2021/03/30

AIエンジニアの平均年収とは?AIエンジニアが高年収といわれる4つの理由

 
  

AIエンジニアの需要とは


AI時代の到来によって農業や医療、輸送などにAIが活用され、車は自動運転になり、接客サービスもAI搭載のロボットが代わりに行うと予想されています。

AIを開発するAIエンジニアは各国に需要があります。しかしAIエンジニアは機械学習などの専門知識や数学、統計学の知識に加えてプログラミングなど多数のスキルが必要なため、まだまだ人材不足です。

AIエンジニアは需要に対して供給が追いついていないため今は売り手市場になっており、企業によっては高額な給料を提示しているところもあります。

国内のAIエンジニアの求人状況

国内でもAIエンジニアは不足しており売り手市場ですが、高度なスキルが必要なため人材が不足しているのが現状です。日本の場合、AI人材の育成が外国と比べて遅れていることもあり、AIエンジニアの不足が目立つようになりました。

特に20代のAIエンジニアは伸びしろがあるので、国内では欲しがる企業が多くあり引く手数多の状況と言えます。

しかし大手企業や研究機関は高いポテンシャルが求められるので、売り手市場でも就職が難しい場合が多いです。

海外のAIエンジニアとの違い

国内のAIエンジニアと海外のAIエンジニアとの大きな違いは年収です。日本のAIエンジニアの平均年収は約580万円ですが、アメリカの場合は平均年収が1,000万を越えていることもあります。

サンフランシスコのシリコンバレーでは、新卒で2,000万円以上の年収を提示する企業もあり、AIエンジニアに対するアメリカの需要の高さがよくわかります。

国内のAIエンジニアの平均年収


国内のAIエンジニアの平均年収は約580万円となっていますが、日本の平均年収と比べるとAIエンジニアという仕事の年収は高い傾向にあります。

月額で計算すると約50万円で、初任給は20万円程が相場です。派遣社員の平均時給も高く、給与の幅が広いので職場や経験、スキルによって差が大きいと言えます。

国内でも都心と地方で年収に差がある

地域で見ると平均年収が高いのは関東で特に東京が約620万円と高くなっていますが、一番低いのは福岡で約500万円なので東京と比べると120万円程の差があります。

AIエンジニアとして高年収を狙いたい場合は働く場所も重要なポイントです。都心は平均年収が高い地域ですが地方に比べ物価も高いため、年収だけ見て都心を選ぶのは避けたほうが良いです。

海外のAIエンジニアの平均年収


海外のAIエンジニアの平均年収は国内のAIエンジニアよりも高く、アメリカは平均年収が1,000万を大きく越え、さらに博士号を取得した場合は3,300万円から5,500万円程まで上がります。

中国では、新卒社員に年収約3,000万円を提示しています。このように、AIエンジニアは高年収を狙える可能性が高い職業だと言えます。

AIエンジニアが高年収といわれる4つの理由


AIエンジニアが高収入なのは、世界的にAIエンジニアが不足しているためです。中国やアメリカは、国を挙げてAIエンジニアを育成していますが、それでもAIエンジニアは足りていません。

AIの需要はあってもAIエンジニアが不足しているため、希少価値が高くなり、年収が高くなります。AIエンジニアの需要はこれからも増えると予想されているため、さらに希少価値は高くなります。

1:AIエンジニアの確保が難しい

AIエンジニアになりたくてただ本を読んでいるだけの人、経験がなくこれから学習する人、AIの開発に必要なPythonを使ったプログラミングができない人などが応募してしまうことがあるため、人材確保が難しい現状にあります。

企業が採用したいのは経験があり希望する要件に合っているAIエンジニアで、スキルはもちろん統計学などAIの開発に必要な幅広い知識がある人です。そのような優秀なAIエンジニアは、すでに高待遇で仕事をしているので転職する人が少ないことも理由に挙げられます。

2:実務経験重視である

AIエンジニアで働くには新卒採用と中途採用がありますが、両方に共通しているのは統計学や数学などのスキルが必要だということです。経験がない場合は、ITエンジニアを経験してからAIエンジニアを目指しましょう。

まずはITエンジニアとして働きながら、AIの知識、機械学習、数学などを学んでからAIエンジニアとしてキャリアアップすることをおすすめします。

特に中途採用の場合、人手不足のためポテンシャル採用している企業もありますが、即戦力になる人を多くの企業が求めているので実務経験が必要と考えた方が良いでしょう。

3:専門性の高いスキルを保有している

AIエンジニアは専門性の高い仕事です。 大学院などで情報科学を履修した修士、博士号取得者のような人がAIエンジニアになるので専門的な知識が必要です。

また、データ解析の手法やデータを機械学習に生かす手法など知識を組み合わせることも必要です。より専門的な知識やスキルが求められるため、年収に大きな差が出ると言えます。

4:求められるスキルに幅がある

全てのAIエンジニアが、年収1,000万円を超えているわけではありません。そのような年収を稼ぐ人は、役職についている人や高度なスキルのある人が含まれます。

AIエンジニアは機械学習の知識やプログラミング、データ解析、ディープラーニングなど幅広いスキルが必要です。

一流の大学でAIを学び実践してプロジェクトで得た知識やノウハウを持っている人材など、AIエンジニアとして高い年収を得ようとするのであれば、それなりのスキルが求められます。

AIエンジニアへ転職するときに注意すべき5つのポイント


未経験からAIエンジニアへ転職する際に注意するポイントがあります。そのポイントを知らないままAIエンジニアに転職した場合、短期間での退職やミスマッチが発生する可能性があるでしょう。

ここでは、AIエンジニアに転職するときに注意すべきポイントを紹介します。

1:AIの分野を確認して転職先を選ぶ

AIエンジニアの職種は様々で、データサイエンティストや機械学習エンジニアという職種があり仕事内容も異なります。

AIを使った自動運転技術を作りたいのなら自動車メーカー、ロボット掃除機に搭載されるAIのシステムを作りたいのならば電機メーカーなど、どのようなAIエンジニアになりたいのかで職種は変わります。

そのため、AIエンジニアとなって何がしたいのか、どんなAIを作りたいのかを明確にしてから転職先を選ぶとよいでしょう。

2:年収が下がってしまうケースがある

エンジニアとしての経験があっても未経験でAIエンジニアに転職すると、年収が下がってしまうケースもあります。

年収は下がってしまいますが、これから経験して実績を積めば目標の年収になることは可能ですので、現場でスキルを磨いて経験していくことが大切です。

3:AIエンジニアは独学では厳しい

未経験でも独学でAIエンジニアになることは可能ですが、求められるスキルがかなり多いので難しい場合があります。AIエンジニアになるにはプログラミングや数学、統計学など大学レベルの数学の知識が必要です。

また、コミュニュケーションを円滑にするための人工知能やディープラーニングなどの知識も独学で習得するのはかなり難しいでしょう。

4:AIエンジニアの求人を選ぶ

AIエンジニアの求人は大手メーカーの求人とIT企業などのベンダ系企業の求人、インターネット企業などのAIエンジニアを募集する求人があります。

大手メーカーの求人の難易度は高いですが、AIエンジニアが不足しているため難易度は下がる可能性があります。大手メーカーは、安定感や福利厚生も充実していて人材レベルも高いので大手メーカーに入りたい方にとってはこれからがチャンスです。

AIの開発や実装などはAIエンジニアの仕事の一部でしかありません。クライアントがAIに何を求めているのかを把握するためのコミュニケーションや、商品やサービスの特徴を理解することも仕事に含まれます。

未経験で就職した場合は、最初から分析や開発の業務はスキル不足のためにできません。まずは書類作成などのサポート業務から始まりますのでエンジニアの仕事をしている実感がないこともあります。

また、エンジニアの求人ではAIエンジニアの業務につけない場合があるため、注意が必要です。

5:データ解析などの業務を転職前に経験しておく

未経験からAIエンジニアはかなり難しいので、まずは、ITエンジニアとして経験を積みましょう。

特にデータ分析職種がAIで注目されているので、データベースエンジニアなどのデータベースを使うエンジニアになるのが近道です。データ分析や解析するエンジニアであればAIエンジニアに近い知識を得られます。

AIエンジニアとして年収アップのためにできること3つ


AIエンジニアとして年収を上げるには、Pythonの他にJavaも学習し、これから出てくる新しい言語でニーズがあるものも使えるようにするのがポイントです。

さらにAIエンジニアとしての価値を高めて企業からも手放したくないと思ってもらえるようになれば年収も上がります。

AIエンジニアは開発や設計だけではなく、どうしたら効率よくAIが学習していけるかも考える必要がありますので、今までの経験やスキルなどが必要になります。

1:新しいスキルを身につける

AIエンジニアとしてPythonのプログラミングができるだけでは足りません。AIはIoTや5Gといった技術と併用し、システム開発が行われるのでその専門的なスキルもあってこそAIエンジニアは市場価値の高い存在になれます。

Pythonが使えるからと安心せずに、変化の早いIT業界だからこそ、学習しスキルを磨き続けましょう。

2:AIについて突き詰めていく

AIエンジニアの仕事は開発や設計ができるだけではなく、AIをどうやって効率よく成長させていくのか、効率よく学習し続けるためにはどうしたらいいのかを、突き詰めていくことがAIエンジニアにとってはとても重要になります。

優秀なAIエンジニアだと企業に認められれば、年収も上がります。

3:AIエンジニアとしての努力を惜しまない

AIエンジニアとして年収を上げるには、開発現場で実務経験を積み、現場で学んだことを次の現場で生かしましょう。

実績がないと年収は上がりませんので、日々仕事したりスキルアップのために学習したりする必要があります。自分で目標を立て行動し、自立自走型の人間になることが重要です。

AIエンジニアの将来性とは


AIエンジニアは圧倒的に供給が追いついませんが、目指す人は年々増加しています。中でも、医療、農業、製造業は需要が高くなると予想されています。

これからはAIの技術が生活に普及し、AI開発する企業も増えていきます。このことから当面は需要が確保されているので将来性はあると言えます。

AIエンジニアの年収を知って転職に活かそう


AIエンジニアは他のエンジニアに比べ、需要があり高年収で、年収はさらに上昇すると予想されています。

AIエンジニアを目指すためには、多くのスキルが必要です。プログラミングや機械学習の知識などAIエンジニアに必要なスキルを学び高年収を目指しましょう。

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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