2022/06/15

Salesforceユーザへのアクセス権限を付与する「権限セット」についてご紹介

 
  

Salesforceにおける権限セットとは?

権限セットとは、Salesforceにおける様々な機能やオブジェクトデータ等へのアクセス権限の設定情報を、Salesforceユーザへ付与できる機能を指します。 Salesforceユーザへは、「プロファイル」と呼ばれる権限設定を1つ割り当てますが、この権限セットは、そのプロファイルとは別の設定として、かつ1ユーザに対し複数個割り当てできます。 「プロファイルでの設定に追加して権限設定が行える」イメージを持つと良いでしょう。

権限セットの種類

権限セットには、Salesforceのオブジェクトデータ等へのアクセス権限を付与するだけでなく、外部のアプリケーション(パッケージ製品)をインストールした際や、特定の機能を有効化した際に自動で作成されるものもあります。 これらの権限セットでは、独自に設定変更できない部分もあるため、その点には注意しましょう。

権限セットの使用方法

権限セットは、主に””権限セット””の設定ページにて管理します。 この設定画面より、標準機能として既に設定されてるものとは別で独自に権限セットを作成したり、設定情報を変更できます。また、各権限セットの詳細ページ内「割り当ての管理」にて、ユーザへの割り当てもできます。 ※ユーザへの割り当てについては、各ユーザの詳細画面内「権限セット」より、割り当てることもできます。

プロファイルとの併用使用時の挙動

プロファイルと権限セットを共に付与されているユーザにおいて、プロファイル側で””無効””と設定されている機能が、権限セット側で””有効””と設定されている場合は、その機能を使用できるという挙動になります。 例えば、プロファイル側で、Salesforce全体でパスワードの取り扱いについて設定ができる「パスワードポリシー」が無効の状態で、その機能が有効化されている権限セットを割り当てた場合、割り当てたユーザは、パスワードポリシーの設定が可能となります。 権限セットを使用して特定の機能の権限制御を実施する場合は、プロファイル側の設定で””無効””にしつつ、必要なユーザへは、機能を””有効””として設定している権限セットを割り当てるイメージを持つと良いでしょう。

権限セットを活用してユーザへのアクセス権を制御しよう!

今回は、Salesforceにおけるアクセス制御設定の1つである「権限セット」について紹介しました。 Salesforce上へは、日々様々な情報を登録・更新することで情報の一元管理が期待できますが、その中には他の部署やチーム等へは非公開としたい情報があったり、また特定の操作は特定のユーザのみ操作できるようにしたい等の要望が出てくることでしょう。 プロファイルと組み合わせることで、必要な操作やデータの見える範囲をユーザ毎に設定できるこの「権限セット」機能を活用し、それらの要望が実現できるようにしておきましょう。]]>

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この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニア
未経験からITエンジニアへのキャリアチェンジを支援するサイト「キャリアチェンジアカデミー」を運営。これまで4500人以上のITエンジニアを未経験から育成・排出してきました。
・AWS、salesforce、LPICの合計認定資格取得件数:2100以上(2023年6月時点)
・AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞

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