Salesforceのコミュニティ内でプロファイルを自由自在に使いこなそう

Salesforceのコミュニティで出来る事

Salesforceのコミュニティでは、Salesforceを利用する全てのユーザー（お客様や従業員）がデータやファイルを共有する事が出来ます。 コミュニティ内ではSalesforceの基本的な機能を使う事が出来るので、アドバイスを貰った上でサイトのブランディングやCSSの改変をして、さらに見せる事も可能です。加えて、評価機能も付いているのでご自身のSalesforce運用を客観的に評価してもらえます。

Salesforceのコミュニティのメリット3選

ここまでSalesforceのコミュニティの概要をお伝えしてきましたが、コミュニティに属する事でどのようなメリットを受けられるのかをお伝えしていきます。

標準/カスタムオブジェクトを見てもらえる

アクセスを許可したユーザーであれば標準またはカスタムオブジェクトを閲覧してもらえます。 そのため、あらかじめ分からない点を登録しておけば他のユーザーからフィードバックを貰える可能性があり、サポートセンターに問い合わせる手間と時間を省けます。加えて営業職の方はお客様とコミュニティで繋がっていれば、細かなニーズや要望をキャッチする事が可能です。 さらには、社員同士でタスクを共有しておけば自身にトラブルが生じて業務を遂行出来なくなっても仲間が助けに入れます。従ってチーム全体の成功に繋がるでしょう。

ページの開発やリメイクがしやすい

Experience Builderというツールを使えば、標準搭載されているパーツだけでページの開発あるいはリメイクする事が出来ます。 データや質問が作成・登録出来る「カスタマー取引先ポータル」やリードやダッシュボード等が共有できる「Partner Central」など、7種類のページテンプレートが用意されています。そこにパーツを付け加えたり、コードを書いてアレンジしたりする事も可能です。 加えてAppExchengeというツールでページをカスタマイズする事が出来ます。ただし初めから使うのではなく、まずはテンプレートを元に標準パーツで改良していきます。それでも機能的に満足いかない場合に利用するようにしましょう。

ナレッジと連携して閲覧者と共有する事が出来る

Salesforceのナレッジと連携させる事で知識を蓄積・探索し、その情報を特定の閲覧者と共有する事が出来ます。ナレッジではクラウド上に商品やサービスに関する情報を蓄え、検索出来るようにしたWEBサイトです。加えて、Community Cloudとの連携も可能となっています。 また、そういった情報を共有出来る相手を選ぶ事ができ、現時点ではお客様であったり仕事上の仲間といったようなどちらかを選べます。

Salesforceにおけるプロファイルとは

プロファイルとは、データやオブジェクトへのアクセスあるいはアプリケーション内の操作を可能にしてくれる権限の事です。ですのでアカウントを作成する際にはプロファイルを定義しておく必要があります。 さらに複数のユーザーでサイトの運営をしていきたい場合は、それぞれのユーザーにプロファイルを振り分けておきましょう。 プロファイルは2つのタイプに分けることが出来ます。編集権限に制限がかけられているものの、あらかじめSalesforceで用意されている標準プロファイルと、自分で作成する必要があるものの機能を拡張出来るプロファイルです。 標準プロファイルは編集権限に制限がかけられているため、お客様はアクセスのみ可で従業員は編集も出来ると言ったようにユーザーによってプロファイルを分ける事も出来ます。

プロファイルの操作方法について

基本的には「プロファイル」タブを使用すれば、プロファイルの管理や編集、コピーなどが行えます。 設定から「クイック検索」で「プロファイル」と打ち込み「プロファイル」をクリックすれば、およそ200件のプロファイルを変更する事も可能です。加えて既存のプロファイルをコピーする事が出来るので、ほとんど内容は同じものの権限を若干変更したものを作成出来ます。 また「割り当て済みユーザー」か「このプロファイルに属するユーザーの参照」かのどちらかを選択する事により、プロファイルを割り当てたユーザーを閲覧する事ができ、このページからプロファイルとアプリケーションを紐付けして、新たなユーザーに権限を付与する事も可能です。

コミュニティとプロファイルの関係について

Salesforceのコミュニティ内で作成したページを閲覧してフィードバックを受け取る事が出来ますが、カスタムプロファイルを付与しておけば他のユーザーに改良してもらう事が可能になります。 つまり問題箇所を指摘してもらうだけではなく相手に修正してもらえます。個人ではなくチームでSalesforceを運用していく場合には、運用効率が飛躍的に上がるでしょう。 しかしそうする為にはあらかじめプロファイルを作成しておき、コミュニティに属するユーザーに配布する必要があります。標準プロファイルだと編集に制限がかかり不自由なのでカスタムプロファイルにしておいた方が良いでしょう。

プロファイルを有効活用しよう

Salesforceユーザーであれば、是非カスタムプロファイルを有効活用して下さい。そうすればコミュニティ内でも特定の層のユーザーにだけ閲覧してもらったり、必要に応じてフィードバックと修正してもらえる可能性が高まります。 プロファイルとコミュニティの両方を上手く活用してSalesforceを運用してください。]]>