2021/04/13

Salsesforceにおけるメール送信制限とは?エディション毎の条件も解説

 
  

Salesforceにおけるメール送信制限について

Salesforceにはメール送信制限があります。 細かい制限については後ほど説明しますが、1組織あたり1日に5,000通までの外部メールアドレスにしか一括メールを送信できません。 例えば、5,000人より多い数の顧客を抱えるサービスを展開している企業が一度に顧客全員にSalesforceからメールを送ることはできません。 出典:エディションごとのメールおよびメールテンプレートの割り当て 参照:https://help.salesforce.com/articleView?id=sf.allocations_email_general.htm&type=5

エディション毎のSalesforceのメール送信制限について

先ほど説明した1日5,000通のメール送信制限以外にも制限があります。 エディション毎に条件は異なります。下記で紹介する内容を参考に、Salesforceのエディションを選びましょう。

Essential Editionでの制限

EssentialEditionを使用している場合、メール送信制限があります。 テキスト、HTML、およびカスタムHTMLテンプレートで384KB、Visualforce テンプレートの場合で1MBのサイズ制限があります。拡張差し込み印刷は、最大レコードが1,000まで、選択しているテンプレートの最大合計サイズは1MBまでです。 例えば、カスタムHTMLテンプレートにて画像を過剰に添付して384KBを超えるサイズになった場合は送信に失敗します。 出典:一般的なメールの制限 参照:https://help.salesforce.com/articleView?id=000312442&type=1&mode=1

Professional Editionでの制限

Professional Editionの場合は、先ほど説明したEssential Editionの制限に更に制限が加わります。 差し込み項目の『Case.Email_Thread』において最大メール数が200通、そしてメール本文の切り捨てサイズが32KBという制限も出てきます。 そのため例えば、『Case.Email_Thread』を使用して1,000通のメールを送るといった使い方ができません。 出典:一般的なメールの制限 参照:https://help.salesforce.com/articleView?id=000312442&type=1&mode=1

Enterpriseより高位のエディションでの制限

Enterpriseより高位のエディションになると、更にメールサービスとオンデマンド メール-to-ケースのサービスに制限が加わります。 メールサービスとオンデマンド メール-to-ケースの両サービス共、ユーザライセンスの数に 1,000を乗じた数で、最大1,000,000通までしか1日に処理されなくなります。また、メールの最大サイズは25MBまでです。 例えば、送りたいメールに添付されている画像の数が多く、容量が25MBを上回ってしまうとメールは送れません。そのような場合は、外部の画像共有ソリューションを利用するなどで回避策を取る必要があります。 出典:一般的なメールの制限 参照:https://help.salesforce.com/articleView?id=000312442&type=1&mode=1

Salesforceのメール送信制限の例外

Salesforceのメール制限には例外があります。 個々のメールを送信することに制限はありません。また、[メールの送信]を利用して送信した単一メールは5,000通のカウントには入りません。 例えば極端な例ではありますが、とあるフリーランスの方が個人取引先1人1人にメールを送信したい場合、5,000通以上送ることになっても制限は掛かりません。

Salesforceのメール送信制限は引き上げることが可能

個別にSalesforceへ申請することで、Salesforceのメール送信制限は引き上げることが可能です。 申請の審査は厳格で、マーケティング目的で引き上げが承認されることはなく、無期限に制限が引き上げられる可能性もほぼありません。 例えば、サービスの急遽停止により緊急で多数の顧客にSalesforceの機能を使ってメールを送る必要性がある場合、申請すればメール送信制限が引き上げられる可能性があります。

Salesforceのメール機能は受信にも制限がある

Salesforceのメール機能には送信のみならず、受信にも制限があります。 Salesforceへ送信された受信メールの場合はエディションに関わらず、メール本文の切り捨てサイズが32KB、受信したメールごとに作成されたメールアクティビティの最大数が50、添付ファイルの合計最大サイズ25MBの制限がかかります。 例えば、添付ファイルが重すぎて合計30MBにもなるメールがSalesforceに送られてきた場合は、受信に失敗します。 出典:一般的なメールの制限 参照:https://help.salesforce.com/articleView?id=000312442&type=1&mode=1

Salesforceをトライアルで利用している場合のメール制限

Salesforceをトライアルで利用している場合には、セキュリティ面からメールに制限が課されます。 1日ごとに制限がかけられており、各組織がメールを送信できるのは最大で1日50名までであり、SingleEmailMessageを受信できる受信者は最大15名までです。また、リストメールと一括メール送信の受信者は最大10名までであり、ワークフローメールの受信者は最大15名までです。 例えば、トライアルでは1日の間に100名の受信者に対して組織がメールを送信することはできません。1日の間に100名の受信者に対してメールを送りたいのであれば、ProfessionalやEnterpriseなどのエディションを契約する必要があります。 出典:トライアルおよび無償組織におけるメールの制限 参照:https://help.salesforce.com/articleView?id=000337923&type=1&mode=1

Salesforceのメール送信制限を考慮してエディションを選ぼう!

今回は、Salesforceのメールの制限について紹介しました。 メールの送信制限は全体的なものもあればエディション毎の制限、トライアルで使用している場合の制限などが絡んでいるので、よく理解してSalesforceを使用中にメールトラブルが起きないようにしましょう。]]>

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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