この記事の目次
AWSとは
今回はAWSの機能の1つ、AWS Elastic Beanstalkについて解説していきます。その前にAWSについて簡単に解説します。
AWSは、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のことで、世界でとても多くの企業に広く採用されているクラウドプラットフォームです。
また、世界中のデータセンターから175を超えるフル機能のサービスを提供しているとても便利なサービスです。
AWS Elastic Beanstalkとは
AWS Elastic Beanstalkについての解説です。AWS Elastic Beanstalkを知りたい方、使ってみたい方は是非ご覧下さい。
AWS Elastic Beanstalkとは、Javaや.NET、Dockerなどで開発したウェブアプリケーションおよびサービスを、ApacheやNginx、IISなどのサーバーでデプロイおよびスケーリングができるように作られたサービスです。
AWS Elastic Beanstalkの7つの特徴
AWS Elastic Beanstalkの概要を解説しましたので、次は、AWS Elastic Beanstalkにはどのような機能が付いているのかを解説していきます。
主な特徴として7つ紹介します。
多彩なアプリケーションプラットフォーム
AWS Elastic Beanstalkのウェブアプリケーションは、人気のある多数の言語やフレームワークでサポートされています。
開発マシンからクラウドへ移行時の、コードの変更は必要ありません。
Java、.NET、Node.js、PHP、Ruby、Python、Go、Dockerなどの、多彩なアプリケーションプラットフォームを使って、ウェブアプリケーションをデプロイします。
アプリケーションデプロイの多様な選択肢
AWS Elastic Beanstalkは、コードをデプロイするために、AWSマネジメントコンソール、Elastic Beanstalkコマンドラインインターフェイス、 Visual Studio、Eclipseを介します。
ローリングや追加バッチ、イミュータブル、ブルー/グリーンなどの複数のポリシーを1回ですべてのポリシーを選ぶことができます。
このようにポリシーの選択ができるので、管理する負担を軽減し、アプリケーションのデプロイ時に、安全面か速度どちらを重視するかを選択できます。
モニタリング
AWS Elastic Beanstalkは、ユーザーインターフェイスを利用して、アプリケーションの状態をモニタリングと管理ができます。
他にも細かい機能があるので解説していきます。
アプリケーションの健全性
AWS Elastic Beanstalkは、主要なメトリクスが40を超えていて、それらと属性を収集してアプリケーションの状態を判定します。
Elastic Beanstalk Healthダッシュボードは、アプリケーションの状態を可視化できます。
アプリケーションの状態権限や状態レポート、ヘルスチェックをカスタマイズして単一のインターフェイスにまとめることができます。
モニタリング ロギング 追跡
AWS Elastic Beanstalkは、 AWS CloudWatch、AWS X-Rayと統合しています。
レイテンシー、CPU 使用率、応答コードなどのパフォーマンスメトリクスを、モニタリングダッシュボードで監視できます。
CloudWatchというアラームを設定すれば、メトリクスが設定しきい値を超過したときに通知が届くようにできます。
管理と更新
AWS Elastic Beanstalkは、Elastic Beanstalk環境をプラットフォームの更新を使用して、自動的に最新バージョンに更新させることができます。
イミュータブルデプロイのメカニズムを使用することで、新しいパッチやプラットフォームの更新が安全に実行されます。
アプリケーションプロパティのカスタマイズやアラームの作成、Amazon Simple Notification Service(AWS SNS)によるメール通知も活用することができます。
スケーリング
AWS Elastic Beanstalkは、アプリケーションの拡張または縮小ニーズに合わせるのに、アプリケーションを自動的にスケールするElastic Load BalancingとAuto Scalingを活用します。
そして、アプリケーションの信頼性と可用性を高めるため、複数のアベイラビリティーゾーンを使用します。
カスタマイズ
AWS Elastic Beanstalkは、スポットインスタンスを含むAWS EC2インスタンスタイプなど、アプリケーションにとって最適なAWS リソースを自由に選択できます。
AWS Elastic Beanstalkは、ユーザーがアプリケーションを稼動しているAWSリソース完全に制御することができます。
インフラストラクチャの要素を自分自身で管理したい場合は、Elastic Beanstalkの管理機能を使用して、シームレスに行うことができます。
コンプライアンス
AWS Elastic BeanstalkはISO、PCI、SOC1、SOC2、SOC3コンプライアンスに適合しています。
HIPAA適合条件も満たしているので、Elastic Beanstalkで実行されているアプリケーションにより、規制対象の財務データやPHIを処理できます。
AWS Elastic Beanstalkのメリット
AWS Elastic Beanstalkの特徴は理解して頂けたかと思います。次は、AWS Elastic Beanstalkを使用するメリットを解説していきます。
AWS Elastic Beanstalkはとても役に立つ機能なのでしっかり覚えていきましょう。
それでは主なメリットを4つ紹介します。
速く簡単に開始
AWS Elastic Beanstalkは、AWSにアプリケーションをデプロイする方法で一番速く、簡単な方法です。
AWSマネジメントコンソール、Git リポジトリ、Eclipse、Visual StudioなどのIDEを使用してアプリケーションをアップロードします。それだけでElastic Beanstalkが自動的にデプロイメントを処理してくれます。
ユーザーがインフラストラクチャやリソースの設定をしなくても、数分でアプリケーションが使用できるようになります。
開発者の生産性
AWS Elastic Beanstalkは、運営からインフラストラクチャの準備やアプリケーションスタックの管理までやってくれるため、自分で専門知識を勉強して習得しなくても大丈夫です。
アプリケーションの実行はいつでも最新のパッチと、更新が適用されている最新のプラットフォームの状態に保たれており、ネットワークの管理や設定作業に時間をかけることなく、コード開発に集中することができます。
不足を感じることなく利用
AWS Elastic Beanstalkは、Auto Scalingの設定を使用することで、アプリケーション固有のニーズに合わせてアプリケーションを自動的にスケーリングします。
AWS Elastic Beanstalkで、コストを最小限に抑えながら、アプリケーションはワークロード、トラフィックのピークを処理します。
完全なリソース制御
AWS EC2インスタンスタイプなどのアプリケーションに最適なAWSリソースを自由に選択することができます。
さらに、AWS Elastic Beanstalkでは、アプリケーションを稼動しているAWSリソースを完全に制御することができます。
インフラストラクチャ要素のいくつかを自身で管理したいのなら、AWS Elastic Beanstalkの管理機能を使ってシームレスに行うことができます。
AWS Elastic Beanstalkのまとめ
AWS Elastic Beanstalkについて解説いたしました。AWS Elastic Beanstalkはサービスが多くメリットの多い便利なサービスです。
この記事を読んでAWS Elastic Beanstalkについて少しでも理解して頂ければ幸いです。
この記事の監修者・著者

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未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
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