、Elastic Load Balancingは大量のトラフィックを扱う際には必要となってくる機能です。
では、Elastic Load Balancingの概要と特徴、種類についてご紹介します。

Elastic Load Balancingの概要と特徴

Elastic Load Balancingとは、アプリケーションやネットワークのトラフィックをAmazon EC2インスタンスやコンテナ、IP アドレス、Lambda 関数などの複数のターゲットに自動的に分散することができるロードバランサーサービスです。
トラフィックの量に応じてElastic Load Balancing自体が自動的にスケーリングすることができるため、トラフィックの増減にも柔軟に対応することができます。
インスタンスの異常を検知するヘルスチェック機能も備えられているため、接続しているインスタンスに異常があった場合には自動的にトラフィックの送出を停止し、他のインスタンスに振り分けることができます。
インスタンスが正常に戻った場合も自動で検知し、振り分けを再開します。
また、Elastic Load BalancingにはHTTSやSSLを利用することが可能であるなど、高いセキュリティ機能も備わっています。

Elastic Load Balancingの種類

Elastic Load Balancingには「Application Load Balancer」、「Network Load Balancer」、「Classic Load Balancer」の3種類のロードバランサーがあります。

Application Load Balancer

HTTPトラックやHTTPSトラックの負荷分散に適しており、L7レイヤーでの負荷分散を行います。
Webサイトのロードバランサーに適していると言えます。

Network Load Balancer

非常に高いパフォーマンスが要求されるTCP、UDP、TLSのトラフィックなどネットワーク系の負荷分散に適しています。
L4レイヤーで動作し、突発的に増えるトラフィックパターンや急変するトラフィックパターン等、変動しやすいトラフィックパターンにも対応することが可能です。

Classic Load Balancer

複数のAmazon EC2インスタンスにおける基本的な負荷分散を行うのに適しており、L4レイヤーとL7レイヤーの両方で動作します。
C2-Classic ネットワーク内で構築されたアプリケーションが対象となっています。

AESのロードバランサー、Elastic Load Balancing

Elastic Load Balancingはトラフィックを複数のターゲットに分散することができるロードバランサーサービスです。
トラフィックの量に応じて自動的にスケールすることができ、インスタンスの異常を見つけるヘルスチェック機能も備えられています。
Elastic Load Balancingには3つの種類のロードバランサーがあり、用途に応じて適したロードバランサーを選択することができます。

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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