この記事の目次
SalesforceのDashboardとは?

SalesforceのDashboardの概要

SalesforceのDashboardの特徴

グラフ
グラフは、関連する複数のデータをビジュアル化したものです。横棒、縦棒、折れ線、図形などの種類があります。 棒グラフは、数値を横方向の長さで表します。距離や時間などを比較するのに適しています。 縦棒グラフは、縦方向の長さで表します。納品までの時間と金額など、相対的な内容を表示するのに適しています。 折れ線グラフは、週単位や4半期単位などの区切りにおいて、データの変化を表示するのに適しています。 円グラフは、複数のグループの合計に対する各グループの割合を表示するのに適しています。 ドーナツグラフは、複数のグループの合計に対する各グループの割合に加え、合計値も表示する場合に適しています。 じょうごグラフは、順位付けられた複数のグループにおいて、グループ間の比率を表示する場合に適しています。 散布図は、複数のグループがそれぞれで集計したデータのうち、有効となる情報を表示する場合に適しています。ゲージ
ゲージは、全体の中で現在どの位置にいるのかを表示する場合に適しています。 見た目は、車の燃料計のようなイメージです。残りの燃料が満タン時に比べてどれくらいの割合なのか、視覚的に把握することができます。 ゲージの使用例は、今期の売上目標に対して、現在の売上はどの程度なのかなど、目標に対しての達成度合いを視覚的に表示する場合に使用します。総計値
総計値は、表示するデータが1つの場合に使用します。 例えば、「合計商談数」の表示、「平均の商談規模」の表示、「成約件数」の表示など、個々のデータの現在の状況を表示する場合に適しています。 これらの総計値を見て、例えば、「合計商談数」に対して「成約件数」が少なければ、提案方法を変えていくなど、素早く対応していくことが可能になります。テーブル
テーブルは、いくつかの条件に対して複数の値をリスト表示する場合に使用します。 例えばテーブルに、個人別の今月売上金額の上位20名を表示させるなど可能です。この場合、表示データは「ユーザー名」と「現在の売上金額」になりまる。20行までならユーザーごとのChatter写真を表示することもできます。 テーブルには、初期値として2つのデータ列が表示されます。カスタマイズすれば、合計列以外に、4つの列を表示することが可能です。Visualforce ページ
Visualforceは、SalesforceをカスタマイズするためのWeb開発フレームワークです。Visualforceを使用して、Salesforceの機能を拡張したり、新しい機能を追加したりすることができます。 SalesforceのDashboardに用意されているコンポーネントでは表示できない情報を表示させるカスタムコンポーネントをVisualforceで作成した場合、SalesforceのDashboardに表示させるのが、Visualforceページです。 Visualforceでの開発は、HTMLやスタイル設定を使用するので、Webアプリケーションを開発したことがある人にとっては比較的馴染みのある方法になります。SalesforceのDashboardの作成方法

レポートの作成
Dashboardのコンポーネントに表示するレポートは事前に作成しておく必要があります。元にできるレポートは、サマリ形式、マトリックス形式、表形式です。 1.レポートタブから「新規レポート」を選択します。 2.レポートタイプを選択します。1つのオブジェクトもしくは、参照しているオブジェクトも含めて、2つのオブジェクトごとのレポートタイプが選択可能です。また、「設定」-「レポートタイプ」において、オリジナルのレポートタイプを設定しておくこともできます。 3.作成するレポートの種類を選択します。Dachboardに表示するためにはサマリ形式、マトリックス形式、表形式のいずれかを選択してください。 4.レポートに表示する項目を選択します。統計値を作成して選択することも可能です。 5.抽出条件、グラフ、詳細表示、強調表示を設定します。 6.「レポート実行」ボタンをクリックするとレポートが作成されます。Dashboardの作成
レポートタブから「新規Dashboard」を選択し、Dashboardを作成していきます。 1.表示させるコンポーネントの種類を決め、コンポーネントを表示させる場所にドラッグ&ドロップします。コンポーネントの種類には、グラフ、ゲージ、総計値、テーブル、Visualforceページがあります。 2.ドラッグ&ドロップしたコンポーネントの位置に、データソースとして、対象のレポートをドラッグ&ドロップします。 3.グラフ形式、X軸、Y軸、凡例など、グラフの詳細を設定します。 4.これでコンポーネントの設定が終わりです。別のコンポーネントを設置する場合は、1に戻って同じ操作を行います。表示させるコンポーネントすべての設定が終われば、「保存」ボタンをクリックします。 1つのDashboardには、20個のコンポーネントを表示することができます。SalesforceのDashboardを活用しよう!

この記事の監修者・著者

-
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
最新の投稿
- 2023年12月6日キャリア・転職システムエンジニアへのキャリアチェンジで必要な資格は?
- 2023年12月6日キャリア・転職キャリアチェンジでエージェントを活用するメリット
- 2023年12月6日キャリア・転職プログラマーへのキャリアチェンジに必要な資格は?
- 2023年12月6日キャリア・転職サーバーエンジニアへのキャリアチェンジで必要な資格は?