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Salesforce開発におけるキャッシュデータについて

Salesforceプラットフォームキャッシュの種類

組織キャッシュ
組織キャッシュは、組織の皆が使用できるデータが保存されます。 セッションや要求、組織ユーザおよびプロファイルを通じてアクセス可能です。組織キャッシュの値は、Cache.OrgとCache.OrgPartitionクラスを利用します。 たとえば、たとえば、名前空間がA、パーティションがB、キーがCの場合組織キャッシュからキャッシュ値を取得する場合、Object obj = Cache.Org.get('A.B.C');
DateTime dt2 = (DateTime)obj;
で取得が可能です。
セッションキャッシュ
セッションキャッシュとは、個別のユーザとそのユーザのセッションに結び付いたデータが保存されているキャッシュのことです。 セッションキャッシュの値は、Cache.SessionとCache.SessionPartitionクラスを使用します。 たとえば、呼び出し元クラスのデフォルトパーティションと名前空間を参照する際に、キーがAの場合はCache.Session.put('A', dt);
if (Cache.Session.contains('A')) {
DateTime cachedDt = (DateTime)Cache.Session.get('A');
}
で可能です。
Salesforceで開発中にキャッシュクリアする方法
Salesforceではデフォルトでキャッシュがたまるように設定されていますが、データキャッシュの機能を無効化してキャッシュクリアすることも可能です。 その場合、まずSalesforceUIの[設定] から[セッションの設定] を選択します。その次に[パフォーマンスを向上させるためにブラウザの安全で永続的なキャッシュを有効にする]のチェックボックスをオフにして、[保存]をクリックします。 もしサーバとの大規模なデータのやり取りを頻繁に行っていた場合、キャッシュクリアすることでページの読み込みが遅くなる可能性があります。Salesforceアプリケーションにおけるキャッシュクリアについて

Salesforce アプリケーションのキャッシュクリア手段

Salesforce アプリケーションのキャッシュクリアによる影響

キャッシュクリアを利用して、組織のパフォーマンスを考えよう
キャッシュの機能は仕事の高速化を図るために重要なものですが、時にはトラブルの原因にもなります。 必要に応じ、組織のパフォーマンスを考慮してキャッシュクリアを使用しましょう。]]>この記事の監修者・著者

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未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞