2022/04/18

AWS Pinpointとは?3つの特徴と4つのメリットについて解説!

 
  

AWSとは?

AWSというのは、Amazonから提供されている100種類以上のクラウドコンピューティングサービスのことを指します。正式名称は「Amazon Web Services」です。 クラウドコンピューティングとは、インターネットを通じて、ストレージ・サーバー・データベース・ソフトウェアなどのコンピューターを利用したサービスを使うことです。 クラウドコンピューティングを使うことのメリットは、1台のパソコンとインターネット環境があれば、サーバーやストレージ、データベースを必要なだけ使用できる点にあります。

AWS Pinpointとは?

Amazonから提供されているサービスに、「AWS Pinpoint」というものがあります。 「AWS Pinpoint」とは、柔軟かつスケーラブルなユーザーへのインバウンド、およびアウトバウンドマーケティングを行うためのサービスです。Eメール、SMS、音声、プッシュなどのチャネルによって顧客と繋がることができます。 AWS Pinpointの設定は簡単で使いやすく、様々なマーケティングコミュニケーションシナリオに対応しています。 Webサービスやアプリの運用をしている方であれば、反応の大きいユーザーへ向けての告知を効率的に行い、サービスの提供をしたいと考えるでしょう。しかし、どうすれば効率的に告知が出来るのか分からないという方も多いのではないでしょうか。 この記事では、低い費用で告知が効率的に出来る、「AWS Pinpoint」というサービスを紹介します。

AWS Pinpointの特徴3つ

ユーザーはお気に入りの企業やブランドの情報を求めています。そのため、ユーザーは様々なオンラインもしくはオフラインチャネルを利用し、製品やニュース、そしてプロモーションのフォローをします。 近年では、それだけには止まらず、さらに積極的なデジタルコミュニケーションを体験したいという声がユーザーの中で上がっています。 そんなユーザーのニーズに答える、マーケティングコミュニケーションサービスが「AWS Pinpoint」です。 ここからは、特に知っておきたいAWS Pinpointの特徴を3つ紹介していきましょう。

特徴1:コミュニケーションチャネル

「AWS Pinpoint」は、Eメールや音声、そしてSMSといったチャネルを通じてユーザーと繋がることが出来ます。 それぞれのチャネルは、世界中にいる何十億人ものユーザーにリーチが出来る拡張性と配信性能を備えています。 そのため、ビジネスユーザーとマーケティング担当者は、Web ベースのエクスペリエンスを使い、キャンペーンの編成や展開を行うことが出来ます。 また、AWS Pinpointコンソールでドラッグアンドドロップを使うことで、コードを記述することなくマルチステップのキャンペーンを作成することも出来ます。 システムインテグレーターとデベロッパーは、AWS SDK またはAWS Pinpoint REST APIを使用し、同じAWS Pinpointチャネルでメッセージの送信が出来ます。 デベロッパーの場合は、AWS Pinpointへとオリジナルのチャネルを作ることも可能です。

特徴2:トランザクションメッセージ

AWS Pinpointを利用すれば、トランザクションメッセージを送ることができます。「トランザクションメッセージ」とは、特定の受信者へと送信するオンデマンドメッセージの事です。 AWS Pinpoint APIもしくはAWS SDKを使用することで、Eメール、SMS、プッシュ通知または音声によって、トランザクションメッセージを送信できます。 また、Webおよびモバイルアプリケーションでプログラムを使い、ユーザーの操作からトランザクションメッセージのトリガーをすることも可能です。 例えば、ユーザーが購入した時に自動でレシートの送信をしたり、ユーザーがリクエストした際、直ちに使い捨てのパスワードを送ったりすることもできます。

特徴3:ウェブおよびモバイル分析

カスタマーコミュニケーションを改善し、より良い製品を作るためには、ユーザーがどのようにウェブアプリケーションやモバイルアプリケーションを使用しているのかを把握する必要があります。 AWS Pinpointは、使用状況のメトリクスと属性の収集をし、ユーザーがアプリケーションを利用する際の傾向を分析できます。 このデータを利用することで、動的そして静的のセグメント両方を作成し、アクションをキャンペーンで実行することができます。

AWS Pinpointのメリット4つ

ここでは、AWS Pinpointを利用するメリットを4つ紹介します。 その内訳は、「柔軟性に富んでいること」「細分化とパーソナライズが出来ること」「効率化を図れること」「確実に拡張出来ること」です。 サービスを使いこなすためには、正しい知識を身につけて理解を深めることが大切です。以下で詳しく見て行きましょう。

メリット1:柔軟性

AWS Pinpointを使用するメリット1つ目は、「柔軟性に富んでいること」です。 AWS Pinpointは、マーケティングや一括通信、そしてトランザクション用のコミュニケーションにも柔軟な対応ができるのが特徴です。そのため、デベロッパーの方にもマーケティングの担当者にも打ってつけのサービスと言えるでしょう。 デベロッパーの方にとってのメリットは、AWS Pinpoint API を使用することで、メッセージの送信、ウェブのトラッキング、キャンペーンの計画、モバイルアクティビティの実行ができる点です。 マーケティングの担当者にとってのメリットは、コンソールを通じて視覚的にキャンペーンのデザインや組織、そして実行ができる点です。 どちらの場合も、EメールやSMS、そしてプッシュ通知などといったチャネルを用いて送信します。

メリット2:細分化

AWS Pinpointを使用するメリット2つ目は、「細分化とパーソナライズができること」です。 AWS Pinpointを利用することで、既存のユーザーリストに基づき、対象となるユーザーを細分化し、ウェブアプリケーションやモバイルアプリケーションのデータからセグメントを作成することが可能になります。 動的属性と静的属性の2つを活用して、ユーザーを引き込むようなメッセージ内容をパーソナライズします。 マーケティングの担当者は、マルチステップキャンペーンを自動で出来るような顧客ジャーニーを視覚的に作ることが可能です。

メリット3:効率性

AWS Pinpointを使用するメリット3つ目は、「効率化を図れること」です。 AWS Pinpointは、メッセージを配信した結果からクリック数や閲覧数などといったキャンペーンデータまで、コミュニケーションによる効果が理解出来るようにメトリクスの活用をします。 AWS Pinpointは、結果を元に顧客リストを更新し、次のキャンペーンに役立つであろうデータを適用します。 そのため、AWS Pinpointのレポートもしくはストリームデータで、様々な送信先に対してのキャンペーンメトリクスを確認する事が出来ます。

メリット4:確実な拡張

AWS Pinpointを使用するメリット4つ目は、「確実な拡張ができること」です。 AWS Pinpointは、AWSのセキュリティと拡張に基づいて、企業と一緒に成長していく確実性の高いカスタマーエクスペリエンスの提供をします。 Amazonは、大手メールプロバイダーや通信、そしてスパムアドバイザーと提携し、ユーザーへの高い配信率をキープすることを可能にしています。

AWS Pinpointを利用してみよう!

この記事では、AWS Pinpointを紹介してきました。AWS Pinpointを利用することで、ユーザーの動向を分析し、対象のユーザーに向けての個別通知が可能となります。 サービスや事業の拡大を考えている方や、ユーザーへの通知や分析を効率的に行いたいという方にとってAWS Pinpointは非常に有益なおすすめのサービスです。 AWS Pinpointに興味を持たれた方は、導入を検討してみてください。]]>

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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